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戦場に咲く赤き青薔薇  作者: 九十九疾風
第2章 白夜学園その②
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第2章 第32話 もう1つのプロローグ

「おい!あの白夜連盟が一瞬でやられたぞ!」

「そうみたいだね。さすがに想定外だ」


  真っ暗な部屋で男達が会話している。それ以外の音はなく、その場所がまるで現実世界とはかけはなれた別の世界であることを物語っていた。


「でも、君たちなら彼女を止めることなんて容易いだろ?」

「まぁな。だがよ、あの感じを見ると、全力で戦いに行かないと全滅は確定だな」

「というかよ、お前のとこはまだ全員揃わねぇのか?」


  一人の男が、お面のようなニヤニヤ顔を貼り付けながら男の挑発を受け流した。


「えぇ。あの子は強いですからね。遅れるくらいは許してあげますよ」

「ほう?そんなに強いのか。それで、そいつはいつ来るんだ?」

「そんなの僕だって分かりませんよ。ただ、本当に強いですよ。片腕の使えない今なら1分もてばいいですね。ふふふふ」


  3人の男はお互いを挑発し、お互いの挑発を受け流しながら作戦会議を行っていた。


「さて、まぁ白夜連盟のやる気のなさは薄々感じていたので、彼らは言わば捨て駒です」


  そして、そんなことを言った男は、初めて表情を崩して不気味な笑みを浮かべた。その表情は、暗い世界でもハッキリとわかるほどの存在感を放ち、そして、 謎の光に覆われていた。


「僕達は負けた訳ではありません。それに、いい具合に消耗してくれていて助かります。唯一の懸念材料も今のところ大人しいですし。我々の勝利はほぼ確定したようなものです」

「相変わらずえぐいことするなお前。そんな右腕初めて見たよ。契約してまだ日も浅いってのに、大丈夫なのかよ」

「ふふふ、大丈夫ですよ。僕はこの力で莉音を超えるのですから。そして───」


  男の右腕はまるで生きているかのように脈打ち、刺青のような禍々しい呪印がそれを覆っていた。


「来るのですよ!僕の時代が!!!!」


  その言葉と共に天高く掲げられた右腕は、嗤っていた。







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