lal(ラル)第2話:生者に怯える死者
第2話:生者に怯える死者
「はっ!」
勇雅はまたしてもあの悪夢を見てしまったそして内容も日に日にはっきりとしてきた。
今回の内容は少女の目の前で再起不能レベルでボロボロになった男性が息を引き取る。そんな夢だった
そしてここは....
見知らぬ天井、隣にスヤスヤ眠るレイナ、
これはヤったのか!?と驚くが瞬時に昨日の出来事を思い出し落ち着きを取り戻す。
「どうしたものか...」
そんなことを考えているとレイナが目を覚ます
「ここは...そこにいるのは..勇雅...?....ん?...勇雅!?」
レイナは昨日の事を覚えていないらしく何故ここにいるのか、何故同じベッドに勇雅がいるのか疑問でしょうがなかった。
「え..あ、昨日レイナさんが酔いつぶれてしまって、えとあの...成り行きでここに居ます」
その言葉にレイナは、はっ!と何かを思い出す。
「わ...私がしたこと誰にもゆわないでくれ...」
どうやら昨日の出来事を大体思い出したようで顔を赤らめながら勇雅に懇願する
「誰にも言いませんよ」
と勇雅はスラッとレイナに言葉を返す
「そうか...ありがとう..」
レイナは感謝をしつつベッドから下り、衣服を直す。
「それじゃあ帰ろか」
と気まずそうにレイナは扉を開ける
コツコツコツコツ
二人の間には何とも言えない空気が流れていた
「・・・」
そして曲がり角に近づく
「私はこっちだからここでお別れだな 」
レイナの言葉に「そうですね」と安直な返しをする
そしてレイナは角を曲がり去っていく
勇雅は背中を見てどこか少しだけ寂しそうにしているのを感じたが今の勇雅にできることはなかった
何も出来ないことに勇雅は落ち込む。
どうしたら良かったのかそんな事を考えながら歩いていると
ズドォン!
「なにっ!?」
突然リゲインが現れた。
そいつは変なとこにシールドを纏っていた。おそらくリーダーのリゲインだろう
「こいつは!」
すると突然後ろから声が聞こえ振り向くとレイナがいた
「昨日のリゲイン!」
どうやらこのリゲインは昨日第3部隊が戦ったリゲインだった。
「第4部隊聞こえるか!リゲインが現れた、繰り返すリゲインが現れた」
冷静に第4部隊に連絡をするが
「こっちにもリゲインがいる!」
なんと向こうもリゲインに襲われていた
「今はレイナ一人か?」
そんな岬の声が通話機から聞こえる
「いや勇雅と私の二人だ!」
このリゲインは二人で殺るしかないのだと勇雅は感じ取った
「行くぞ勇雅!」
レイナの言葉に「了解!」と返事をしシフトギアを発動した
「はぁっ」
するとレイナのシフトギアが現れた。
彼女のシフトギアはなんと三つもあり、
一つは右前腕の一部を「ビームナイフ」と呼ばれる物に変えることができる。
もう一つは左腕の一部を変化させエネルギーのシールドを張ることができる「エナジーディスク」そして最後は
右肩の一部を「ブレークキャノン」に変えることができる。
手始めにレイナはリゲインにキャノンを放ちシールドに当たったが効いてる様子がない。
「やはり効かないか...」
次に勇雅がリゲインのシールドがない部分に飛び付き、ブレードを振るが少しのダメージしか与えられなかった
「なんだこいつ!想像以上に固いぞ!」
このリゲインは元々固い上にシールドまで纏っている為中々にダメージを与えるのが厳しい
そしてリゲインの反撃が始まる
勇雅は攻撃を華麗に避けレイナは左腕のシールドを展開し攻撃を受け流す。
「このままでは体力が無くなるだけだ」、そう考えてるとレイナが何か疑問を感じた
「あいつのシールドがある部分とない部分の違いはなんだ」
一般的にシールドは腕につけるものだが、このリゲインのシールドは胴体と両肩についており腕や足には全くついていない。
「おそらくあいつの胸あたりに弱点がありそこを補うためにシールドがあるのかもしれない。」
レイナの考えに勇雅は納得するが、まずはシールドを破壊しないとどうしようもできない為、長考を強いられる。
が相手はそんな事を待ってはくれず次々と攻撃が迫る。
何とか攻撃を避け続け隙を見て攻撃するがやはり効かない。
そんな時何かを閃く
「レイナさん!俺が何とかしてよろけを取るのでその隙にシールドの間を攻撃してください!」
レイナは一瞬戸惑ったが瞬時に理解し「理解だ!」と返事をする
勇雅はリゲインの注意を引く為周囲を動き回る。そしてリゲインの目の前に来た時真上に飛び上がり、チャージしていたブレードの斬撃を足元の地面に放つ
その瞬間地面が崩れリゲインが姿勢を崩す
その隙を見逃さずレイナはチラッと見えたシールドの内部にめがけキャノンを放つ。
ドォン!
その瞬間シールドは内側から破壊され弱点のコアが露になった。
「いまだ!」
レイナの感嘆と同時に勇雅はブレードをおもいっきり振り上げる。
ズザァン!
その瞬間リゲインはあっさり真っ二つになり地に倒れた。
「はぁはぁ」
二人は疲れていて呼吸が乱れていたがレイナは少し笑みを浮かべていた。
一方岬達は新たなリゲインと対峙していた。そいつもまた強力で頑丈なリゲインだった。
「こいつ...昨日のやつとは違うがやたら頑丈だ」
そんなことを岬は嘆くがどう対処するかを冷静に考えていた。
このリゲインは今までの個体より一層人形をしており簡単に言うと、人間の皮膚を剥がしてなかの筋肉が見えてる、そんな見た目をしており、そして両手からブレードが生えていて。さらには腰部から生えている触手のようなものからビームを放つことができ非常に厄介だ。
そしてリゲインの攻撃が再び迫る
両手のブレードが素早く威力も高いため、ナギサはアクアヴェイルでは防ぎきれずダメージをおってしまう。
「くぅッ!」
リナが近づきナギサの傷を癒すがその内にカイもまたリゲインの攻撃を食らってしまい傷をおう。
「すまねぇな...」
ナギサの治療が終わりカイの治療に移る。
その隙にリゲインがビームを離れてる蓮と岬に放ち怪我をおう。
「ま...間に合わない...」
次々と来る攻撃に皆は対処しきれず攻撃を受けてしまう上にリナの治療も間に合わずこのままでは全滅してしまう状況に陥ってしまった。
「一つだけあいつを倒せるかもしれない方法がある。確実ではないがな...」
絶望的な状況の時カイが何かを提案してきてリナは「どんなの?」と聞き返す
「俺のファイアブレイザーには腕に炎を宿す以外にも使い道がある」
「それは全身に炎を宿し自爆することだ」
カイのイヤな提案にリナは目を丸くする。
「自爆ってカイはどうなるの!?」
リナが声を張り聞く。
「わからねぇ、こんな危なっかしいもん使ったことねぇからなぁ」
その言葉にリナはさらに驚く
「もし俺が仮に生きてたとしても致命傷にはなると思うからそんときは治療頼むぞ」
そんな言葉にリナは
「む...むり...できない!」
弱音を吐く
「どうした?普段なら、確証はないけどやってみる、とか言ってたじゃあないか..」
「わかんない..でもできないの..!」
再び弱音を吐く
「来るぞ!」
岬の言葉と同時にリゲインの攻撃が始まる
「くっ..やるしかねぇな!」
カイは覚悟を決めた。
「カイ!わっ私が頑張って注意を引くから!」
ナギサは頑張って声を張りカイに作戦を伝える。「了解だ!」
そんなカイの大きな声が響き渡った。そしてナギサが水を鋭くしリゲインを突き攻撃を仕掛けるがまったく効いていない。
「うわっ」
リゲインの素早い攻撃にナギサは水を自分にぶつけなんとか回避する。
「あいつは俺ら人間とほぼ同じ体をしている、そして人間を真似てるとしたら正中線があるはずだ、他に弱点があるかもしれないが今はそんな猶予はない!」
「そして正中線は人間で言うところの、金的、みぞおち、喉仏、顎、などそこを爆発にパンチの力を乗せれば最低でも致命傷は与えれるだろう...」
「だがチャンスは一回だ!確実に絶対に当てる!」
カイは確実に当てるため、ひたすらチャンスを伺う。
だが中々にチャンスは訪れない、そんな時リナが標的になってしまった。
「ひっ!」
心が弱っていたリナにとって見られただけでもかなりの精神的恐怖を感じてしまい身動きが取れない。
まずい!
皆が同じことを思った瞬間カイがリゲインの首を目掛けて飛び掛かる
「うおおおおおお!!!」
ドゴォォォォォン!!!
大きな爆発音がした後リゲインが倒れる音が聞こえ煙がたちこみ、暫くの静寂が訪れた。
「カイ!!」
リナは名前を叫ぶが返事が聞こえてこない唯一聴こえるのは自身の高鳴る鼓動のみ。
そして煙が退けてきた時、血溜まりがドロドロ流れてきた。これはカイの血かリゲインの血かそんな恐怖に駆られながら先へと進む。
はぁ....はぁ...
そこには手足がぶっ飛び内蔵がはみ出ていたカイの姿だった。
「うぅ...カイ!」
あまりにも残酷な姿にリナは涙が溢れでる。
「わ...私...治せる...かな...」
リナは治療をしようとするがシフトギアのヒールグローブは現れない。
「え....なんで?」
リナはトラウマを思い出しており、シフトギアが使えないほど精神が不安定になっていた。
今の第4部隊に入隊する前リナは別の部隊に所属していた。
その頃のリナのシフトギアの能力は今とは違く、その能力は
右手で生者の生気を吸い取り、左手で死者に生気を吹き込み蘇生をすることができる
つまり生け贄の人間が居れば無限に死者蘇生が可能であり、
生け贄となる人間は大罪を犯した極悪人を使用しているためあまり罪悪感がなくまさに最強の能力だった
そのためリナが居た部隊は死の概念が鳥の羽みたいに軽く。隊員はよく自爆特効をしたり、強いられたりしていた。
そんな部隊にいたリナは最初、死に恐怖を感じていたが徐々に死への概念が軽くなっていた時ある男隊員が苦言を述べる。
もう死にたくない!
そんな言葉を叫んだ、一般的に考えれば一度も死にたくないと考えるがこの部隊は違い隊員達はおかしなものを見るかのような瞳で見つめる。
何故ならばこの部隊の隊員は死ぬことが呼吸と同じくらい当たり前のことだったからだ。
そして叫んだ男隊員は崖から飛び降り自殺したのだがリナによって蘇生されてしまった
やめてくれぇ!もう...嫌だ!嫌なんだ!
その男隊員の言うとうり死なせて上げたい、もう蘇生したくないそう思ったが、
他の隊員に狂ったように蘇生しろ言われていたため何度も、何度も、自殺しても繰り返し、繰り返し、蘇生を行った。
ついにその男隊員は限界を迎えた。
そいつはライフルや爆弾を使いリナを除く隊員達全員皆殺しをしてしまった。
リ..リナ..こいつら..蘇生してくれないか
男隊員の震える声に従いなんとか全員を蘇生させるが身内に殺された隊員達は激怒し男隊員を殺そうと戦争に近しい戦いがおき沢山の死人が出た。
そして再び蘇生をさせようと生け贄を呼ぶがもう極悪人は居ないと告げられてしまった。もう蘇生はできないのかと嘆いていた時ある隊員が何かを言う。
「もう犯罪者を作っちゃえばいいじゃん」
その言葉にリナは、なにを言ってるんだ、そう思ったが隊員達は狂っており、「そうだな」と肯定したのだ。
隊員達の行動にリナは久しぶりにかなりの恐怖を感じた。
自分のせいで皆がこうなってしまったのかと。自分がこんな力を持っていたからこうなってしまったのかと。自己嫌悪を繰り返した。
そこから数日後隊員達がリナに蘇生を頼むと言ってきたのだ、
そこには見るからに一般人で何にも罪を犯していなさそうな人を連れていた。
隊員達は期待の眼差しをリナに向けるが何もできない。また同じことを繰り返してしまう恐怖で何もできなかった
何もしないリナに隊員達は期待の言葉を投げつける。
せっかく極悪人連れてきたのに...
リナならできるよ...
リナじゃないといけないんだ...
―――うるさい―――
なんでしてくれないの...
リナのこと期待してるよ....
―――うるさい!!―――
死者を蘇生してよ
―――五月蝿い!!!!!!!―――
リナは最初のころ死者を蘇生させることに
なんも疑問を持たなかったむしろ良いことではないかと考えていた。
だが今は違う死者を生き返らせることがどれほど重大な事かを理解したからだ。
人の人生とは一度っきりだから面白い。
一つのミスで死んでしまうから面白い。
一度終わってしまったらそこで終わり。やり直すことができないそれが人生。
そんな人生で他人のため自分の人生を賭けて助ける、そんな人間が英雄扱いされるのが当たり前。
それが人間のエゴであり素晴らしさでもある
だが死者を覚悟も勇気もなくを生き返らせる行為はそれら全てをぶち壊す行為である
とリナは心から思った
そしてリナの蘇生させる能力はプツンと消えてしまい意識も失った。
リナが意識を失った瞬間、心の中では暗闇が広がり、まるで無限の闇の中に吸い込まれていくような感覚に襲われた。その中でリナは、自分がこれまでに救おうとしてきた無数の魂たちの声を聞いていた。
リナが最初に蘇生させたのは、愛する家族だった。絶望の中でリナは、他の何よりもその命を取り戻すことを望んだ。リナの能力がそれを可能にした時、リナは歓喜し、感謝の気持ちで満たされた。
それが人を救うということだと、リナは信じていた。しかし、蘇った命はどこか欠けていた。以前と同じではなかった。それは、生と死の境界を越えることの恐ろしさと罪深さにリナが気づく最初の瞬間だった。
意識が徐々に戻ると、リナは誰かに看病されていることに気づいた。
それはカイだった。
そのカイ心配そうにリナを見つめていたが、まだぼんやりとしていて、目の前の現実を完全に認識できていなかった。
そしてカイが何かを呟くが聞き取れず、
そこから先はあまり覚えていなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして現在、生死を彷徨ってるカイが話し掛けてくる
「リ..ナ..!」
カイのかすれ声にリナは耳を傾ける
「おまえは..何も悪くない...ただ..環境が悪かっただけだ..人は環境によって左右される。」
「お前は...周りからのプレッシャーや圧に押され..自分から何もしなくった。自分の意思が周りのヤツらに支配されてた。」
「そして死者蘇生の行為を悪だと考えた、確かに俺もあまり好きではないが、完全に悪い行いではない。」
「そして、人は完全に善の行動だけで生きることはできない、少なからず悪の行動をしてしまうものだ。」
「さっきから言ってることがメチャクチャで意味がわからないと思ってるだろうが、それが人間だ」
「そして最後だ、つまづいたっていいじゃないか、にんげんだもの。これ、相田みつをの言葉だ、いいだろう」
「たとえ、二択の選択をし最悪の結果を招ねいたとしてもそれを糧に次に生かせるじゃないか。二択の選択をできずなにもしなかったよりはましだ」
「まぁ…なんだ、結局はお前がどう感じるか、どう生きるかが一番大事なんだよ。」
カイは苦しそうに息を整え、言葉を紡ぐ。
「俺たちは…戦うためにここにいる。だがそれが全てじゃない。お前は…自分を責めるな。今までの選択を後悔するな。お前が今までしたこと、そのすべてが…俺たちをここまで導いたんだ。」
リナはカイの言葉に涙をこらえきれず、頬を伝う。手が震えながらも、カイの手を強く握りしめる。
「カイ…私は…」
「言うなリナ、お前はよくやってるそれだけで十分だ。それに…俺たちにはまだやることがある。
生き延びて、仲間たちを守るんだ。俺たちが選んだ道が…間違いじゃなかったって証明するために。」
カイの目が薄れていくのを感じながらも、リナは必死にその手を離さない。
「あ、言い忘れた事があった。
死者を蘇生する時はそれ相応の覚悟を持って蘇生するこが大事だ。」
そしてリナは目を閉じ、深く考える
死者を蘇生させる行為がもたらす危険性と、その行為がもたらす破壊力を深く理解していた。しかし、その一方で、死者を蘇らせることが持つ美しさも感じていた。それは、過去を修正し、絶望を希望に変える行為だった。絶望の中で再び手を取り合える奇跡の瞬間。それは生者と死者を繋ぐ唯一の手段であり、絶望の淵から引き上げる光のようなものだった。
しかし、リナはその美しさが危険と隣り合わせであることを悟っていた。命を軽んじてはいけない。生と死の境界を越えることは、命の尊厳を破壊し、人生の儚さと美しさを無視する行為であることを痛感した。
だが「覚悟」この思いを胸に能力を使う事は違う。人をために全てを賭けて救おうとするその「意志」は素晴らしいものであると。心から理解したのだ。
そしてカイの意識が遠のいてきた
その時、右手を自身の胸に当て左手をカイの胸に当てる。
「リ...ナ...?」
カイは薄れ行く意識の中にリナに問い掛けるが返事はない。
するとリナの右手が光始めた。
カイは遠のく意識の中瞬時に理解した。
「覚悟...決めたよ.....」
その言葉だけを残しリナは倒れてしまった
しかしリナの左手はカイに乗ったまま光始めた。
カイの身体が徐々に元に戻っていく
ぶっ飛んだ手足が生え大量に失った血も新しく健康な物に成り代わる
「はっ!」
そして以前よりも健康体になったカイ飛び起きリナを揺らすが返事はない。
「うっ...嘘だ!」
カイの身体はしっかりと健康のはずなのに震えている。
「ん?」
妙な違和感を感じたカイが目を凝らす
なんとリナは僅かに息をしていた!
だがリナの呼吸は浅くて心音も弱くかなり衰弱していたが、生きていた事実にカイは涙を溢す。
「よかった...よかった!」
一部始終を見ていた仲間達も安堵に涙を堪えられない。
そしてリナを優しく抱き抱えたカイは仲間と共に歩き出した。
そして今から数十分前、勇雅達はというと
「急いでこの情報を岬達に伝えないと」
勇雅とレイナは強いリゲインの弱点を伝えようと無線を使うが何故か繋がらない
二人は疑問を抱くが今はそれどころじゃあなかった
「ここから岬達の所まではそう遠くない、走っていこう」
レイナはそう言い走りだす。
そこの角を右に曲がり直進した後、次の角を左に曲がり、直進するそしてまた角を右に曲がり直進するそして左に曲がる
「あれ、この建物さっきも見ませんでした?」
勇雅は元の位置に戻ってきてるのではないかと心配でレイナに尋ねる
「この辺は似たような建物が多いからな気のせいだろう」
そんなもんだろうと勇雅は納得したのだがやはりおかしい。建物の入口に置いてある花までもが同じ種類で同じ場所に置いてある。
そしていくつかの角を曲がった時また似たような建物が現れた
「やっぱり...レイナさん!」
勇雅の言葉にレイナはまた否定しようとしたがある物を目撃する
「あれは!?」
それはクマさんのハンカチだった
「返しそびれてたハンカチを試しに落としてみたんですよ」
勇雅の疑問は的中していた、元の位置に戻っていると。そこでまた一つの疑問が浮かぶ。前へ前へと進んでいたはずなのにいつのまにか戻っていることに。
「これは...リゲインの仕業なのか?」
レイナは今までとは違う何かに恐怖を少し感じていた。
「少し待っててください!」
勇雅はそう言い先来た道を戻る。それにレイナは「置いてかないでくれ」と口にするが勇雅は行ってしまった。
するとなんと後ろに行ったはずの勇雅は目の前の曲がり角から現れたのだ。
「やはり...閉じ込められている!」
ズドォン!
すると突如リゲインが現れた
「なん...だと...!」
二人は再び突如現れた事に驚くがそれよりも、もっと驚く真実を知る
現れたのは先倒したはずの
シールド付きリゲインだった
続く――
ここまで読んで下さりありがとうございます。
後半のリナの回想シーン辺り少しばかり何を言ってるのかわからないと思いますが、なんとかスゴ味で理解してもらえると助かります