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異世界のお姫様との付き合い方  作者: スペアタイムマン
7/9

1日の終わりとチキチキ!!なぜなに現代異世界クエッション!! 前編

最初の一日がようやく終了

ただいまーという声が下の階から響いてくる。

俺はフィリアに親に君のことを伝えるのは非常にマズイ事を説明し

取り敢えずフィリアには家族と接触しないように言った。

俺はそのあとはフィリアの話の聞き役に徹した。そっちの方がお互いの為になると思ったし

先ずは彼女の状況をよく知らねばならない、彼女が転移してきた事による追手の可能性や精霊術とは一体何かまだまだフィリアの情報は断片的であり、少なくとも彼女は追われながらも転移してきてからそう長い時間はたっていないことがわかる。だから彼女に根掘り葉掘りという訳ではないが詳しく聞くのは明日にしよう。フィリアが語ったのはまずは逃げてきた時に一緒にいたファラという女性、フィリアの侍女であり彼女の母親のような女性だったそうだ。ファラは世界にたった数人しかいない転移精霊との契約者であったらしい、世界に数人しかいないという事は王国にまだ転移精霊術師がいるのかどうかがまず気になった。

フィリアが言うには少なくとも転移精霊と契約していたのは人間では巫女アクレシアとその血縁の4代程前の

女王のみだったという。

少な!!ファラっていう人凄すぎね?世界の規模がどれだけかはわからないが

少なくとも過去に前例が多少あった程度の能力者とかどんだけだよ。それが侍女という立場にいた事やフィリアの世話係だっただなんて少し仕組まれているのではないかと言う疑問すら湧いてくるだがそれをフィリアに言ったら俺は幻滅されるだろう。フィリアにとっては母親のような存在で命懸けでフィリアをこちらの世界に逃がした人だ、そこを疑うのはフィリアにとって失礼なのもいいところだろう。

フィリアからはこの日本という国について少しだが聞かれた。

おおざっぱだがこの国の文化を知りたいと言うので取り敢えずはこう俺は語った。

この国は物語でしか見られないような物を様々な物で再現もしくはそれに近い形で表現する事に長けた国である。まあ間違ってはいないよな?

この世界には精霊もましてはそれと共に行使する精霊術のような物は御伽噺か神話の英雄譚にしか出てきたりはしない。だがだからこそ人はそれを追い求めるし手に入れたいのだろう。

だが今ここに目の前に人々が渇望して止まなかった非現実そう思える存在がいる。

いつだったか諦めざる得なかった。異世界、幻想、そんな物は本の中やアニメの中にしかいない存在だと

フィリアに俺はそれをあまり多くは語らずあっさり目だが語り、

親の目を盗みフィリアをトイレに行かしてから俺は寝袋にフィリアは俺が何時も使っているベッドに寝かせた。

最初はフィリアが自分が寝袋の方に入ると言っていたが流石に俺もそれを譲らなかった。

少女を寝袋とはいえ床に寝かせるとか罪悪感で死ぬわ

まあそんなわけで就寝である

明日は本格的な質問をしようそう思い俺は瞼を閉じ電気を消して眠りについた





何かに揺り起こされた。

目を開けると涙で目を赤く腫れさせたフィリアの姿どうしたのだと聞くと


「隼人さん・・勇者が追いかけて来て捕まってしまう夢を見てしまい怖くて・・怖くて眠れないのです・・

すいません一緒に寝てもらえませんか?ファラにもそうして貰うと何時も怖い夢は見なかったですから」


「ああ・・・わかったほれ・・フィリアが寝付くまで起きててやるからさほら布団かけるぞ」


「ありがと・・ございます」


俺の顔を見て安堵したような表情を見せ俺の胸元に頭を付け包まるようにフィリアは眠った。


「そうだよな怖くなかったはずがないよな・・・」


俺はフィリアの頭をそっと撫でてからまた眠りについた。







俺は自分の胸元にある暖かい感触目が覚めた


「ああ・・昨日一緒に寝たんだっけ?寝袋買った意味なかったじゃん」


俺はフィリアを起こさないようにベットを出て携帯で現在の時間を確認する

只今の時間8時50分因みに日曜日である

今日は前々から親は休日出勤で不在なのは金曜日に聞いていたし弟は彼女とデートである

爆発しろ。

俺は家に今誰もいないか確認する

母さんはいない、クリア、親父、クリア、慎也、・・・ベットがもっこりと膨らみ弟である暇間慎也の顔が掛け布団からはみ出していた。

「おい!慎也起きろー今日彼女とデートなんだろ?」

そう声をかけると布団がもぞもぞと動き慎也が目を擦りながら携帯を確認する。

その瞬間布団から飛び起きて

「やっべ!!兄貴助かった!!危うくすっぽかす所だった!!」

急いで支度してすっ飛んでいった。

「慎也・・クリアっと」

俺はTシャツを裏表逆に着て走って行った弟に敢えてその事を伝えず見送った。

そうすると上から「隼人さん?どこですか」とい声が聞こえる

俺は2階に戻りながら

「悪い、下にいた朝食しよう」

といい2階からフィリアを呼ぶ。階段の上からひょっこりこちらを覗き込んだフィリアは俺を見つけると笑顔で階段を下りてきた。

こちらの朝ご飯はどういうものなのか知りたいらしい

俺一人なら冷凍食品のチャーハンって所なのだが偶にはあっさり目にいや・・

日本のソウルフードご飯にするか!

「フィリア!今日お前さんに食べるのは日本人の主食!ご飯だ」


そう高らかに宣言する


「ご飯?ですか?」


「ああ!それも大人気な食べ方TKGだ!!」


「てぃーけーじー?」


頭には恐らくクエスチョンマークが何個も浮かんでいるだろう

フィリアに俺はまあ座って待ってろよといい

俺はまずご飯を電子レンジで温めその間に味付け海苔を用意する

その間卵をよくかき混ぜ温め終わったご飯にかけていく

そこに適量のだし醤油を掛け俺はフィリアの前に茶碗を置き


「さあ食べてみな絶対にうまいから!そこにある味付け海苔をご飯に巻いてこの醤油が入れてある器につけてから食べるのもうまいぜ!」


これぞ我が家流TKGそれに掛けた卵にスクランブルエッグでも可!!

「ゴクッ」フィリアの唾を飲むような音が聞こえる

ご飯はホカホカと湯気立ちそこには黄金の卵に混ざっただし醤油が鼻をくすぐる

フィリアが戴きますの声と共に一口目を口に運んだ

フィリアの目がまるで宝石の様に煌めきTKGをまた一つまた一つと口に運ぶ

味付け海苔の事を思い出したのかフィリアは味付け海苔でご飯を包み口に運ぶ

また一段と輝きを増した目の輝きが美味しいと物語るようだった

余程美味しかったのだろうか?

食べ終わった後フィリアはこちらを見て


「こ・・これすごく!美味しかったです!!」


「おう!それはお粗末さん!気に入ってくれてよかったぜ」


「またこれ食べたいです!」


「おう!食べたい時は言ってくれ今度また出すからさ」


かなり気に入ったらしい

さすが日本が誇る最強朝食TKG異世界の姫もノックアウトだ


そんな朝食が終わり今は俺の部屋

パソコンを起動させ、フィリアに質問する内容をパソコンに打ち込み整理する


そして始まったのが


「チキチキ!!!なぜなに!現代!異世界!クエスチョン!!」

イエーイ!!と俺はパソコンで合いの手を入れる

するとフィリアは辺りを見回して今の声は何処から来たのかが気になって

きょろきょろしている

かわいい


「さあフィリアまあなんだこれからフィリアを家で居候させる為にはそちらの事を俺はあまりにも知らなすぎる。フィリアが思い出したくないことはあまり聞かないから、言いずらい事があるならいってくれ」


「はっ・・はい!できるだけ答えて見せます!」


「じゃあいくぞ!クエスチョン1!!」


「精霊術とはいったい何?」


「精霊術ですか?わかりました!

精霊術とは世界各地にいる様々な精霊に生命体が自らが内包するマナを分け与える事で精霊の持つ力の一部を借り受け発動する術です」


「マナは誰にでもあるものなのか?」


「はい!生き物ならばどの様な生物も持ち合わせているものです

隼人さんにだってありますよ!」


「おっ!?てことは俺にだって精霊術を使う事ができるわけだな?」


「その通りです!ただ精霊術を行使するには精霊に自らのマナを認識してから

空間を漂う精霊にマナを明け渡さなければならないので先ずはマナを認識することから始めてみましょう!」


「おう!ぜひともお願いしますフィリア師匠!!」


「そんな師匠だなんて契約精霊もいないのに・・・」


「そう!それだ!!次に聞きたかったのはそれ!契約精霊っていうのは

なんなんだ?」


「契約精霊とは文字通りその生命個人と契約している精霊です。様々な力を借り受けることができ、何よりもその契約精霊と共に行使する固有術(パーソナルスペル)が使えることが大きな違いです」


固有術パーソナルスペル?」


「はい普通の精霊術はマナを譲渡して汎用術(コモンスペル)という

のを発動します。汎用術は生活に使われる事が多く、またどれも小規模な為

戦いなどには向いていない物が多いですしいて挙げるとすれば身体強化術でしょうか?」


「なるほどなるほど」


「固有術の話でしたね固有術とはさっき話した通り契約精霊と術者が共に発動させる術です。この術の不思議な所は絶対に他者とは同じ系統の精霊、術者であっても必ず違う術になるのです。歴史上同じ固有術が発見された事はありません」


「契約精霊とはどうやって契約を交わせばいいいんだ?」


「契約精霊と契約を交わすにはその精霊にまず認められなければなりません

ただそれは精霊の気まぐれでしか契約をしてくれないので

世界的に契約精霊を持っている人は非常に少ないです」


「なんか難しそうだな」


「故に契約精霊持ちはその強さや知名度も高く

世界に名を残す精霊術師は必ず契約精霊を持っています。」


「じゃあ次はさっき聞いた汎用術について聞きたいんだが?」


「はい!どうぞ!」


「種類を教えてもらえるか?」


「小さい火を付ける、ファイ、少量の水を出す、ター、微風を吹かす、ウィン

落下するものを固定する、ロック、小さな明かりをだす、ワイタ、物を少しだけ認識しづらくする、ウィルト、他の生物と意思疎通を図れる、テイル、

身体強化、スルト、これら8個の術が汎用術です。」


「ありがとうな!ちょっと待っててくれ今打ち込むから」


「私から質問です!さっきから使われてるその色々な文字が写ってる絵はなんですか?」


「これはデスクトップっていってな、うーん?まあ総じて言えば

パソコンっていう便利な道具って奴だ

これがあれば離れている人との連絡やメモ風景を映して記録するのは

勿論の事、娯楽、買い物など様々な事ができる万能な情報機器って感じかな?」


「すごいです!!私も後で触らせてもらっていいですか?」


「構わないけどフィリアってこっちの文字読めないだろ?

先ずは日本語の勉強からって所だな」


「うー・・そうでした・・私!頑張ります!!」


「次の質問はアーティファクトについてだが

少しだけ一息いれるかフィリア飲み物飲むだろ?」


「はい少しだけ喉が渇いちゃいました」


「かしこまり!」


さあて炭酸にはどういう反応を示してくれるか楽しみだ


後編に続く



面白いや続きが気になる

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