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序盤

20xx年

ー大手企業○億詐欺により倒産、犯人未だに捕まらずー

都会の横断歩道を渡りながらスマホに映るそんな内容の記事を眺めた。

もう復讐は終わったんだ。やり残したことはないはずだ。これで自首でも自殺するでもなんでもいいや。

女はそんなことを思いながらフラフラしていた。

瞬間だった。あっという間だった。

キキー‼︎ガシャ!ドサッ

女は車にひかれた。

ー本当に後悔はないの?もしあるのなら大切な人達のことを考えて人を助ければいいー

最後に頭に浮かんだのはそんな言葉と女性だった。


ー朝ー

目を開けると天井が見えた。

さっきのは夢?と起き上がり辺りを見渡した。見るからに貴族のお嬢様が住んでいそうな部屋で手をみたらぐっしょりと汗をかいていた。

よろめきながらベッドから降りると鏡が横にあり、自分の姿に驚愕した。

「誰…そうだった私はカレンよ。じゃあさっきのは?」

鏡に写ったのは十代後半だろうか、白い髪に紫の目、キャミソールのようなドレスのようなのを着ていた。

ぐわんぐわんと頭が痛い。二つの記憶が混じって情報が追いつかないのだ。

「私は○○…じゃあこれは夢?違うわこっちが現実」

頭が痛くてさっきのが現実なのかこっちが現実なのか判別がつかなかったので思いっきり自分を叩いてみた。手が赤くなって痛くてさっきより目が覚めた気がした。

「今はカレンでさっきの前世が○○…。」

理解した途端。呆然とした。ありえない。こんなことあっていいのか。鏡にいる自分を見ながらそう思った。

「い…今の自分の記憶とは出来る限り別にしよう。」そうして覚えてる限り混ざり合った記憶を思い出した。

私、カレンは今年で18歳で家族は父、母、弟の4人家族。執事やメイドなどの召使いがいて、公爵家である。

我ながらにめちゃめちゃいい地位にいるなと思った。

次に前世の記憶だ。これは曖昧だった。大学生で交通事故に遭った。そして誰なのか思い出せないが女性の顔。大切な人だった気がするのだが…

そして、多分復讐だったのかな…私は大手企業を騙して倒産させた詐欺師だった。

「あれだよね…きっと天罰だったんだ。あの人の望まないことをやったから。」

あの人とは思い出せないが、さっきの女性だろう。顔は思い出せないが言葉は思い出せる。なぜか知らんが。交通事故にあった直前に頭に浮かんだ言葉だ。あれはあの女性が言ったんだ。大切な人達を人を助けなさいと。

今世まで持ち込んだんだ。よっぽど私の中で成し遂げなければならなかったはずの言葉だ。

「よし、とりあえず今の世界のことを調べよう」

考えがまとまったら行動は早かった。

いざ部屋を出て本のあるところや外に行こうとしたらー

ガチャ

「お嬢様、そろそろ朝ご飯になります。身支度を整えましょう」

メイドが入ってきた。

そうだったよ。今の私の姿じゃ外にも行けないじゃん。急ぎすぎたよ。

「お願いします」

とお辞儀をついしてしまった。

「お嬢様、私たち召使にお辞儀などもったいないですわ」

と少し困らせてしまった。

そうでしたわ!と思わず心の中で叫んでしまった。

身支度を整え、朝食をとって王都の図書館に行った。

やっぱり特定の貴族と王族だけ入れる所なだけあってめちゃめちゃデカくて首がもげるかと思った。

イテテ…

まずは今の世界の現状、政治とかそういうのからだ。

カレンは本を片っ端から手に取り、読みまくった。


すのうです!初めて小説を書いたので温かい目で見ていただければと思います〜(*´꒳`*)

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