戦う男
目覚めるとそこは森の中だった。
俺は現代日本の都会に住んでいるのでこんな人気のなさそうな森にいるはずが無い。
そうか、俺は異世界に召還されたんだ!そのことに気づくのには全然時間がかからなかった。
誰かー!助けて!!
女の声だ!俺は声のする方向へと急いでダッシュした。
少し行くと道があって、そこには二人の兵士と1人の女がいた。
二人の兵士は俺に気がつかないようなので、俺はこいつらは雑魚だなと思った。
「貴様ら!何をしている!!」
俺は中村先生みたいなおおきな声で怒鳴りつけた。
そして、すかさず奴らの1人がもっていた剣を奪って切り付けた。
「うぐぅ…」
そういって、奴らの1人は倒れた。
もう1人はがたがた震え上がっている。
大きな声で「わぁっ!!」って驚かすと腰を抜かしてそのまま逃げてった。
ふたりがいなくなってしばらく経った後、俺は女の子に話しかけた。
「けがは無い?」
そういうと女の子は立ち上がって「あなたのおかげ大丈夫よ、ありがとう」って言った。
俺は嬉しかったので「どういたしまして」と言った。
「ここにいるのは危ないから、安全なところへ非難しよう。どこかいい場所を知ってる?」
「この近くに小さな村があるわ、そこへ行きましょう」
女の子がそういったので、俺はうなずいて後に続いた。