表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新しく部活作りました。  作者: 紫ピアノ
3/7

ウサギ

いつ俺は、こんなことをしなければいけないのか。


なぜ俺は、こんな昼休みや放課後を過ごさなければならないのか。


あとなぜ俺は疲れた身体で走らなければいけないのか。


 「おっ、あっちへ言ったぞ!」

 

 「くそ。すばしっこいやつめ。」


 「あっ!なぎさ、行った!!!」


 「・・・ここで俺の名前出すな!いつも呼ばないくせに!」

 

逃げ出したウサギを捕まえながら叫ぶのはのどが痛いからいやなんだが


 「あと・・・3匹だな。ヨッシャ!半分きた。」


なぜ、俺が疲れた身体でこんなことをしなければいけないかというと


十分ほど、巻きもどさなければいけない。(だろう)

 

俺はいつものどうり部室で菓子を食べていた。


ついでに、真実の勉強を教えながら。 


『ダダダァァァァァ』っと勢いのいい足音と『ドオォォォン』と


ドアが壊れそうなほどの勢いのいい開け方で


 「動観部どうかんぶひとみです。ウサギが6匹ほど逃にげ


 たので捕まえるの手伝ってください。体育館下で待ってます!」

 

  ※動観部は動物生態観察部どうぶつせいたいかんさつぶの略

主に、『動物観察』や『動物の秘密の解明』などの活動をしているらしい。


と、一言だけ言い残すとまた『ダダダァァ』と階段を降りていった。

 

少しの間にこれだけのことが起きると誰もが驚くだろう。


 「・・・行くか。」


 「・・・・・そうだね。」

 

あっけにとられながら、部活活動開始したのだが・・・  


 「やっぱ納得いかねぇぇ!!!」


 「うっせぇ!ウサギ逃げるだろうが!」

 

 「いいか。ウサギは、大きい音をだすと死ぬんだからな。死だ!死!」


怖ぇぇぇ。今、俺悪いの!?


 「ごめんねー。しゅうちゃんウサギ係だから・・・


 きっと罪悪感があるのよ。『一匹たりとも逃がさねぇ!』って


 言うぐらいだから。 お礼は育ててる鶏の卵でいいかしら。」


慣れているのか落ち着いた声で話してくれた。さっきの瞳さんとは別人だ。


 「最後の一匹・・・いたぞぉぉぉぉ」


威勢のいい声の響き渡り、俺は地面に座り込む。


 「だいじょうぶ?」


 「あぁ、いちよ。」


真実が手を出したが、俺はその手を振り払うように自分で立った。


 「ありがとう。おかげで早くウサギが捕まったわ。ホントありがとう。」


 「あとで、うちの部室こいよ。お礼払うから。」


 「あっ。はい。」


ぎこちなく答えた真実の声は、少し嬉しさがこぼれている。(気がした)


 「えっと、(部室)帰ったらお菓子と教科書バックに入れて行く」


小声で、帰ってからすることを確認しているのは昔からのクセだろう。


 「おわったぁ!!!」


 「こっちもだ。」


即座に部活に帰り、動観部へ向かう。


 「失礼します。」


 「おぉぉ。よく来たなぁ。お礼の卵だぁぁ。もらってくれぇ。」


大声で迎えてくれた。部室には『鳥類』や『ウサギ』が大半をしめている。


が、さっきの大声で動物びっくりしてる。(ようだ)


 「ありがとう。感謝してるのよ。あっ、もう一度自己紹介しようかしら」


 「そうだな。」


落ち着いたようだ。よかった。


 「じゃあ、改めて『ひとみ』よ。鳥係してるの。」


 「俺は『秀矢しゅうや』だ。よろしくな。」


卵は1パックぐらいの量だ。???真実は考え事をしている。


 「ん?なに?」


真実が不意に話しかける。『そんなの自分で言えよ』手ぶりで言う


 「・・・・・あ、あのぉ。」


おっ、真実頑張った。


 「なに???」


 「あの・・・この卵を持って調理室行って・・・オっ、オムレツでも食


 べ、食べませんか。」


 「・・・いい案だが、どうやって調理室借りるんだ?」


『あうぅ』真実ギブアップか。しょうがない。


 「俺が、先生に相談してみましょうか?タダ飯って言えばきっと


貸してくれますよ。」


 「じゃあ、行ってきてくれる?私達は先生と親しくないもの」


それからは簡単だった。


まず先生に『タダ飯が食べれる』と説明。


もちろん先生は『OK』を出す。先生は校長に説明した後


校長は『職員の分まで作ってくれるなら・・・』と条件付でOKを出してく


れた。


 「ほんとぉ!!」


 「よかったなぁ。」


 「じゃあ、行こう!!!」


みんなやる気満々で部員と職員のオムレツが完成した。


 「おいしい!」


そしてこの言葉で今日の放課後は埋め尽くされた。


 「たのしかったね。」


そして帰り道。(真実は危ないためいっしょに帰っている)


真実の満開の笑顔を久しぶりに見た。



















   












 

 読んでくれてありがとうごさいます。

ちなみに、秀矢と瞳さんはいとこらしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ