【雇用№013】雇われ勇者 農地拡大につき人を雇う
ちょくちょく見直して修正をかけております。
魔法のヒートビームをヒートショックに変更しました。6/1
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役所について、受付嬢エルザさんに声をかける。
「エルザさ~ん。おはようございます」
「リュウ君、今日も元気いいね。そういう子好きだよ。で、今日は何の用事かな?」
「それはですね。以前購入した土地では足りなくなったので、隣の土地も購入したく、ご相談にきました。それと、農地を広げると一人では厳しくなるので、人を雇おうかと思いまして」
「へ~家庭菜園で足りなくなることはないと思うけど。なんか商売でもやってる感じなのかな?お姉さんに話してみ(^▽^)あと雇う子の好みのタイプもね。」
「へへへへ~~ここだけのお話ですよ。姉御。ちょっとお耳を拝借して。」
(エルザさんの髪の香りすんごくいいな~。こんなに近くでお話するとくらくらしちゃうわ。おっと危ない危ない)
「畑で薬草育てたんですが、栽培が上手くいって、ポーションをガンツさんとこに卸す形で、生計が立てられそうなんですよ。んで好みの子はですね。元気がよくって、誠実に働いてくれて、魔法が少しでもよいから使える子がよいですね。」
「そっ、そっ、そうなんだ……お姉さんびっくりしちゃった。薬草は栽培している人いないから、役所の仕事掲示板で採取のお願いだしてるんだけど。それも必要なくなるのかもね。うん、リュウ君いい仕事しているね。ポーションが安定して、供給されると、傷病人が少なくなって助かるよ。そうね募集だけど、役所や知り合いに声かけてみるね。後、掲示板にも張り出しておく?元気な子が来るといいわね。後、農地だったわね。お宅の隣の土地はと……うん、大丈夫ね。誰も取得してないし、価格は300万ループね。貸出だと、月3万ループね。どうする?」
「そんな大金はありませんので、貸出でお願いします」
『プーツ、プーツツ、プーッツ
緊急警報発令。緊急警報発令。
城上空にて、登録されていな転送ゲートの歪が発生。
民間人は至急屋内に避難。冒険者、戦闘員は、緊急事項特例に基づき、役所の指揮下に入ります。
屋外にでて指示あるまで待機。・・・』
「また、リュウ君が来ている時に魔族の襲来が起こるわね。終わったら、また片づけ作業手伝って頂戴ね。」
「はい、了解です。では、民間人の避難誘導に行ってきます。」
「魔猪倒せるからって気をつけていくのよ。命は一つしかないんだから。」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今回も城の上空にゲートが表れて、そこから、魔族がはい出してきた。今回は気持ちにも余裕があるし、出来ることをやっていくぞ。まずは、魔素感知で転送ゲートをサーチ。
転送ゲート:900,000
魔族:インプ:200*40体
デーモン:500*20体
もしかして、このゲート自体が定期的なことをみると、装置か魔法での可能性がある。マジックプログラミング:『記録』開始・・・。
これでゲートが閉じたら、終了ボタンを押そう。その間に魔法がいっぱい飛び交うと、どれがどのコードかわからなくなりそうだけど。転送ゲートの解析の方が優先だしね、多少コードが複雑になる分にはしょうがない。
もしかしたら、ゲート魔法使えるようになるかもしれないし。よし、準備は整った。装備してないし、防具が欲しいけど、家までは遠いし。長刀は一応標準装備で背中に担いでいるし、帰りがけに武器屋に行ってみてこよう。
さて、まずは空中にいるうちに盛大に花火をあげてみようかな???あれちょっとまずいかも。あんまり盛大にやると後で詮索されるし、城の人までに詮索されると僕がいるのがばれてしまう。
今後のためにも、ひっそりとやるのがよさそうだよね。もちろん、人の命優先で、なるべくひっそりと、こっそりとばれないように仕留めていく。となるとあんまり派手な魔法はNGで、地味で殺傷性のあるものでいこう。ひとまず、こっちに飛んできたインプを撃墜だ。
「ヒートショック(熱線)」
赤い炎の細いラインがインプの心臓付近を貫いていく。
「ひぎゅっ」
『ガタン』
「いっちょあがりと。割とインプなら、これでも行けるな。でも貫通性が高すぎて、空中方向でしか発射出来そうにないね。」
おっ、2匹目発見。お次は
『ストーンパレット』
矢じりのような石が空中に生成され、インプめがけて飛んでいく。
『ガン』
「ひぎゅっ」
『ガタン』
石にあたったインプが衝撃で後方にふっとび、地面に転がっていく。
「ひぎゅっ、ひぎゅっ」
まだ、息があるのか、長刀で首当たりを「バスっ」と切断する。インプ相手でも、ものすごい切れ味だな。精霊樹の長刀。この前、練習で木にあてたときは、枝すらも切断できなかったんだが。そのときは、打撃で折った感じだし。もしかすると、精霊樹で作ったものは魔族に対し、特別な効果があるのかもしれないな。
「きゃ~~~。おっお母さんが魔物にやられちゃう。」
まずい、早くいかないと。
『疾走』
身体全体に風の加護が加わり、スピードが倍になって、走っていく。
そこには、わが子を守るようにかばう女性の姿が……魔物の爪により肩から血がでている。意識を失っているのか倒れている。
「これはまずいぞ、早く手当をしないと……手持ちのポーションは売却してない青ポーション3つのみ。まずはこれ一個をぶっかけて、様子を見る。これでどうだ。」
お母さんの肩にポーションをかける。傷口はふさがっているが、気絶したままのようだ。
「ほっ、これで大丈夫か。おっとまずい。魔族?これがデーモンか?」
インプよりでかい体に鋭い牙と、鋭利な爪がある。
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