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異世界のお姫様との付き合い方  作者: スペアタイムマン
2/9

姫様のお家事情と俺と

「私…怖い…ですか?」

そう尋ねられた俺は答えに一瞬戸惑い

「えっと…いや今のは癖っていうか、

口癖っていうか…」

「ふふっ」

という微笑ともいっていい笑い声に顔上げれば、さっきまでは、慌てていて気付かなかった

声の主の姿の全容が見えてくる。

身長は140㎝位の幼げな容姿に驚くほど整った容姿、透き通るような白い肌

水晶のような蒼い目、以下にもお姫さましてる青を基調にしたドレスそして頭の上で高貴なる身分であることを証明するティアラが輝いている。

俺はその姿に見惚れていると

彼女は慌てたように喋りだした。


「あっ!申し遅れました私の名はイルグランテ王国、第一皇女、フィリアス・ウェイル・イルグランテ

と申します!」


ちょこんっという擬音が相応しいお辞儀にドレスの先を摘み優雅に挨拶する

お姫様に俺は

「あ…どうもようこそ日本へ一般人の暇間隼人です…」

としか返せなかった。

のに対してお姫様はというと俺の名を聞くなり

「隼人様というのですね!私のことはフィリアとお呼びください!」

と何故か嬉しそうにしている。

俺の方はというと、この荒れ果ててしまった俺の部屋の惨状と

俺のベットの真ん中に土足で立っている姫様にどう対応しようかものすごく戸惑った

それはもうここ数年で一番戸惑った。

「取り合えずフィリアちゃん…だっけ?まず俺のベットから降りてくれると

非常に大変嬉しく申し上げるのですが…」

あからさまに変な口調になった俺にフィリアが慌てながら

「わっ!わっ!大変失礼しました!今降りますから」

とあわあわしながら俺のベットから降りた

(なにこの子、超かわええ)

とか頭で考えていると

「すいません!隼人様のベットに土足で上がってしまい

申し分けありません」

(ベットよりこの部屋の惨状に目を向けてくださいな姫様ぁ!

周りもっと悲惨だよもう俺の部屋はボドボドだよ!)

と俺は現実逃避していると

「あの…隼人様…出会ったばかりのあなたにこの様なことを頼むのは

可笑しなことかもしれませんが!お願いします!私をこの家に置いて欲しいのです!」


そんなフィリアの一生懸命なお願いに俺は

「取り合えず、部屋、掃除しようか…」

と返すことしか出来なかった。

「これ、もしかしなくても私のせいだったりします?」

若干涙目でそう聞いてきたフィリアに俺は

「ああ…うん…ね…なんかね魔法陣がねやったんだよね…うん」

とちょっと罪悪感に潰されそうになりながらそう答えた。

「ごめんなさい!ごめんなさい!」

連呼する姫様に俺は靴を脱ぐようにいい

彼女と共に掃除しながら

彼女がどうして日本にそれも魔法陣なんかで俺の部屋に召喚されてきたのかを

聞いた。

「んで…フィリアちゃんはなんでここにきたんだい?」

「それは…」と一瞬言いよどみ

「私…国から逃げてきたんです…」

と言った

「なして?姫様なのに?」

少し下を向き

「私の国はひと月前に勇者を召喚したのです」

と言葉重そうに言う

「へえ…なんでまた勇者を?」

「世界を救うためです。表向きは…」

「表向きは?」

と鬼面ライダーのフィギュアを元の位置に戻しながら聞き返すと

「はい…国王は…いえ…お父様は魔国エルニシアを侵略するために

魔族や亜人の人々を悪だと周辺国家と示し合わせエルニシアを侵略し始めたのです」

俺はそれを聞きエルニシアやフィリアの国イルグランテがどの程度の

規模の国かはわからず聞き返した。

「それでエルニシアっていう国は君の国よりでかいのか?」

と俺が憶測でいうと

「エルニシアの巨大な群雄国家です。様々な種族が手を取り合って生きている国家で

その中で暮らしているのは人や亜人、魔族、龍人族など数えたらきりがありません

だからこその勇者なのです。

勇者は人間達が悪しき強大な存在に立ち向かう為に異界から呼び寄せた

戦士です。勇者の力はどのような敵も薙ぎ倒していったと伝承に残っています」

(可笑しいそれだとこの子が逃げる理由がない)

そう考えていると

「勇者が力を発揮するには巫女の口付けが必要なのです」

「巫女の口付け?」

「はい、勇者は召喚された瞬間ではさほど大きな力はありません

強いて言えば騎士団長くらいです」

(それって結構強くないか?)

「でも勇者は巫女との契約の為には時間が必要なのです」

「時間?」

「巫女にしても勇者にしてもマナや精霊の力を半年溜めこまなくては

ならないのです。そうして溜め込まれたマナを祭壇で勇者との口付けにより解放し

勇者に与えるのです」

段々話が見えてきたぞ

「ということは君が巫女なのか?」

という問いに彼女は小さく答える

「はい…でもっ!」

と彼女は顔上げ少し声を張り上げ言った

「私はエルニシアの人々を攻撃なんてしたくない!

お父様達の野心の道具になんか成りたくなんかない!

私を道具としか見ない勇者と口付けなんかしたくない!

だから…だからっ!逃げてきました!勇者が力を付けられないように

これ以上私の国が罪を重ねないように!」

そういうと彼女は泣きながら語った。

彼女からの魂の叫びだったのだろうこの幼げの歳で

この小さい体でどれほどの罪悪感に苛まれたのだろうか

こんな事聞いたらはい出て行ってくれなんぞ言えるほど俺は

クズではない

彼女が泣き止むのを待っていたら自然と日が暮れるていたし

部屋も粗方片付いていた

「落ち着いた?」

「はい…すいません…ありがとうございます。」

眼元を赤く腫らした彼女に言った

「こんな…俺の家だったらいくらだっていてかまわないから

だからよろしくな!フィリアちゃん」

苦しんでる女の子をほっぽりだすのあかん絶対!

と息まき彼女の返答を待つ

「フィリアでいいです。隼人様こちらこそ不束者ですが

宜しくお願い致します。」

「様付けはやめてくれよ慣れないしさ」

と照れくさくて言うと

「じゃあ隼人さんでいいですか?」

「oh yeah!それでいいよフィリア」

「はい!」

と彼女は嬉しそうに返事をした


そう、これから始まるのだこの小さいお姫様との少し日常から外れた物語が


そう俺はこのやり取りで忘れていたのだ


俺実家暮らしだったわ・・・




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