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少年少女の物語  作者: マイペースの劉黎☆
2/4

9月22日

2話目です。言葉がおかしいこともあります・・・。

 <兵士募集>


  主催:レイ将軍

   日時:9月23日 午前中までに集合


     **この用紙に名前を書き持って来る事**





「どうする。行く?」


パール国14通りに一人の美少女、いや、美少女のような少年が張り紙の前で立ち止まった。

髪はうす黄色で長く、後ろで無造作に束ねられている。優しそうな金色の目は細められており、口には笑みがうかんでいる。簡素な服だがその美貌で上質な服に見えるほどだった。


「いいんじゃない?暇だし」


今度は、少年と同い年の少女が答えた。少女は少年とは逆に美少年のような顔をしている。金色の結んでいても腰までとどく長い髪。いつも考え事をしているような難しい青い目、真一文字に結んだ口。けっして冷たいというわけではない。少女は、これで喜んだ声、顔らしい。


「ここに名前を書くみたいだよ」


ぶら下がった鉛筆をとり、少年・・・いや、

レンは自分の名前と少女・・・ライの名前を書いていく。


「お!お前さんらも兵士になるのか。」


張り紙の近くの居酒屋から短い茶髪の大柄な男が出てきて、


「俺もなんだ。仲間として自己紹介させてもらうよ」


勝手に自己紹介を始めた。



「俺はアキラ。よろしくな、お前ら」

「よろしく」

「よろしくお願いします。あと、お前じゃなくてレンとライです。」


ぶっきらぼうにライが答え、レンは逆に笑みをうかべて愛想良く答えた。


「おい。これもってどこにいけばいい」


張り紙をひらひらさせながら、感情のない声でたずねた。

アキラは少し考えて答えた。


「アートルにいけばいいよ。その国で聞けばわかる。どうせなら、ここ、よってかないか?酒が美味いんだ!そういえばお前らは、どこから来たんだ?どこ出身?そういや飯は食ったのか?・・・・」


そう言いながらアキラが笑顔で振り返って見たのは、ライの頭が痛くなると言わんばかりに顔をしかめてスタスタと歩いてく姿と、そのライを見て慌てるレンの姿。


「あ、ライ!すみません、別のきかいに・・・」


レンはライをおいかけて走っていった。200メートルぐらい離れていたが、すぐ追いついた。


「なんだあいつ。あんな速く走れんのかよ。バケモンだ・・・」


それを見たアキラは呆然とその場に立ちつくしていた。



***



その居酒屋の上で少年と少女の2人が、3人のやり取りを聞いていた。

少年はこげ茶で短髪だがあちこちにはねている。少女もこげ茶で肩までの長さで癖が激しく、外側に毛先がはねている。

2人はこの場に不釣り合いな、黒、白、真紅のグレース帝国の礼服を着ていた。

会議などの大切な所から抜け出したのだろう。


「なぁ、あの2人もしかしなくてもライとレンじゃないか?」

「んー。そう言われば似てる気がするけど・・・、どうだろう?」

「・・・よし!あの2人、帝王に報告しないと!仲間に入れた方がいいって!」

「ナイスアイディア!仲間になってから調べればいいし・・・」


謎の少年少女はそんなやり取りをし、悪魔だって逃げたくなる様な笑みを浮かべた。




誤字があれば言ってくれると嬉しいです。コメントや評価もよろしくお願いします。


最初設定したライとレイの会話


レイ「どうする?行く?」

ライ「・・・」

レイ「暇って・・・。そんなに暇してるの?」

ライ「・・・」

レイ「ああ、最近良いドラマしないもんね」



ライが何も言ってないのに会話が成り立っている。おかしい。


っていう設定でした。

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