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第5話 胎児と母体の大戦争  親子喧嘩は胎児の時から始まっている


 赤ちゃんは可愛いですよね、赤ちゃんを抱っこしているお母さんも幸せそうです。

でも、生まれる前の胎児って、母体と戦争してるって知ってました?


 胎児はもっと栄養をよこせって、母体にホルモンやら化学物質を送りまくって、ドンドン栄養を運ばせようとするそうです。

 母体としてはそんな無制限に栄養を取られると自分が死んじゃうって、胎児から送られてくるホルモンやら化学物質やらをブロックする物質を出して母体を守る、出産までそんな戦争をずっとやってるそうです。

 そんな戦争の結果が血糖値が上がったり血圧が高くなったり貧血などの妊娠中毒症だったりツワリだったり。

 親子って胎児のころから複雑なんですね。


 ところで、小さい子供は日本では天使、欧米では悪魔と呼ぶとか、日本と欧米では評価が正反対という事には驚かされます。欧米では子どもが悪さをすると、すぐに子どものお尻を叩きますが、それは子どもの中から悪い悪魔を叩き出す。という思想があるからだそうです。

 子どもに対する評価は、日本と欧米では正反対でしたが、そんな日本と欧米の小さい子に対する評価には共通点があるんです。それはどちらも「人外」という事で、お後がよろしいようで。


 大変失礼しました。


ところで、別の話してもいいですか。

 子どもの虐待って話多いですよね、何故ですかね。


 私考えたんですよ。子供が子供を産み育ててるからじゃないかって。

 3世代同居が当たり前だった戦前などでは、育児未経験の親でも、祖母祖父というベテランが同居していてアドバイスされたり手伝ってもらえたので、育児ノイローゼにはなりにくく、子供を虐待する親も今よりはずっと少なかったと思われます。

 最も嫁姑のストレスは酷かったでしょう、女はみんな気が強いのでボスの座をかけた戦いはどこも熾烈でしたから、そのストレスから主に言葉で子供をいじめたというのは多かったと思います。

 ですが、祖母などにばれるような体に痣などが残るような虐待はほとんどなかったと思います。

 幸い今の都市では嫁姑問題はほとんどないのですが、育児未経験の親は、子どもが生まれる前には予想も出来なかった事態にパニックになって、その原因たる自分の子供を排除しようとします。それが虐待であり、育児放棄になります。本当に酷いものです。


 そこで思ったのです。育児免許制度が必要じゃないかって。

 両親ともが育児の理論と実技に合格して育児免許を取得していないと子供を産めないシステム。育児免許無しで産むと税金などで極大なペナルティがあるシステム。

 あらかじめ育児の大変さ、自分の時間が全くなくなる事によるストレス、子どもの夜泣きで夜も寝られなくなり体力と精神が削られるストレス、突然の子供の病気に会社も休めずうろたえるストレス、お金がどんどん減ってゆく心細さなどの様々なストレスの全てを3年間くらい実体験したうえで産むことを決断すれば、育児でパニックになる事もなくなり、虐待も激減すると思うのですが。


 そんな出産に関して、保育所の問題や、いじめも貧困も様々な問題も残る中で、一部の大臣や国会議員の先生の、年金のシステムが持たないから産めとか、国が衰退するから産めという言葉はひどいと思うのです。

 産まれてきた子に親は「老人のための年金保険料を払ってもらうために産んだんだ」というのですか。

 せめて「子供が幸せに育つ社会を作る事が出来たから、あなたが幸せになれると思ったから産みました」と言ってあげるべきです。

 出来ちゃった婚で子ども生むのは、まさに子どもが子供を生むという事です。それは子どもの虐待を生む、最低の行為だと思います。

 

 今回もだいぶ脱線してしまいました。失礼しました。


次回は「第6話 暴走老人  老人が暴走・狂暴化する本当の理由 私も72歳ですが、暴走老人には迷惑しています」を投稿します。

わがまま・頑固・意固地、老人の扱いには本当に困ります。72歳の私も私も暴走老人とは関わりたくはありません。


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