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第1章 ミニパトの女

「この通りに駐車中の車の運転手さん、ここは駐車禁止です、車の移動をお願いします。」


と、ミニパトのマイクで車の移動を促す。


彼女の名前は、有森雅子。


新宿中央警察署交通課・交通執行係の女性警察官である、ミニパトを止めるとライトブルーのFC3Sとシルバーの130クラウンが止めていた。


「ここは駐車禁止なのに、どうして止めるのかな。」


と、有森はチョークで駐車した時間を書いていると、その時。


ブロロロ、キキィーッ!。


と、黄色のホンダ・プレリュードが駐車してきたのだ。


ピピィーッ!


「そこは駐車禁止です。」


「ああすいません。」


「早く車を移動しなさい。」


と、プレリュードは走り去っていった。


「あれ、このブルーバード。」


と、有森は1台の赤いU12ブルーバードハードトップに目を付けた。


ジリリリリリリリリリ


と、非常ベルが鳴った。


「キャーッ!。」


「銀行強盗だ。」


と、2人の男はブルーバードに乗って逃げるのです。


「おい、逃げるぞ。」


「ああ。」


ピィーッ!


と、有森は警笛を吹いた。


「コラー、そこのブルーバード、一方通行逆走。」


有森は小松巡査と一緒にブルーバードを追いかけた。


「あのブルーバードを追って。」


「どうしたんです。」


「銀行強盗よ。」


「何ですって。」


有森と小松巡査はミニパトに乗って、赤いブルーバードを追跡を開始した。


ファオン、ファオン、ファオン


と、サイレンを鳴らしミニパトは爆走した。


「こちら新宿中央ミニパト3号、明和銀行新宿支店で強盗事件発生、現在追跡中。」


と、小松巡査は無線で連絡した。


「しつけいな、あのミニパトは。」


「よし、俺がつぶしてやるぜ。」


男は、後部座席でコルト・ガバメントで撃ちまくった。


バキューン、バキューン。


有森と小松のミニパトはピストルの弾を避けた。


「うわぁぁぁ。」


ブルーバードはガードレールにぶつけ、河川敷に転落した。


「イテテて、何だあの婦警は。」


有森は、ブルーバードを運転していた男に声を掛けた。


「免許証、見せて下さい。」


「くそー。」


「一方通行逆走と速度超過と信号無視ね」


と、1人の男はガバメントを有森に抜けた。


「どけー。」


「動くな、警察よ。」


と、男は手を挙げた。


「アハハハ。」


2人は署に連行した。


次の日、交通課長から有森に異動の内示を知らせに来た。


「有森、異動の内示だ。」


「えっ、異動。」


「有森雅子、警視庁巡査部長に任命する、及び警視庁捜査一課の異動を命ずる。」


「えっ、私が捜査一課に。」


「うん、有森と小松が逮捕したのは連続強盗傷害犯だったそうだ。」


有森は、交通課から警視庁捜査一課に異動する事になった。

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