200話到達記念番外編
「ねぇみんな聞いて!」
「どうしたの玲奈?藪から棒に」
いつもの生徒会室、さっきまで神獣たちと戦っていたはずの全員がその場所にいた。
「というかあれ?俺たちって神獣と戦ってたんじゃなかったのか?」
「まぁそうなんだけどね。すっごいメタい話をすると──」
玲奈は息を吸って、馬鹿みたいな大声で言った。
「200話に到達しました!いぇーい!!」
「うぉ?!びっくりした。それはそんなすごいことなのか?」
「あはは。玲奈は相変わらずって感じだね。そっか〜。あれからもう100話も経ったんだ……」
「まぁ、途中作者が更新ペース落としたり、更新中止したりしてなんだかんだで1年以上経ってるんだけどね」
「玲奈……怒ってる?」
「全然。作者ちゃんとしやがれとか、あいつもっと日常的な話増やせとか全く、これっぽっちも思ってないわよ?!」
「いや怒ってんじゃん」
明らかな怒りを持った笑みを浮かべている玲奈は、そんなことよりも、と手を1回叩いた。
「100話目に到達した時は『もしも違う結末だったらどうなっちゃうの選手権』ってよく分からないことをして、莉音の昔話を聞かせてもらったんだけど、今回は特にやること決めてないのよね。みんな、なにかしたいことあるかしら?」
「というかよ、俺たちの情報少なすぎないか?まぁ、途中参加って感じだったし、しょうがないとは思うが」
「そんなこと言ったら私達もそうよ。この作者、あんまり説明とか入れないから」
「玲奈は作者に恨みでもあるの……?」
「恨みは無いけど、もうちょっとちゃんとしてほしいと思うわ。それに、最近ちゃんと更新するようになったな〜と思ったら、『話のペースミスったかも……』とか嘆いてたし」
玲奈は、ぶつぶつ言いながら机を叩いている。誰から見ても相当イラついてる感じだった。
「つぅかよ、俺としては莉音についてわかってないことが1番多いと思うんだが」
「え?私?」
「あ、確かに!私ももっと莉音のこと知りたいわ」
「え?えぇ?!ちょっと待ってまた私の話!?」
「莉音……ドンマイ」
「うぅ……だれも止めてくれない……」
全員の視線が莉音に集まった。もう聞く姿勢は万端だった。
「もう……じゃあ少しだけね?えっと──」
莉音はしぶしぶ話し始める。誰も知らない時間の話を。
・・・
獅子宮世界で修行してた時間は、すごく辛いこともあったけど本当に楽しくて、たくさんの神獣たちと話したり、戦ったり、色々教えてもらったりして、本当に充実してた。
「今日で修行は終わりだ」
ある日、獅子宮からそう言われた時は、嬉しさ半分寂しさ半分って感じだった。そりゃそうだよね、結構な時間ずっとそこで修行してたんだから。
私は、その言葉の意味を呑み込めてなかったけど、獅子宮は私を獅子宮世界から神獣世界に連れて行った。
「さぁ、今日は好きなように騒げ。莉音の修行完了記念だ」
「「おめでとう!」」
「うわぁ!?え?これって……」
「莉音は頑張ってたからな。獅子宮に頼まれて、こういう感じで盛大に祝おうってことになったんだ」
「急に言われたからな。料理組と準備組で分かれてやったんだ。私含め、みんなノリノリだったけどな」
私は急にたくさんの料理と神獣たちに迎えられてびっくりしたの。でも、そのあとは本当に楽しかったんだ。もう騒げや踊れやの大騒ぎ。多分、私を楽しませようとしてくれてたんだろうけど、全員楽しそうだったから私もどうでも良くなって楽しかった。
何時間だろ?結構な時間そうしてて、私は疲れて眠っちゃったんだよね。本当に一瞬で過ぎていったけど、めちゃくちゃ幸せな時間だった。
・・・
「私がその次に聞いたのは、獅子宮の『まだ足らない。足らない物は、またソナタの世界で手に入れるが良い』って言葉だった。そのあと私は神獣世界を出て、この世界に戻ってきたんだよね」
莉音の話が終わる。少し短いようで、長いようなその話は、莉音の笑顔で締められた。
「神獣たちは、いい人達だったよ。本当に」
その空間にいた全員から盛大な拍手が起こった。その中心で申し訳なさそうに莉音は笑って、振り返った。
「こんな感じになっちゃったけど200話到達しました!これも読んでくれてる皆様のおかげです。これからも続いてく私たちの物語、よろしくお願いします!」
「ん?莉音誰に向かって言ってるの?」
「え?内緒」
莉音はまた、みんなの方を向いて笑った。今度は舌を出していたずらっぽく。
皆様こんにちは!九十九 疾風です。
本日、200話に無事到達出来ました!ここまで続けられているのは、莉音も言ってくれましたが、読者の皆様がいるおかげです。
誠にありがとうございます!
玲奈の言ったことに関しては……言い返せません( ̄▽ ̄;)
これからも自分らしく書き続けていこうと思いますと思います。
これからも、戦場に咲く赤き青薔薇をよろしくお願いします!




