第3章 誘拐
そして、事件発生 犯人は何の目的なのか
子供たちは、もうすぐ夏休みになると遊びに行く事も多くなるのだ。この日、終業式の日に終えた小学生は、帰宅をしていた。
「じゃあね。」
「バイバーイ。」
今日は、秋元裕一と友人と一緒に下校の後、近くの空き地で遊びに行っていた。
「わーい。」
「待てーッ。」
「やーい、こっちだよ。」
友人と遊んでいると、そこには見知らぬ人が裕一君に訪ねてきたのは50代の男である。
「ねぇ君、裕一君かな。」
「うん、おじさん誰?。」
「実はね、おじさんはねお父さんの事で来たんだけど。」
「パパがどうかしたの?。」
「大変だよ、お父さんが作業中に大けがをして病院に来てくれと言われてね、迎えに来たんだ。」
「えっ、パパが!!。」
「とにかく、おじさんの車に乗って。」
「うん。」
そこへ、武男と隆行がその男に行った。
「ねぇおじさん、その人お父さんの知り合い。」
「うん今お父さんが病院にいるから、迎えに来てくれって頼まれてるんだ。」
「うん、じゃあね。」
そう言って、男は裕一をT12オースターに乗せ、走り去った。
「あの人、本当に知合いかな?。」
「うん。」
これが事件の発端だった、男は裕一を連れて病院に行ったかに見えた、数分後母親が友人の家に訪ねてきたのは午後4時ごろだった。
「裕一、裕一、帰って来て。」
「どうしたんですか。」
「ねぇ武雄ちゃん、裕一知らない。」
「うん、そう言えば遊んでいると見かけない男が来たけど。」
「えっ、それ本当。」
「うん、何かお父さんが病院へ運ばれたとか言って車に乗せていったよ。」
「えっ、それ本当。」
「うん、隆行、車覚えている。」
「そうだ、車は白のオースターに乗ってた。」
「えっ、それ本当。」
「うん。」
裕一の母と友人は交番へ行き、裕一の捜索願を出し、裕一の捜索をした。
「裕一、裕一。」
「裕一。」
母と友人たちは、裕一の捜索をしたが病院に言った形跡はなかった、その後裕一の家に一本の電話が入った。
「子供は預かった、子供の命が欲しければ1千万円を用意しろ。」
「えっ、裕一が。」
「いいか、1千万だ、用意しなければ命はないぞ。」
「ええ、一千万。」
そして、事件は起きた。
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