第7章 第4の誘拐事件
そして次の日、第4の事件が起きたのは3日後の事であった。
「やぁ涼香ちゃん、君たちが友達?。」
「うん。」
「どうして児童館に来ているの?。」
「実はね、涼香ちゃん大変だよ、お母さんが病気で迎えに来てくれと言われたんだ。」
「えっ、ママが。」
「さぁ、車に乗って。」
「うん。」
若い男は、涼香を車に乗せ走り去った。
「さっき迎えに来た人は誰なのかしら。」
「涼香ちゃんの親戚の人だって。」
「親戚?か。」
その迎えが、事件が発覚したのは翌日の事だ、小森班は児童捜索として捜査を始めた。
有森は、地区の住民に聞き込みをした。
「そこの、平瀬さんをご存知ですか。」
「ええ、子供が友達だもんで。」
「はぁ、そうですか、最近変わったことはありませんか?。」
「さぁ、あ、そう言えば涼香ちゃん学校と児童館お休みしているそうですけど。」
有森は早速、児童館に行って見ることにしました。
「涼香ちゃんは先週の水曜日にお休みしているんです。」
「水曜日から、欠席の理由は。」
「父親の用事で休むって言ってましたけど。」
「涼香ちゃんに何か、実は私も気になっていたんです。」
「は。」
「あの、どうかしたんですか、野川先生。」
「ああ、倉木先生、警察の方が涼香ちゃんを捜索しているんです。」
「行方不明、実は3日前に最後だったから。」
「ええ2週間前の火曜日だったかしら、涼香ちゃんの親戚が迎えに来たんです。」
「ほお、どんな男でした。」
「野川先生、気が付かなかったか。」
「さぁ、30-50代の男でした。」
「うん。」
後の調べで2週間前に児童館に涼香ちゃんの50代の親戚の男の人が迎えに来たと判明した。
「児童館に50代の男が迎えに来た。」
「ええ、涼香ちゃんの親戚だと言って迎えに来たんですが、直後に慌てて逃げて行ったと。」
「とにかく、少女の命を優先し聞き込みを続けてくれ。」
「了解。」
小森班の刑事たちは、聞き込みをしたが涼香ちゃんは見つからなかった。