フィリア初めてのお使いとローカルな罠
5話目です
フィリアside
隼人さんとお買い物にいくことになった
あったばかりで居候までさせてくれるの着替えまで買ってくれるらしい
なんて親切な人だろう!
こっちに来て初めて会ったのが隼人さんで良かった
こっちの外の景色は色々不思議な物が一杯!
あちらこちらに立っている長いポールの先に様々な絵の描かれた建造物
隼人さんに聞くと標識というものらしい
そして標識より更に高いとこにある青と黄色と赤で意味がある信号!
なによりびっくりしたのが馬が引っ張ってもいないのに走る馬車!
自動車というみたい
お買い物先に着くと思わず声をあげてしまった
服を買うと言っていたので仕立て屋か露店のようなものを
想像していた私はこの余りにも大きく私がいた王宮と同じ位の大きさの
お店に驚いた。
中を堂々と入っていく隼人さんに続いて私も中に入ったそうすると
あたりには人がいっぱい!基本的に王宮の外にはあまり出たことがない私は
この人だかりの多さ少し竦んでしまった。
隼人さんはお金を引き出すと何か箱のようなものつついていました
そうするとその箱に小さな穴が開いて隼人さんがそこに手を突っ込んで
紙をいくつか引っ張り出しました。
隼人様に聞くといま箱からだしたのがお金らしい。こちらのお金は紙でできているらしい、なんか少しへんだ。
隼人さんに連れられて来たのは、色とりどりの服が売っている場所だった
どれもこれも優しい色、派手な色、温かい色、本当に色んな服が売っている
その中でも私が気に入ったのは晴れた空のような色をした服で触り心地が
よくとても可愛らしい。隼人さんが言うにはお店の人に言えば試着させてもらえるようで私は早速着替えてみて隼人さんに服の感想を聞いてみた
隼人さんがよく似合ってるって褒めてくれた。
なんだか少し照れ臭くなった。
そのあと隼人さんがお店の人を呼んで会計を済ませて帰ってきた。
その後女性の下着売り場には流石に男性である自分は行けないと
私にお金を渡して案内地図が描かれた柱の前で後で合流しようと言い
下着売り場だけ教えて行ってしまった
「どうしよう・・・」
そんな言葉が漏れた、言葉は精霊のおかげでわかるが字がまったく読めない
取り合えず隼人さんが言っていた下着売り場はこの動く階段に乗った上の階
にあるらしい
先ほど一度だけ隼人さんと乗ったが降りる時の感覚掴めなく転んでしまいそうになったのを思い出す
動く階段に乗り、頂上に着き降りようとするときが来た
いまだ!
「えいっ」という掛け声とともに少し飛び上がり階段の頂上に飛び乗る
上手くできた!
なんだか妙に誇らしくなって笑みが漏れるだがこんな所で躓いてはいられない
私は上って右てに進むように言われたの思い出し奥へ進む
そうすると王宮では見たこともないような装飾が施された下着がズラリとならんでいた。
何というのだろうか?少し見て回るがどうしていいかわからない
お店の雰囲気にのまれてしまい、あたふたするしかなくなってしまった
そんな時店員さんが
今日は何をお探しでしょうかと聞いてきてくれた
下着を買いに来たというと店員さんは
自分のサイズがわかりますか?ときかれて、わかりませんとしか答えられなくて
そしたら店員さんが図ってくれると言ってくれた
あれよこれよの間に私の胸やお尻のサイズは測定され
後はどんな色を選ぼうかなと思った時
前にファラが黒い下着を着ていたのを思い出して黒にしてみた
店員さんは大人っぽいですよ!と言ってくれて少しはファラのような
素敵な女性に近づけた気がして嬉しかった。
そして隼人さんにもらったお金でお会計をした
いくらかの違う人が書かれた紙のお金と銅貨と銀貨をお釣りで貰った
その時私はこの世界のお金は紙だけじゃなかったんだと感心した
この世界の銀貨も銅貨も紙もすごく綺麗な絵が描かれている
どうやって書いているのだろうか?
私はお金を手に持ち考えながら歩いていると知らない場所にでてしまい
道が分からなくなってしまったのだ。
沢山の人が目の前を行き来していて世界に一人取り残された気持ちになってしまう
「ファラ・・・隼人さん・・・」
ついファラや隼人さんに助けを求めてしまう自分が情けなくなってしまう
そんな時後ろから声をかけられた
隼人side
「異世界のお姫様が俺の目の前に召喚とかそれなんてエロゲ?」
さっきまでの紳士モードは何処へやら完全にいつものネットスラングを全面に押し出したセリフが漏れる
レジャーゾーンでさっさと寝袋を買った俺は自販機で緑色の爪痕が特徴的なパッケージのエナジードリンクを購入し壁に持たれながらこの先の事を
考えていた。いつまでも実家では隠し通せない事など目に見えている。だが俺の貯蓄では一人を養いながら実家をでて2人暮らしをするには少し心もとない。
友人に頼るのもてだが
どう言い出したものかと困り果てる、友人は俺がロリが好きなのを知っているし
そんな俺が金髪ロリを連れてきたとするそうなれば
ついにリアルのロリに手を染めたか!
↓
ポリスメン
↓
タイーホ
次の日のニュースはこうだろう
○○市に住む暇間隼人さんが国籍不明の少女を家に軟禁していたことが
わかりました。
「アウトすぐる・・・どうしたもんかなー」
いつかは夢にまで見た異世界との繋がり
それにとびっきりの美少女との暮らし、だが現実にしてしまえば
都合の良い親の不在や親からの仕送りで生活する少年みたいな
アニメ的なご都合主義は存在してくれない
実家を出るにしても
まあ半年くらいならなんとかなる程度の貯蓄はあるが
後は部屋だろうか?
多分環境的には1LDKが精一杯だろう
家賃が3万程度と過程して水道光熱費などを考えても
あの子にまともな暮らしをさせてあげられるかは少し不安がのこる
まず俺は朝から夕方にかけては仕事だ
どうしてもフィリアのご飯はカップ麺や冷凍食品になってしまうだろう
夜は何とか自炊してみせるとしてもetc・・・
ドンドン考えが深くなっていく中
一度気分を落ち着けようと
エナジードリンクを再び口に含む
放送アナウンスが鳴り出した
「迷子のお知らせです海外にお住いのフィリアス・ウェイル・イルグランテちゃん13歳が迷子です保護者の方はメインセンターでまでお越しください」
「ブッホ!!!ゴホッゴホッ!!」
おもくっそ吹いた
緑色のエナジードリンクが綺麗な霧のようになって宙を舞う
今思えばランジェリーショップのある階で待っていればよかったと後悔する
絶対に俺が迎えに行ったら怪しまれるパティーンじゃねえか!!
事案の恐怖が俺に襲い掛かるがここで向かいに行かねば
ただの置き去り事件の勃発だ
それにあの子は色々明るく振舞ってはいるが所々無理をしているのが
分かるそんな子が俺に一生懸命勇気を振り絞って助けを求めてきのだ。
それなら俺ができる最大限の事はしてやろう
俺は若干の不安を残しつつも2階にある
メインセンターに向かった。
するとフィリアがメインセンターの中で椅子に居座り何やら店員とみられる女性と話をしていた。
だがフィリアが俺の方に気づくとセンターの椅子から走り出して来て
俺に飛びついてきた
不安だったのだろうフィリアは俺の腰に手をまわしてしっかりと抱きしめ
すすりなく
俺は一人にしてごめんなと声をかけた
すると店員がフィリアにお兄さん見つかってよかったねと
声をかけ俺は店員さんに一礼しその場をフィリアを背中におぶって
メインセンターをさった
なるべく気づかれないように速足で
店から出ると一度フィリアが声をかけてきた
「迷惑をかけてすみませんでした・・・」
声のトーンで落ち込んでいるのがわかる
「もう大丈夫だから帰ろうか?もう一度言うごめんな?
フィリアにとってここは見知らぬ場所で人も多いのに一人にしてしまった
少し考えればわかることだったのにごめん考えが足りなかった」
そう伝えるとフィリアは俺の背中に捕まる手を少し強くして顔をおれの
背中に押し付けた
「もう少し・・・このままでもいいですか?」
「ああ・・大丈夫だ」
少し夕日は傾きだしたところで俺とフィリアの初めての買い物が幕を閉じたのだった。
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