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少年少女の物語  作者: マイペースの劉黎☆
3/4

アートル城にて

毎回短くてすみません。月曜を投稿目安にしてます、私が。まぁ、最後まで見ていって下さい。

 アートル王国の都市、マードにあるディカル城、そこに場違いな2人がいた。言うまでもなく、ライ、レンだった。他の人達は、背が高かったり、肩幅が広かったり、筋肉がムキムキだったりと、強そうに見えるがライとレンは、背は高い方だが周りのせいでどうしても小さく、筋肉がついてないようにも見えてしまう。

みんな(見物人もふくめて)ライとレンを見ながらざわついている。


「レン、強い気の波が近づいている」

「そうだね。・・・ライ、斬りかからないでよ!レイ将軍かもしれないから」

「わかったよ。あーあ、残念」


門から黒馬に乗った人を先頭に、10人ぐらいの人が入ってきた。


「キャー、レイ将軍よ!かっこいい!」

「レイ将軍、信頼してますよ!」

「敵国なんかけちらせ!」


ワー!


キャー!


男性からは信頼の声。女性からは黄色い声が上がっている。


ボソッ

「人気者」

と、ライが独り言を言うと、


「平民上がりだから、貴族と違って平民のことを考えてくださるからあたりまえだよ」


それを聞いた通りすがりの女性が教えてくれた。


「黒馬に乗ってるから、そうとう強いんだね!」

「そうさ。この大陸一かもしれないねぇ~」

「へぇ~。おばさん物知り!」

「ありがと。情報収集は欠かせないからね」


キラッ☆


そう言い残していってしまった。







「はぁ~。・・・ライ、君の演技は相変わらずすごい。女優並だね」

「別に得意なだけだから」


ライはそっぽを向きながら言った。耳が赤くなっている所を見ると照れているのだろう。


談笑をしているうちにどこからともなく浮いたボールが出てきた。(ボールは監視ボールというらしい)


[これより兵士試験を行う]


監視ボールから男性の声が流れてきた。


[何列でもいいので、並んで下さい]


ぞろぞろと全員言われたとおりに並び始めた。


流れに逆らえず、ライとレンは前の方に来てしまった。

並び終えると、前方にあった高さ10メートルぐらいの大きな門からレイ将軍が出てきた。顔は整っており、髪は金色で、丁度結べない長さ。体に無駄な筋肉はなく、足はすらっと長い。見学者の言ったとおりかっこいい。

ライと同じような青い目が特徴的だ。


「第一試験は、俺に剣をぬかせろ」


将軍の声は高くもなく低くもない声だ。


ざわざわ


「そんな簡単なのでいいのか?」

「第一だから簡単なのにしたんだろう」

「・・・なるほど」


ざわざわ


騒ぎの中、ライとレンは目を一度だけ合わせて、また前を見ただけだった。


「どうした、こないのか?」


すると、監視ボールから男性の声がした。


[レイ将軍、言い忘れています。斬りかかれるのは1人ずつ、1人1回。試験をする人は門の中に、他の人は門の外で中を見ないようにして下さい]

「すまん、すまん」


レイ将軍は苦笑いを浮かべた。


「じゃあ、俺から行く」


後ろから野太い声がした。とても大きく、ライとレン以外の人達が負けるかもと思ったほどだった。将軍と比べると親子に見えるくらいその人は大きく、ライとレン以外の人達が負けるかもと思ったほどだった。


[他のみなさんは門の外で・・・やっぱり一列で並んで下さい]


ぞろぞろと兵士希望の人達は一列に並び直した。


全員で5万7232人


ライは最後から2番目。レンは最後に並んだ。


[終わった人も門の外に出て、並んで下さい。用紙を回収しますので]


うわぁぁぁぁぁぁ!


ドォォォォォォン!!


監視ボールの男性が言うと門の中から1番目の人が煤まみれで出てきた。すると2番目の人(1番目の同僚と思われる)が1番目の人に近寄って言った。


「どーした。お前そんなに弱かったのか。雑魚だな」


すると3番目の人(こちらも同僚と思われる)も寄ってきて、


「ま、お前の分この強い俺様達が勝ってきてやるよ!」


あからさまにレイをバカにしていた。


「あれ、絶対貴族よ!」

「ムカツクなぁ」

「あんな奴ボコボコにされちまえ!」


・・・3秒経過



ギャァァァァァァァァァ!!


2度目も、3度目も文字通りボコボコになれて帰ってきた。


[レイ将軍に攻撃された人は失格した人、だそうです]



みんなに人気のレイ将軍。

ライ、レン、レイ。名前が似ていてしょっちゅう間違えてしまう・・・。



元の文


ライ「人気者だね!」(独り言)

女性「平民上がりだから、貴族と違って平民のことを考えてくださるからあたりまえだよ」



いきなりの会話。笑笑

あきらかにおかしい。通りすがりの女性、ライの独り言聞いてたのかよ。笑


もう一つ。

元の文


(皆、門の中にいます。)

[何列でもいいので並んで下さい]

[試験する人は門の中に入って下さい]



気づきましたか?

もともと門の中に居たのに「門の中に入る」はおかしいです。

何回か読み返してようやく気づきました。


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