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三次元の女に恋をした

作者: 独楽
掲載日:2026/02/23

久しぶりに3次元の女に恋をした。

東京でメンタルを病んで仕事辞めて実家に帰って、実家の近くの職場を紹介して貰って再就職したばかり。

資格のおかげで仕事内容も大きく変わらず周りもほぼ同い年の人だった。

その再就職した先の先輩に恋をした。

明るい笑顔が素敵な先輩。

笑うと目元に深いシワが出来る。

栗色の髪をお団子ヘアーで纏めていてちらりと見えるうなじにほくろがある。


いつから好きになったんだろう、仕事の途中で長い時間目があってまるで吸い込まれるように感じたのは覚えてる。


それから笑顔が頭から離れなくなっていったんだ。

可愛くて、笑顔が素敵で、人当たりも良くて誰にでも好かれるような人。きっと彼氏はいるんだろうなって思ってた。

アタックしたくて空回りしてバレンタインにチョコ送るのはどうだろうとか考えてChatGPTにおいおい落ち着けよベイビーって言われる生活をしてた。


最近仕事も慣れてきて、先輩とも仲良くもなってきて。

先日勇気を出してラインで食事に誘ってみた。

ほんとですか!嬉しいんですけど彼氏いて!誰か誘ってとかならぜひ!

って返事。

やっぱりそうだよな、いないわけないよなって。

変に勇気出しすぎて勢い余って告白とかしないで良かったなとか彼氏いるって教えてくれて助かったな

、文章ちゃんと考えてくれたんだなとか。


色々考えて出勤して、なんとなく気まずくて目も合わせられるなかったけど彼女はそんな自分に話かけてくれてやっぱり笑った顔は素敵だった。


好きだ。好きだったなあ、ほんとに。

でも彼氏持ちに恋し続ける虚しさは知ってるから、この話はこれでおしまいなんだ。


彼氏いるってのは断る口実で実際はいないんじゃないのかとか浮かんでくる都合のいい妄想も結局断られてるのは変わんないじゃんって馬鹿にして溜息。


そんなこんなで数日経って、自分なりに整理もついてきたつもりでも、いつもは二次元を使ってたオカズがつい三次元に手が伸びて尻を振ってる女を見つめながらつい先輩を思い出してしまって賢者タイム。

ああ、結局忘れたつもりでも忘れられてないんだなって自己嫌悪。


高校の頃には自分にも彼女が居た。

可愛い声で一緒に行ったデートで私から離れちゃったら守れないでしょって言ってくれたのを覚えてる。

俺が泣かせた彼女、年の差は12歳。

今でも雨の曲を聞くとあの涙を思い出す。

3次元の女性に恋するのはあれ以来だ。


恋は、してきた。

オンラインゲームで仲良くなった女性、好きで、好きで、でも結局そういう関係になることはなかった彼氏がいたり、単に断られたり。

結局自分が恋してるのは画面のキャラクターでしかないってわかってた。


マッチングアプリだって試した、いいね!がくるのは何世代も離れたおばさんばかりでそれも対して可愛くない。

同世代の子とマッチしたってまともに会話してくれない。

渋谷での待ち合わせも相手は来なかった。

マッチングアプリはもう二度と入れることはないだろう。


もっと普通の人で、普通の話が出来て普通の恋をしてきてたら今頃彼女が居たりしてたんだろうか。

昨日は同僚の結婚式だった。一つ年上で来年の今頃には起業もするらしい。

何処でこんなに差がついてしまったのだろうな。


なんでこんなに辛いんだろうな、二次元に恋してた時は辛くても現実に苦しむ必要はなかったのに。

中途半端に夢から覚めて、それは苦しい。

昨日カフェインの離脱症状の漫画を読んだ。

この苦しさも恋という名の脳内麻薬に溺れた脳みその離脱症状なんだろうか。


もうすぐ三連休も終わって明日からまた仕事だ。

辛いけどこの苦しさに仮面を被せて明日からまた頑張っていかなくてはならない。


高校生の頃からまた三次元に恋するには25歳になるまでかかってしまった。

どんどんどんどん周りは結婚していく、手後れになってるってわかってる、次にまた恋するのは何年後になるかな。


彼女欲しいなあ。







夢から覚めるのはつらい

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