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不明
目がぼんやりと開く。だが、何も見えなかった。
何故か声は聞こえた。若い女の声だった。
「この人間は、普通の人間と違う。世界がモノクロに見える」
何を言っているのか分からなかった。
「あなたなら、無数にいる転移者、転送者の中で……」
無数に存在する転移者に転送者。
「そして、あなたは寿命以外では死ねない呪いに掛かっている」
そう言って、声が聞こえなくなり、俺は、睡魔に襲われた。
そうして、次の朝は、どこか分からない木々の生い茂る森の中で目覚めるのだった。
本当に意味が不明。プロットを書き直しが決定事項に……。そもそも、プロットは存在しませんけどね。