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光を貴方に・・・・  作者: 姫ちゃん
救いようのない想い
5/20

疑惑

ブロロロロ・・・・・・・。

車は林の中を抜けていく。


「ねえ・・・。本当にこの道で合ってんの?林なんだけど。」


「そんなことぐらい俺にだって分かってるよ、でも俺はここに何年も何年も通ってきたんだ。

見失うわけねーだろ!!!!」


私たちは広人曰く『キスをするため』になぜかこの林の中を抜けてきている。なんで?


「ねぇ、今からどこに行くの?」


「ん?秘密基地。仲間もいるぜ♪」


「え、仲間?!聞いてないんだけど!!」


「仲間っつっても一人しかいないんだ。お前もきっと仲良くなれる。」


「ふ~ん・・・・・・。」



「そいつは博士なんだ。星座のことや星のことなどを研究している。天才だよ、あいつは。」


「若い人なの?」


「うん、俺と同じくらい。」


「ってことはあたしと同じくらい?」


「まあ、そうなんだろう。」


「へえ・・・・・、興味ある。カッコイイ?」


「駄目だろ?そういうことを彼氏の前で言っちゃ。」



そう言って私に痛い視線を投げかける。


「ああ~・・、ゴメン。気づいてなかった。」


「お前、気づいてなかったってな、ちゃんと俺の彼女だっていう認識はあんのか?」


「ある・・・・、と思う。」


「全く・・・・・。」


いつも(いつもっていうけどカレカノになってから数時間しか経ってない。)

こんな感じ。



「もうそろそろだからな。身支度しておけ。」


「ねぇ、建物らしきもの無いんだけど?」


「地中にある。あそこは一面プラネタリウムって言ったほうが早い。すんごい綺麗なんだ。」








「ええ~っと、一つ、二つ、三つ・・・・・・。」


「さっきからなに数えてるの?」


さっきから質問が多い私。


「階段があるだろ、入り口までの数だ。でないと分からないから。」


「はあ・・・・。」



しばらくして広人が叫んだ。


「21!!」


「着いた?」


「おう。行こうぜ。」



広人に案内されて階段を降りる。



ドアがあったが、一向に開く気配が無い。


広人がうつむいて何かを考えている。


五分が経った。私は待つことに耐えられなくなり、広人に声をかけた。


「ちょっと」


「・・・ああ、そういうことか。」


私の声を無視して広人は壁にある機械に指を押し付けた。


ピーッと音が鳴り、ドアがするっと開く。


「勝弘!またセキュリティが手の込んだやつになってんな!最初分かんなかったよ。」


「ああ、すいません。でもこれは広人さんのためでもあるんです。分かってますよね?」


「・・・分かっているが」


「だったら文句は言わないでください。・・・そちらの方は?・・・ああ、広人さんもそういう年

に・・・・・」


「違うよ!!こいつはただの人質だよ!!」


勝弘の言葉を酷く否定するように、広人は言った。


その言葉に引っかかるものがあった。どうしてそんな強く否定するの?

それとも私のこと本当に彼女と思ってない?あんなに自分とお前はカレカノだって言ってたのに。



笑い合っている広人と勝弘の姿が見えた。


「こいつはさ・・・・」


「そうだったんですか・・・・」


そう言い合う声が聞こえた。





嘘だったの・・・・・・・?



貴方が話を振ってきたくせに?キスしたいとまで言ってきたくせに?

それを言うためにここに来たの?それとも勝弘に会いたかったからそういう理由をつけたの?


分からない。貴方の気持ちが分からないよ・・・・・。



「広人・・・・・。」


私が呟いた声も二人の笑い声に吸い込まれていって、消えていった・・・・・。







ちょっと短め。しかも内容を無理やり打ち切ったかんじ。

すいません・・・・。

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