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おねいさんの事情?

前倒しで投稿。

ねむいので夜中は無理だと悟りました。

“美人さん視点”


私の名前は 、シェリム・ミナモト。


なんでも、ひいひいお爺ちゃんが異世界から来た勇者らしく、ひいひいお婆ちゃんとお姫様とで取り合いの中、勝ち取ってしまい、


「どうせなら勇者の名前を家名にしたほうが箔が付くよね」


と王様から言われ替えたらしい(娘を泣かした腹いせだったかも?)


私は今、家の私兵を数人護衛に伴って契約魔獣探しに神守りの樹海に来ている。


余り深い所まで行かなければ、どうにかなる類の魔獣しか出ないので大丈夫らしい。有名所の一角ウサギやグレイウルフの子供を捕まえて契約出来たらいいなぁとか思ってる。



結果見つけられず、続きは明日と明後日の2日間。


それまでに契約魔獣を捕まえられなかったら、学校が育ててるスライムとか、スライムとかスライムとかスライムとか…………………「スライムは嫌〜〜〜っハァハァハァ」


軟体動物は苦手で見るのも嫌なのに男の子達がいつもけしかけてきて、いつもローションまみれみたいになってしまう。



何故か男の子達は前屈みになってたけど?何でだろ。


取り敢えず、スライムとかやっつけれる位の強さでいいからいないかなぁ。



樹海入り口付近にキャンプを張り、明日に備えてお休みです。

「明日も頑張るっ」

気合いを入れると同時に胸が『ブルンッ』と揺れました。

「邪魔だなぁ」

聞いてたら恐ろしく怒る幼なじみを思い出したけど、『ブンブン』と頭から追い出し毛布を被り目を閉じた。








『トスン』


『トテトテトテ』


ん?何だろ、テントの端から引っ掻く音がする。


『カリカリカリ』


次第に何も音がしなくなったから、「護衛さんも居ることだしまぁ大丈夫かな」楽観的に考えるとまた眠気がきて、そのまま寝てしまった。








『ゴソゴソ』

《ニーニャーニーニー》

(訳:ママァどこぉ…[注…寝ぼけてるのて年相応の精神に逆行してます(笑)])



《ニャァーウニャーニゥー》

(訳:いい匂いがする)


《ミィ−ニゥーニャーニゥーニャーニゥー》 (訳:お腹すいたよぉママァ)


『ゴソゴソ』

《ニゥーニャーニャーニゥーニャー》

(訳:いただきますママァ)


『チュパチュパ』『プニプニ』

『チュパチュパ』『プニプニ』

『チュパチュパ』『プニプニ


《ニャァーミィニャーニゥー…スゥ》

(訳:出ないよー出な…[寝落ち])







『プニプニプニプニ』

ん?何か押されてる?

胸元を見ると何時の間に入ったのか分からないが、猫型魔獣の赤ちゃんが私の胸を押してミルクを吸い出そうとしていた(でないけどね)。どうしようかと思ったんだけど、涙を流しながら未だ『プニプニ』してるのを見てたら可愛くて悶えてしまった。



そーだ、この子連れて行こう。迷子のようだし、強く無さそうだし。親がきたらちょっと困るけど何とかなるよね。

今から出発すれば朝には家に着くよね♪。


そうと決まれば、この子起こさないように静かに出発しよう。


「護衛さん、私いま魔獣捕まえたからかえりたいんですが。いいですか?」



「えっ?何時の間に?」



「しーーっ起きちゃう」


人差し指を唇に当て注意します。



「分かりました、用が無いのに物騒な所に居る理由ないですもんね」



そう言って護衛さん達は静かに迅速に荷をまとめ二十分ほどで出発しました。





私は馬車の中で《プーシュープーシュー》と寝息を立ててるこの子の名前を考えつつ、可愛いなぁと愛でつつ家に向かいました。


次のおねいさん2は明日になります。多分。

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