表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君の声が聞こえる場所 ――深夜ラジオに届いた手紙は、声を失った男からだった 声がなくても、届く言葉がある。沈黙にも、愛がある。

作者:かーすけ
最新エピソード掲載日:2026/04/08
声を失った男性との純愛。
深夜ラジオ『音の縁側』を担当するディレクター・藤沢彩、三十二歳。
ある日から、番組に毎週手紙を送ってくる男性リスナーがいる。
声よりも先に届く準備の音が好きだと書く。音が消えた夜に、番組の沈黙が聞こえたと書く。その言葉は、彩が長いあいだ忘れていた場所に、静かに触れてきた。
ある深夜、局のロビーに現れた男が手紙を差し出した。スマートフォンの画面には短い文字。
「神田諒です。迷惑でしたか」
彼は声を失っていた。二年前の事故で。
言葉を持ちながら、声を持たない男。
声を扱いながら、大切なことを言えずにいた女。
代々木公園のベンチで、手紙と沈黙と、短い言葉の交換が重なるたびに、二人の距離は静かに縮まっていく。
声のない愛が届くまでの、静かな物語。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ