【プロットタイプ】後遺症
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
治らないな。本当に。
あぁ、もう、本当に。
生きていたくない。何処にも行きたくない。そう思ってしまうのは、どうにも私の性であるらしい。それ故に今からどうにもする事は出来ず、一生向き合い続けなくてはならないと思っている。
……あぁ、何処までがパワハラで、何処までがモラハラなんだっけ?
今はもう過ぎた話であるが、些細な事でも私のせいにする上司がいた。誤字も、作業の遅さも、何かしらの、全てのミスを私に押し付ける上司がいた。
その度に、チクチクと、小言を言われた。
――あーあ、書類届いちゃったよ。
――アンタのせいだよ〜。
――この誤字気づいた? 気づいたなら直して欲しいんだよ。
どうにもそのせいか、その後遺症のせいか、精神を病んで、寛解しても、まだ定期的に私を詰るのである。全てお前のせいなのだと。全部お前が請け負えば丸く収まると。
それが何よりも嫌で、兎に角嫌で、けれども何処か、諦めてる私がいて。
私が抵抗しなければ、私が何も言わなければ、もうそれで良いのかなって。これが世界の平均で、それから逸脱しているのが私なのかなって。
だから異様な程に、心の何処かで『最初に指示したのは貴方だよね?』『私はそれ以上は請け負ってないから』『私は指示を受けてないから』というのが恐らく口癖になっているのだろう。
必死になって、生きようとしていて、生き抜く為に、これ以上傷付かない為に、最大の手筈を組んで、それで抱え込み過ぎて。あぁ。
「疲れたなぁ」
ふと振り返ると、鏡花がぐったりと横になっていた。月半ば丁度。どうにもこの時期は厄日に当たることが多いらしく、へばった様に体調を崩す事が多い。
俺は冷蔵庫から茶を注ぎ、倒れ込んだ鏡花に近付ける。
「飲むか?」
「あー……うん」
その目には、口には、底知れない闇があった。底なし沼の様にどす黒い目も、今にも叫び出しそうに震える口も、彼奴がしんどいと心から訴えてるものであった。
「パワハラって、モラハラって何処までがそうなんだっけ?」
「相手が苦痛に感じた時点。だから俺のお前に対する扱いは、人が見たらモラハラ。嫌なら殺す気で殴って良い。お前にはその権利がある」
精神障害って、基本完治しない。
なっても寛解。とは前に話した通り。
だからまぁ些細な事でもぶり返す。
パワハラとか、モラハラとか、DVもそうか。
受け続けるとさ、なんて言うか、
それが普通
になるのね。
些細なことでも自分のせいにされるって思ってるし、
反抗したら殴られるって思ってるし、怒鳴られるって思ってる。
もうね、それに本当に疲れちゃって、本当にそれが嫌なのに、反抗できないの。
反抗する気力がないから『もういいよ』ってどっかに思ってる。
反抗するとしたら、一発でケリを付ける為に、刃物持ち出そうとするの。刃物ってか、凶器か。
何か確実に強いもので、これ以上酷くならないように、兎に角過剰な防衛を組もうとするの。
そして過剰な程に、
『それは私の責任じゃないから。アンタから言われてないから』
って境界線を引くの。
それが緩むと、優しさでも甘さでも、『アンタのせい』って言われるから。
これがメンヘラの心理。
刃物持ち出すのは、こういう心理。
まだ人に向けたことはないけど。
一度でも境界線を踏み躙られると、人間ってそうなっちゃうんじゃない?
もうなんもやりたくない。




