【雇用№021】雇われ勇者 転送ゲートのコードは?いずこ?
おはようございます。
今日も朝から天気よく、色々やってましたら、定時の更新タイムを過ぎちゃいました。
なんと、嬉しいことにブックマークが増え、評価の方もして頂けたようです。
ありがとうございます。
この雇われ勇者の物語は、大賞に応募すべく、書き始めたのがきっかけとなります。
なので、当初の目標は7万文字のストーリーの作成を目指してました。
ようや折り返し地点をすぎ、55000文字に到達。目標の終わりが見えてきました。
物語の方はというと、序盤も序盤まったく話が進んでない状態となります。
毎日投稿読んでもらい感謝です。
目に見える形で読者の皆さんが増えていくことでやる気が上昇してきます。
では、次話をお楽しみください。
ようやく今日という長い一日が終わりに近づいてきた。長いというよりは、実際はものすごいスピードで流れていき、色々なことが判明した一日であった。
「は~~やっと家に帰れたよ。お腹空いたわ。今回の片づけはなぜか打ち上げなかったし。宿にも泊まってないから、夜食もないわ。もう、今日は疲れたし、携帯食でも食べて終わらせよう。」
王から頂いた携帯食を取り出しほおばる。
「うわ、まずい、ぼそぼそするし、味もそっけもない。これが保存食だと食べる気も、旅に出る気もうせるよ。は~~~、こういう時はあれだよな。 ラノベ的、なろう的、異世界転生ものだと、食が悪いと自分で色々作っちゃおうって形になるんだよね。 誰かそんな転生者か転移者この世界にもいないもんですかね?僕にはとてもじゃないけど、美味しいマヨネーズや揚げ物の作り方もわからんしな。こんなことなら、もっと自炊しとけばよかったよ。男の一人暮らしなんて、外食かカップラーメンか冷凍食品をレンジでチンして終わりの簡単調理だよ。こうなると、料理の上手な奥さんがいてくれると嬉しいよな。この世界も香辛料とかはそれほど普及してないみたいだし、宿の食事もまずくはないけどしょうもなかったし……は~~~、日本食が懐かしい。」
激動の一日を終えたリュウは軽いホームシックにかかっていた。
「なんかもう、魔王倒す前にやる気がめっきり減ってきたよ。なんでこんな所で、給料も払わない、女神や王のために仕事してるんだろう?帰りたいわ~~~。あ~~~そういえば忘れてた。マジックプログラミングの『記録』しっぱなしだったわ。『終了』押す前に念のために、転送ゲートの歪の状況を見ておかないと」
やる気がなくなりながらも健気に自分のやることを見つけてやってしまう性分のようです。家を出て、夜の空を見上げると、透き通るような綺麗な夜空がありました。地球とは違い大気汚染もなく、空を見上げれば綺麗な星がくっきりと見えます。天然のプラネタリウムに思わず感動してしまいます。
「あ~綺麗だな。でも、出来れば、彼女の愛ちゃんと二人でみたかったな。元気にしているかな?」
感傷にふけた後、王の城の上空をみて、歪がないことを確認します。
「よし、ゲートは閉じている。これにてマジックプログラミングの記録は『終了』っと。さて、肝心のコードはどうなっているかな?」
興味本位にユーザーインターフェースを開き、今日記録した一日分のコードを見ます。
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そのコードの長さを見て、リュウは唖然としました。
やばい。一日分のコードが多すぎる。なんでこんなに沢山あるんだよ。スクロールするバーがエク●ルの最終行がおかしくなった時みたいに、黒いチョボの線みたいになっているじゃないか。
「がっくりだよ。がっくり。せっかく転送ゲートの魔法を使えるようになるかもしれなかったのに。色んな所にルー●したり、瞬間移動出来たりしたかもしないのに。ほんとがっかりだよ。俺のはかない期待と希望を返せ。」
とあまりに膨大な量のコードを前にして、魔族との闘いの疲労もあっって一人で盛大に愚痴をこぼしていました。
「は~時間を見て、少しずつ解析していくしかないか。とりあえずこれは、名前『転送ゲートの解析用(仮)』に名前を変えて保存しておこう。でも、これどうなんだ?もし、これをユーザーインターフェースで起動したら……」
なんかよくないことが起こりそうな予感がして、背筋がぞくっとしました。
「やめやめ、今日は疲れたもう寝よう。明日はエルザさんと、モニカちゃんにチルも来るだろうし、早く寝て、早く起きないと。もし、朝寝坊して、初っ端から遅刻してくるこんな上司や仲間ヤダとか言われたら、落ち込んじゃうし。」
とぼやきながら家に入り、就寝するのであった。
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