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【完結】雇われ勇者の薬草農園 ~チートスキルで薬草栽培始めます~【祝17万PV達成】  作者: 近衛 愛
第1章 初めての異世界探索 雇われ勇者のニート生活脱出編
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【雇用№005】雇われ勇者 魔法のコードを解析

 宿屋で早い夕食を食べたら、部屋に戻って魔法について考察してみた。


 魔法とは、呪文によって、魔素をコントロールし、方向性を指定して、マジックワードによって現世に発言するというものである。ちなみにこのマジックプログラミングではどのようにコードされるのだろうか?


「ステータスオープン。ユーザーインターフェース召喚!!」


ノートパソコンらしきものが召喚される。


 なるほどこれを使用して、マジックプログラミングをするわけか。仮にもプログラミングの名前がついているわけだし、文字コードを延々と打っていく必要があるのだろう。


「スキル:マジックプログラミング」


「なるほどね。マイク○ソフトのエク○ルのVBBと同じようなものか。では、一旦今日覚えた、水球の魔法を記録してみよう。」


『記録』ボタンをポチッと。

 

そして、呪文を唱える。

『万物の根源たる愛しき水よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の飲み水を与えよ。ミネラルウォーター』

『記録終了』をポチットな。


 マジックプログラミングの画面を開き、追加されているマジック標準コードにある「ミネラルウォーター」のファイルを開く。


 へー魔法はこういうコードで記載されるわけか。なぜにアルファベットと日本語の並列表記か、やっぱり使いやすさの問題かね。ふむふむ、なるほどね。変数を定義し、魔素を大気中から集め一定量発動に必要な魔素を集めたら、属性と形状を指定する。その後に操作性とスピードを持たせるわけか。ということは、呪文の詠唱の文章も、最後の発言のマジックワードも結論的には、本人がどういうものかわかれば何でもよいということになるわけか。


ふむふむふむ。


おっ、メモ書きもコード内に出来るみたいだな。これで直覚えの問題もひとまず解決だな。コード作成のファイルでメモだけのものを作ればいいわけだし、ラッキーだわ。


 こんな長い呪文とワードは恥ずかしいし、時間かかるのでNGだわ。コードをコピーして新しい呪文を作ってしまおう。範囲選択して、『CTRT+C』を押してコピー。


 貼り付けたい場所をクリックして、『CTRT+Ⅴ』で貼付けと。うん、ショートカットキーも問題なく使えるな。これがないと作業の手順が増えて時間がかかってしょうがないし。


あとは、呪文の発動スペルを変更してっと……

『水球よ。ウォータ』このくらいの短さが適当だろうね。この程度の変更なら、にわかプログラマーの僕でも大丈夫だわ。


 あとは、風、土、火の魔法も取得して、解析すれば、結構魔法をいじれるようになるぞ。

 3日後、残りの魔法をチルより学んだ。

 

 火は『万物のエネルギーの素たる命の炎よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の種火を与えよ。ポケットライター』で、ろうそく並の火


 風は『万物の澱みを清めし風よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の清風を与えよ。センプウキ』で葉がそよそよとたなびくほどの風。


 土は、『万物の恵の要たる土よ。女神フェリシアの名の元にわが前に少量の土を与えよ。トッカン』


なんだろうね。所どころで、日本の風物詩を思わせるワードに聞こえるのは翻訳の間違いだろうか?


火は、『灯よ。ファイア』

風は、『弱風よ。ウィンド』

土は、『耕せ土よ。アース』に変更した。


 いやだってさ、神に祈る必要とかないし、家は一応仏教だけど、僕自身は無宗教だしね。手間なことをするよりかは、早く出来る方を選択しますよ。


 午前中などは、外に出て、スライムを倒してみたり、役所にいって、地図の確認もしたりしていた。どうも印刷の文化もなく、全て手書きでしている世界のようだ。


ユーザーインターフェース召喚についても色々とわかったことがある。


 ノートパソコンを召喚する以外にも、カスタマイズして作成したウィンドウを表示する機能もあり、今はスマホサイズにして、「記録」と「記録終了」のボタンのみ押せる状態にしてある。

これだと常時展開していても邪魔にならないし、基本、僕意外には見えないみたいのようだ。


そして、スキルの魔素感知が結構いい仕事をしてくれるのはわかった。ユーザーインターフェースなしで、発動すると、ぼんやり紫色の粉末?気体みたいなものが空中を漂っているのがわかる。魔法を発動するときは、この魔素が起点に集約されて、発動していた。人間にも魔素があることもわかった。


 頭の脳の箇所に魔素が一番多くあり、まれに手や足にまで浸透している人もいた。チルなんかは、脳に少しだけ魔素があり、発動の時に、指先に移動し、発動の制御を行っているようにみえた。移動した分の量を観測すると、全体の約1/5より大きい量が移動しており、5回目が発動しないことがわかる。


 次の日になると魔素は回復しており、元のサイズに戻っていた。どうも時間経過か睡眠、食事などによって回復しているとみられる。


 えっ、僕の魔力?自分自体が見れないのに見れるわけはないでしょう?どっかの戦闘民族みたいに、あいつの魔力は10だとかわかりませんでしたよ。


 魔物のスライムは、魔石のところが一番濃くて、体中に満遍なく魔素が充満しているようだ。


 少しずつわかることがあり、そして少しずつなくなっているものがある。そう生活費だ。やることはやっている。でもそれは、勉強であったり調査であったりだ。


 ……仕事としては、まだ何もしていない……


お読み頂きありがとうございます。


少しでも面白い、続きが読みたいと思いましたら、

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ぜひ、応援お願いします。


リュウを地球に一刻も早く愛ちゃんのとこへ戻すために皆さんのパワーをお貸しください。

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