空に恋する話
私はよく、空の写真を撮ります。
何故だと聞かれても分かりません。無性に撮りたくなるんです。
とある物語の誰かが言った
「見返りなど要らない。ただ、君がほしいんだ。」
と切に願う気持ちを聞いたとき、私は
(あぁ、コレだ。)
と思いました。鼓動する心臓のように、呼吸するように、何事もなくこの気持ちを受け入れました。
ですが、この気持ちが何なのか明確ではありません。受け入れたのは良いものの、ハッキリしないとなると話は別です。
それからというもの、写真を撮る度に、この瞬間の空を見上げ、写真を撮る人なんて私しかいないのだろうと寂しく思う反面、この広い世界では同じ時にシャッターを切った人なんて沢山いるのだろうと感じました。そう思うとなんだか、もどかしくて、切なくて、心にモヤがかかって、誰も見ないでほしいって呟いてしまうんです。
一種の恋のようなものでしょうか。
私はあの時の明確にならなかった気持ちに『恋』と名付けることにし、産まれたての赤子のように大切にしようと思いました。
私は、この寛大な空を前に恋してしまったのです。
「恋」ってパワーのある言葉だなと思います。
慣れない言語化に加え、拙い日本語ではありますが、読んでくださりありがとうございます。




