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戦場に咲く赤き青薔薇  作者: 九十九疾風
第2章 白夜学園その②
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第2章 第22話 小さい理由

「え?!な、なんでそんなこと思うの?」

「普通に思う。流石に、小さすぎ」


  お、おぉ……はっきり言うのね。まぁ、気にしてるとこってほどコンプレックスじゃないし、そんな大した理由でも無いならいいんだけど……ちょっと言い過ぎじゃありませんかね!?


「まぁ、いいんだけど……というか、意図してこんな感じじゃないんだけどね」

「そうなの?小さい方が戦いやすいとか、潜入に有利、とか……ロリコンから人気になれるとか……そんなのじゃなくて?」

「違うよ。というか、最後のに至っては悪意しか感じないんだけど!?それに、意図してどうやって!……あ、ごめん。魔法があったね……でも使ってないからね!?そんなことしてまで小さく居る利点ってそこまで無いから!」


  そんなことを言っても訝しむような視線を向けてくるだけで、全く信じた様子がない。あれ?おかしい……なんで信じて…いや、私の立場でも信じないかも。


「ちょっとそこの女子〜!私達も混ぜなさい!」

「そうだそうだー!!俺達だけハブられてる感じがして辛いんだけどー!」

「小学生か!ってつっこみたくなるような絡みに来かただな!それで、二人とも夫婦仲良く何の用なの?」

「夫婦じゃねぇ!」

「夫婦じゃない!」


  いや、同時に否定されても……ほんと夫婦でしょこの2人。息が合いすぎて逆に引いてきたわ。うん…まぁ、そういう事なのかな?


「それにしても……」


  そんなことを思っていると、さっきまでのふざけた感じとはかけ離れた、真剣な声で切り出した。


「莉音…龍護…シェリー…あと、カール?は仲間だったって聞いた。けど、さっき戦ってた。莉音は別にしても、3人とも本気で……仲間なのに、なんで?」

「あ〜……それはね、『再会の敬儀』だよ。私達の中で取り決めたことの1つなの」


  まぁ、これはほとんど気にしなくてもいいやつではあるんだけど、説明だけはしといた方がいいかな。実際、今回は適応したんだし。


「『再会の敬儀』はね、死なない程度に今の実力を試し合おうってこと。今回は流石にお互いに驚いたから、暗黙の了解にしておいたんだけど、普通はきちんと『印』があるの」

「なるほど……それなら、わかった。私の中で、そこだけが1番腑に落ちてなかったこと、だったから……それで、どうする?これから」

「あ!忘れてた!」


  こんな調子で大丈夫……ではあるか。2人とも信頼できるし、新しく嬉しい仲間も増えたし、こちらの出足は良好だね。ただ一点を除けば……だけど。






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