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乙女ゲーのメインキャラでもモブでもない鍛冶屋の看板娘に転生した私は、悪役令嬢にハッピーエンドを迎えさせたい  作者: 坂東太郎
『第三章 パーティ組んでもっと強くなって……ダークファンタジーぶった悲惨なイベントなんて潰しまくる!』

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33/35

第六話


 一人離れてオーガと戦っていた私は、オーガを倒して振り返る。


 そこには、安定した戦いぶりでオーガを相手取る二人の姿があった。


「走ってきたら、足元を……『穴掘り』! 《精霊さん、オーガにぶつけちゃって。『泥団子』》!」


「ないす、オレリアさん! はああああっ! 【剛撃】!」


 オレリアが土精霊の力を借りた【精霊魔法】と【土魔法】でオーガの行動を阻害して戦場をコントロールする。

 よろけたオーガに、バティストが防御無視のユニークスキル【剛撃】を叩き込む。


 私がいなくても、二人は協力して因縁の相手であるオーガの1体を片付けた。


 2対2でも敵わなかったのに、1体になればあとは簡単だ。


「ありがとう、オレリアさん。あとは僕一人でやらせてください」


「えっ? どうしよう、マノンちゃん」


「いいと思う。でも、危なくなったら介入するからね」


「はい!」


 さっさと片付けようかと思ったけど、バティストは一人で相手することを望んだ。

 バティストにとっては、お世話になった行商人のジルさんを殺したモンスターだから。

 でも、その顔つきに復讐の怒りはない。

 どちらかというと、あの頃不甲斐なかった自分への後悔が見えるだけだ。


 冒険者パーティがオーガと戦う時の適正レベルは20ぐらい。

 ソロでの戦いでも、もうレベル3()3()になったバティストにとっては負ける相手じゃない。

 しかもバティストは並の冒険者パーティ以上のステータス&スキルだし。

 さすが隠し攻略キャラ!

 そのうえ私の『ファイブ・エレメンタル』の知識で強化してきたからね!

 オーガ程度、楽勝です!


 その予想通り、バティストは問題なくオーガを切り捨てた。


 怒りに囚われることなく。

 「モンスター絶対殺すマン」になって猪突猛進することなく。

 冷静に、因縁のモンスターを倒してみせた。


「はあ、はあ……あの時に、これができれば……」


「たとえ訓練してきても、それは無理だったと思うよ、バティ」


「そう、ですね……」


「だからいまは、強くなったことを誇ろう。きっとジルさんも喜んでくれると思う」


「そうだといいんですが……」


「さ、私たちの『卒業試験』はおしまい! 帰ろ帰ろ!」


 うじうじと悩むバティストにわざと明るい声をかけて、オーガの魔石と素材(皮が防具になるらしい)を回収する。

 ダンジョン外と違って解体の手間がないのはありがたい。


 オレリアの手を引いて、ダンジョンボスを倒した時に現れるダンジョンコアに触れれば、そこはもうダンジョンの入り口だ。

 いままではこの転移を利用して周回を繰り返したものだけど……。


「三人でこっそりダンジョンに潜って、レベルを上げるのも今日までだね」


「マノンちゃん……うう……」


「ほら、泣かない、オレリア! 私が学園に行ったって、同じ王都内にいるわけで。休みの日に長期休み、すぐ会えるんだから!」


「…………うん」


「マノンさん。押しかけた俺を強くしてくれて、本当にありがとうございました」


「いやあ、バティは強くなるってわかってたから、こっちも助かったっていうか? オレリアと二人での攻略より安定感が増したしねー」


 涙ぐんだオレリアを抱きしめる。

 バティストは、律儀に頭を下げてきた。


「ほらほら二人とも、そんな顔しない! 明後日からは()()()で旅行に行くんだから!」


「ゔん、ぞうだね、まのんぢゃん…………ぐすっ」


「俺は、気乗りしないのですが……」


「まあまあ、強くしてくれてありがとうって思ってるなら、そこは『護衛』として付き合うってことでね?」


「はい…………」


 オレリアとバティストを加えた、1年半のレベル&スキル上げは今日で終わりだ。

 あと半年弱で、私は高等学校——リオナディア王国高等貴族学園——に入学する。

 貴族学園は全寮制で、王族も上級貴族も、とうぜん王都に家がある貴族も平民も、全員が寮生活を送ることになる。

 そうなると、私はなかなか家に帰れないわけで。

 お父さんにもオレリアにもなかなか会えなくなる。


 だから私は、お父さんとオレリアとオレリアの家族とバティストを誘って、明後日から旅行に出ることにしていた。


 この1年半でレベル40まで上げるって目標には届かなかったけど——レベル&スキル上げよりも優先させることがある。


 それは、お父さんとの家族の時間————じゃなくて。

 いやそれも大事だけど!


 私が誓った一番のこと。



 友達は助ける! 悪役令嬢も助ける! 悲惨なイベントも(できるだけ)防ぐ!



 これを、叶えるために。



 貴族学園入学前のこの期間に起こるひとつの悲劇(過去回想)と、本来は間に合わないはずのひとつの惨劇(イベント)なんてぶっ潰してやる!




名前:マノン・フォルジュ

種族:人族

職業:商人

レベル:37

HP:688

MP:475

筋力:163

耐久:122

敏捷:200

知力:84

器用:124

スキル:

 体術LV8(UP!)

 体力回復強化LV6(UP!)

 回避LV8(UP!)

 見切りLV4(UP!)

 移動速度上昇LV6(UP!)

 俊足LV6(UP!)

 跳躍LV7(UP!)

 索敵LV7(UP!)

 打撃耐性LV6(UP!)

 刺突耐性LV4(UP!)

 斬撃耐性LV6

 毒耐性LV8(UP!)

 麻痺耐性LV6(NEW!)

 睡眠耐性LV6(NEW!)

 火属性耐性LV4(NEW!)

 水属性耐性LV3(NEW!)

 風属性耐性LV4(NEW!)

 土属性耐性LV6(NEW!)

 闇属性耐性LV4(UP!)

 無属性魔法(身体強化、弾丸、魔力障壁、結界)

 魔力視LV2(NEW!)

 魔力感知LV5(UP!)

 魔力操作LV6(UP!)

 算術LV6(UP!)

 ユーレリア大陸西方語LV4

 礼儀作法LV3(UP!)

 交渉LV4(UP!)

 運搬LV5(UP!)

 地図化

 鑑定LV3(UP!)

称号:格上殺し(アップセッター)




名前:オレリア・フィジク

種族:エルフ(クォーター)

職業:村人

レベル:33

HP:299

MP:641

筋力:104

耐久:70

敏捷:69

知力:176

器用:140

スキル:

 体力回復強化LV4(NEW!)

 回避LV3(NEW!)

 見切りLV4(NEW!)

 移動速度上昇LV5(NEW!)

 索敵LV4(NEW!)

 打撃耐性LV4(NEW!)

 刺突耐性LV3(NEW!)

 斬撃耐性LV4(NEW!)

 毒耐性LV6(NEW!)

 麻痺耐性LV5(NEW!)

 睡眠耐性LV5(NEW!)

 火属性耐性LV4(NEW!)

 水属性耐性LV4(NEW!)

 風属性耐性LV3(NEW!)

 土属性耐性LV3(NEW!)

 闇属性耐性LV4(NEW!)

 土属性魔法(穴掘り、土壁、泥団子)

 魔力視LV4(UP!)

 魔力感知LV6(UP!)

 魔力操作LV7(UP!)

 精霊視LV4(UP!)

 精霊語LV3(UP!)

 精霊魔法(土精霊)(NEW!)

 算術LV4(UP!)

 ユーレリア大陸西方語LV3(UP!)

 農耕LV4(UP!)

 伐採LV2(UP!)

 栽培LV4(UP!)

称号:なし




名前:バティスト・オプレシオ

種族:人族

職業:豪剣士

レベル:33

HP:700

MP:293

筋力:180

耐久:137

敏捷:110

知力:72

器用:106

ユニークスキル:豪撃

スキル:

 剣術LV5(UP!)

 体力回復強化LV6(UP!)

 頑健LV5(NEW!)

 見切りLV1(NEW!)

 移動速度上昇LV6(NEW!)

 索敵LV3(NEW!)

 打撃耐性LV7(NEW!)

 刺突耐性LV6(NEW!)

 斬撃耐性LV6(NEW!)

 毒耐性LV8(NEW!)

 麻痺耐性LV6(NEW!)

 睡眠耐性LV6(NEW!)

 火属性耐性LV5(NEW!)

 水属性耐性LV4(NEW!)

 風属性耐性LV5(NEW!)

 土属性耐性LV6(NEW!)

 闇属性耐性LV4(NEW!)

 飢餓耐性LV1

 無属性魔法(身体強化、魔力障壁)

 魔力感知LV2(NEW!)

 魔力操作LV3(NEW!)

 算術LV3(UP!)

 ユーレリア大陸西方語LV3(UP!)

 礼儀作法LV1(NEW!)

 運搬LV3(NEW!)

 罠作成LV3(UP!)

称号:なし



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― 新着の感想 ―
[一言] わー!次もめちゃくちゃ楽しみです! 楽しいお話のスタートから拝見できて幸せです。 来年もよろしくお願いいたします。 良いお年を(∩´∀`)∩
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