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第七話 縮まる距離

 翌日。

 演劇部の活動のために登校した僕たちは、なぜか校庭の片隅に集められていた。

 それも、着くと同時に体操着に着替えさせられて、だ。


「さて! みんな集まったところで、ぼちぼち始めるとしますかね!」


 そう高らかに宣言したのは、言うまでもなく部長さんだ。

 ちなみに彼女の体操着はスパッツではなくブルマのほうで、無駄に目のやり場に困ってしまう。おまけに、かなり女性らしい身体つきをしてもいるものだから……。

 とりあえず、美花ちゃんが今日来てなくてよかった。いたら絶対にからかわれてたよ。


 でも、明日はたぶん、美花ちゃんも練習に参加するんだよな……。

 うん、なんとしても今日中に、ブルマに対する耐性をつけておこう。そうしよう。


 部長さんから少し離れたところには、副部長さんと西川さんの姿があった。

 こちらの二人が着用しているのはスパッツで、安堵のあまり胸を撫でおろしてしまう。

 それにしても、昨日は気づかなかったけど、副部長さんはスラッとしてるしスタイルもいいしで、なんかすごく格好いいな。……あれ? もしかして、僕よりも背が高かったりする?


 西川さんも負けず劣らず、出るところは出てて、引っこんでるところは引っこんでるし。

 一年生だから、まだまだ子供っぽい体型だろうと思っていたのだけど、彼女、どうやら着やせするタイプらしい。

 そして、着やせするタイプといえば、その代表格は僕のすぐ隣にいて。


「どうしました? 理緒さん」


 そう、我が片山荘の大家である、梢ちゃんだ。

 彼女もまた、とんでもなく着やせするタイプだった。

 以前、あすかや美花ちゃんと胸の大きさがどうこうって話をしていたことがあったけど、そのときに答えていた『背の割にはある』っていうあれ、絶対に謙遜けんそんだよ! 謙遜以外のなにものでもないよ! それくらいのサイズだよ、彼女のは!!


 それを証明するように、あすかが指を加えながら梢ちゃんの胸元を見て「う~っ……」とうなっているし。

 うん、きみは片山荘で一番の貧乳だもんね。幼児体型代表だもんね。

 中等部一年のフィアリスにさえ劣るらしいもんね、哀れなことに。

 そんな彼女が履いているのは、もちろんブルマだ。でも、梢ちゃんまでブルマだったのには正直、驚いた。

 色々と、男子には目に毒すぎるだろう、この光景は……。


 ちなみに、男子の体操着には種類なんてものはなく、全員が短パンだ。

 僕も力也も、そして今日初めて顔をあわせることとなった彼――山本さんも。

 そんな彼はぶつぶつと部長さんに文句を言う。


「……ったく、なんでいきなり体操着に着替えなきゃいけないんだよ。今日やるのは演劇の練習だって言ってただろ? 俺は運動部の助っ人に来たわけじゃないんだぞ」


 僕が彼に抱いた印象は、一言でいうなら『平凡』だった。

 力也のように勇ましいわけではないし、僕ほど弱々しいってほどでもない。

 それでもまあ、中肉中背で、どちらかといえば僕寄りの人間といえるだろうか。

 しかし、力也はそう思わなかったらしく、耳に口を寄せて、そっとつぶやいてきた。


「理緒、あいつはあんまり、いい感じしねえぞ?」


「え? どういう意味さ? いたって普通の人じゃない。不良っぽくもないし」


「いや、あれは下手すると不良よりもタチが悪りぃ。お前にはわからねえかもしれねえけど、あいつの目はな、常に争いごとを求めてる奴のそれなんだよ。自分からは動かねえけど、周囲で不幸が起きることを願ってる。そういう奴のする目つきなんだ、あれは」


 力也がここまで他人のことを悪く言うなんて珍しい。

 それも、こんな陰口めいた形で。

 でも不良を何人も従えていた過去を持つ彼の言うことだ。きっと間違いではないのだろう。


「でもさ、別に危険な人ってわけじゃないんだよね? キレやすいとか、そういうタイプの」


「まあな。本人が自覚してねえ場合だってあるし。……でも、他人の不幸を願う奴は、それを本当に引き寄せちまう。そんな人間を、オレはいままでに何人も見てきたんだよ」


 正直、僕にはそこがよくわからなかった。

 だって、無自覚のうちにやってるのは例外としても、他人の不幸を願うメリットなんて、普通に考えれば誰にもないじゃないか。

 そう口にすると、力也は心底困った表情になって、


「メリットならちゃんとあんだよ。……つっても、説明すんの難しいな。そもそも、いまさら言うまでもなくオレはバカだからよ、自分の認識がどこまで正しいのかもわかんねえし……。まあ、一言でいっちまえば、だ。ヒーローってもんになりてえんだよ、あのテの人間は」


「ヒーロー? 勇者とか英雄とか、そういうの?」


「たぶんな。……なんでヒーローになりてえってのと不幸を願うのがイコールなんだよってのは、頼むから訊かねえでくれよ? オレにだってよくわかんねえんだから」


「うん、わかった。訊かないよ。……でも僕にはなんとなく、わかったような気がする」


 だって、物語に出てくるような英雄になるためには、まず解決すべき事件が必要になる。

 解決すべき事件が存在しなかったら、英雄になんてなれっこない。 

 だから事件の発生を望む。他人の不幸を願う。すべては、英雄になりたいがために。


 結局、同じなんだろう。

 事件が起こってほしいと望むことと、誰かに不幸になってほしいと願うことは。


「でも、現実にそんなことを望んでる人なんて、いないと思うんだけどなあ……」


 こぼしながら山本さんのほうを見れば、部長さんと正対したままがっくりと肩を落としていた。……一体、なにがあったのやら。

 と、こちらを向いた部長さんとバッチリ目が合う。彼女はそれに気づいてニカッと笑い、


「じゃあ、まずはグラウンド十周~!」


 十周!? なんで、そんないきなりハードなことを!?

 ……って、ああ、なるほど。山本さんはこれに文句を言っていたのか。そして論破されたのかなんなのか、いまはうなだれてしまっている、と。

 異を唱えても無駄らしいと彼の背中を見て悟り、僕は大人しくランニングの呼びかけに応えることにする。

 そんな僕についてくるのは、梢ちゃんとあすか、力也の三人。


「ひゃっほう! こんな練習ばかりならオレは大歓迎だぜ! なあ、理緒!」


「まあ、力也はそうだろうね……」


 なにせ、趣味が筋トレなのだから。

 でも僕は絵本作家を目指して上京してきた身。体力にはあまり自信がなかった。

 それは梢ちゃんやあすかだって同じことだろうに。

 ともあれ、スタート地点に並んで立ち、部長さんの合図を待つ僕たち四人と演劇部員たち。


「レディー、ゴゥ!」


 力也や山本さん相手ならともかく、女の子たちより先にへばりたくはない。

 そう思い、最初のうちはゆっくりと走ることにする。……あ、早くも力也に一回抜かされた。


「り、力也さん、すごいですね……」


 少しだけ息を弾ませながら、梢ちゃんがつぶやく。当然かもしれないけど、彼女はまだまだ余裕そうだ。

 それからも二周、三周とトラックを回り。


「も、もうダメだ! 死ぬ! 死んでしまう!」


 一番最初に弱音を吐いたのは、あすかだった。

 意外といえば意外。でも順当ともいえる、のかな……? 彼女、このメンバーの中で一番小柄だから。

 すると部長さんから、


「初日から無理しないでいいよー! 疲れたら木陰行って休んでなー!」


 との優しいお言葉が。

 梢ちゃんと一緒に走れないからだろうか、ちょっとだけ悔しそうな表情をしたけれど、彼女は大人しく木陰のほうへと歩いていった。


 次に脱落したのは、情けないことに僕。

 八周もした頃だっただろうか。部長さんの許可を得て、あすかの休んでいるほうへと向かう。


「ふう、ふう……。ちょっと、情けないところを、見せちゃったね……」


「それを言ったら、あたしなんてもっと情けないだろ。……にしても、力也はよくあんなに走れるな。もう十周以上走ってるんじゃないか?」


 体育座りをしている彼女は、ちょっとだけムッとした表情で膝の上にあごを乗せた。


「あのバカ、十周でいいって言われたのに、そのこと絶対忘れてるだろ」


「ああ、あれは、もう……ただ、力也が走りたいから……走ってる、んだろうね……。いま、何周目、なんだろ……」


「わからない。理緒、お前は何回あいつに抜かれた?」


 あすかの問いに、ようやく息も整ってきた僕は、青く晴れ渡った空を見上げる。


「そうだね……。……ごめん、途中から数えるのやめてた」


「そうか。ちなみに、あたしは六回抜かれた」


「悔しい?」


「悔しい。……悔しい、けど」


 声に戸惑いの色を感じ、僕は隣を盗み見た。すると、あすかは立てた膝に顔をうずめていて、


「すごい、とも思う。やっぱり、あたしじゃあいつには敵わないんだな。……いつも蹴ってはいるけど、別に痛くはないっていうのも、きっと本当なんだろう」


「まあ、体力勝負で力也に勝つっていうのは、なかなかに難題だよねえ」


 言いながら、思わず含み笑いをもらしてしまう。

 なるほど、脱落したときに彼女が悔しそうだったのは、力也を意識してのことだったのか。

 と、みんなが走り終えて戻ってくるのが視界の端に見えた。


「お疲れさまです、理緒さん。あすかちゃんも、お疲れさま」


 まず最初に声をかけてくれたのは、梢ちゃん。


「ありがとう。……というか、梢ちゃんは走りきれたんだね、十周」


「ええ、まあ……。いつも片山荘の掃除とかしてますから、知らず知らずのうちに体力はついていたみたいです」


「そっか。やっぱり大変なんだね、大家の仕事って……」


「お父さんたちは、二人で分担していましたけどね」


 どれだけすごいんだ、梢ちゃん……。

 隣では力也が顔をあげたあすかに声をかけていた。


「大丈夫か? めっちゃ、しんどそうだったが」


「もう平気だ! というか、お前はなんなんだ! どれだけ走れば気がすむんだ!」


「オレか? もちろん限界まで走っていたかったさ。それこそ、ぶっ倒れるまでな。でも別のこともやるってんなら、合わせなきゃだ。和を乱しちゃいけねえ」


「お前に説教されると、なんかムカつくな。……そもそも、あたしだって脱落したくて脱落したわけじゃない」


「わーってるよ。お前にしちゃ頑張ったほうだったんじゃねえか? ペース配分とか考えながら走ってたみてえだったし」


「……っ! うっ、うるさい黙れ!」


 顔を真っ赤にして怒鳴り散らし、おまけに蹴りまで放つあすか。

 あ~あ、こんなんじゃ、実は好意を持ってるだなんて絶対に気づいちゃもらえないよ。まして、相手は力也なんだから。


「へいへい。な~んか機嫌損ねちまったみたいだな。でも実際、施羽だって褒めてたんだぜ? 初日にしては上出来だって。――もちろん理緒、お前もな」


 それには苦笑を返すしかない。


「部長さんたちや梢ちゃんは十周してるわけだけどね。もちろん、山本さんも」


 そこに割り込んでくる部長さん。


「そこは年季の違いってやつよ。初日から追いつかれちゃったら立場ないって。山本の場合は元・剣道部だから、まだ納得できるけど」


「彼、元々は運動部に所属してたんですか……。道理で体力あるわけだ。でもやっぱり、女の子相手に勝てないのは、ちょっとヘコみます……」


「じゃあ、これからも走り込みに精を出していかないとね!」


「うへえ、言うんじゃなかった……」


「ははっ。まあ、演劇ってのは一に体力、二に体力だからね。もちろん、運動部ほどじゃないけど」


 からからと笑い飛ばす彼女に、僕はつい顔をしかめてしまった。


「これで、運動部に比べればユルいほうなんですか……」


 僕、絶対に運動部じゃやっていけないな……。

 嘆息し、顔をあげたところで、顔を覗き込んできていた部長さんと目が合う。……内心、ちょっとだけドキリとしたのは、ここだけの秘密だ。


「……どう、しました?」


「いや、ね。なんていうかさ、いい加減、丁寧語はやめない? 立川くんはアタシと同じ学年なんだから、タメ口でいいって」


「……あ」


 言われて初めて気がついた。

 そもそも、なんで僕は彼女に丁寧語を使うことにしたんだっけ?

 ……ああ、そうだ。


「すみませ……じゃなかった、ごめん。部長さんって呼んでると、なんか僕よりも偉い感じがしちゃって、つい」


「ふむ、なるほど。そういう理由で……。あ、じゃあさ、その『部長さん』っていうのもやめてみない?」


「やめるって……。じゃあ、深空ちゃん?」


 首を傾げて口にしたその呼び名に、深空ちゃんは「うひゃあ~!」と大げさにのけぞって、


「いきなり『ちゃん』づけとか、見かけに寄らず大胆ね、立川くん」


「さすがに呼び捨ては失礼かと思って。……あ、施羽さんのほうがよかった?」


「いや、いいわよ。な~んかいまさらな感があるし。――と、そうだ。じゃあさ」


 深空ちゃんは傍らにたたずんでいた西川さんの背をぐいぐいと押して、僕のほうに向けさせる。


「詩織のことは、なんて呼ぶ?」


「う~ん……。この場合はやっぱり、詩織ちゃんってことになるのかなあ」


「おお、やっぱりか! ――じゃあ……」


 次に彼女が目を向けたところにいたのは、少し離れた木陰で休憩している副部長さんだった。……まあ、予想はできていたけれど。

 というか、なんで副部長さんは、みんなから離れているのだろうか。まるで、自分から孤立することを望んでいるみたいに。

 そんな僕の思考にかまうことなく、深空ちゃんから投げかけられる問い。


「あいつのことは、なんて呼ぶ?」


「そりゃあ、いままでのパターンでいけば……」


 美鈴ちゃん、と呼ぶのが自然なのだろうけど。

 でも、そう呼ぶと気分をすごく害しちゃうような気が……。


「……うん、ここは敢えてパターンを外して、国本さん、で」


「あ、さすがの立川くんでも敬遠するのね、あいつのことは」


 そりゃあね、と心の中でそっとつぶやく。

 進んで気分を悪くさせるような呼び方は、したくないし。

 そう思ったときだった。


「別にどう呼ばれようと、私はかまわないぞ」


 耳に飛び込んでくる、彼女の美声。視線は、明後日のほうを向いたままだけれど。


「誰にどう呼ばれようが、私は私、国本美鈴だ。それは絶対に変わらない。だから、好きに呼べ」


「……ええっと」


 気を遣ってくれた、のかな……?

 というか、ちゃんとこっちに意識を向けてたんだ、彼女。……地獄耳ってやつだろうか。

 ともあれ、それならお言葉に甘えさせてもらうことにする。


「じゃあ、美鈴ちゃん、で」


「ああ」


 最後まで、こちらを一瞥いちべつすらすることなく、それでも彼女は僕の呼称に許可を出してくれた。

 ……これは、昨日に部室で力也と彼女が話していたときにも感じたことだけれど。

 もしかして、こっちが思ってるほど冷たい性格をしているわけじゃないんじゃないか? 美鈴ちゃんは。

 ただ、ほんの少しばかり、人の輪の中にいるのが苦手ってだけで。


「なあ、立川」


 風に艶やかなポニーテールを遊ばせている光景に見入っていたからだろうか、横から突然かけられた声に、ビクッと身を竦ませてしまった。

 見れば、隣にやってきていたのは、


「山本さん?」


 だった。

 あの力也をして『いい感じがしない』と言わしめた人物。

 彼はニヤリと楽しげに笑って、自分の顔を指差した。


「ああ。山本さん、だ。ちなみに施羽とは同じクラスで、お前とも同学年。それで、お前は俺のことをなんて呼ぶ? 俺は立川って呼ばせてもらうが」


「そんなことをわざわざ訊きにきたの? そうだなあ……。じゃあ、山本くん」


「それはちょっと堅苦しくね? 呼び捨てでいいじゃん」


「呼び捨ては、あんまり得意じゃないんだよ」


「佐野のことは名前で呼び捨ててるのに、か?」


「力也はさ、ほら、僕が住んでるアパートの隣の住人だし、もう半年ものつきあいがあるから」


「なるほど。だが、それでもさ。……実をいうと、この山本って苗字、俺はあまり好きじゃないんだよ。平凡すぎてさ。だからせめて、名前で呼んでくれないか?」


「名前っていうと、ええと……ごめん。きみ、なんて名前なの?」


 ちょっと申し訳なくなって、苦笑と共に片手を縦にする。

 彼は呆れたように口を大きく開けて、


「施羽とかから聞かされてなかったのか? まったく、あいつは……。俺はな、隆士たかしっていうんだ。山本隆士」


「名前も充分、平凡じゃん!」


「それは言ってくれるな……」


 遠い目をする平凡な男子、山本隆士。

 実をいうと、僕も『理緒』って名前は、男らしくなくて好きとはいえないところがあるのだけど、う~ん、人それぞれ、気にするところって違うものなんだなあ。

 確かに平凡ではあるけど、いい名前だと思うんだけど。隆士。……恐ろしく平凡だけど。


「わかったよ。それじゃあ、隆士くんで」


「おう。挨拶が遅れちまったが、これからよろしくな」


「こちらこそ」


「それと、佐野のほうも、よろしくな」


 唐突に話を振られた力也は「おう」とだけ厳しい表情で返していた。

 やっぱり、彼の中では引っかかるものがあるのだろうか。

 僕からすれば、もう『友人』と呼んでも差し支えないくらいの間柄になれたと思っているのだけれど。


 それにしても、この短い時間でずいぶん他のみんなと打ち解けられたような気がする。

 一緒に苦しい思いをしながら走ったからなのか、それとも名前で呼ぶことを許されたからなのか。

 どちらにせよ、それはとてもいいことで、知らず微笑が浮かんでしまっていた。

 それを見て隆士くんは「変なヤツ」と笑っていたけれど、こうして心の距離を縮められたのだから、変なヤツでもかまわないと僕は思う。


 そうして、しばしの休憩時間が終わり。

 再び、グラウンドに部長さんの……いや、深空ちゃんの大きな声が響き渡った。


「さあ、今度は腕立て伏せと腹筋やるよ! 各自、目標は百回!」


 うわあ、それはさすがに無理ってものだよ、深空ちゃん。

 それでも僕たちは立ちあがり、まずは、と腕立て伏せにとりかかるのだった。

いかがでしたでしょうか?

今回は見た目も地味なら名前も地味な男、山本隆士が初登場しました。

これで演劇関連のメンバーは全員出た、かな?


力也が隆士を危険視していますが、まあ、そのあたりのことは重要なような、これといって重要でもないような、という感じです。

むしろ見所は、女性陣の体操着姿なのかな、なんて思ってもみたり。

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