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決心

「何言ってるの 何時でも顔ぐらい見れるよ」


「そうよね どうかしてたわ」「早く元気にな


らないとね」


そう言うと 母さんは眠りに就いたのでした





僕はある決心をして 翌朝学校へと向かった


そして授業が終わると 進路についての相談を


する為に 職員室の担任の所へと行った





「医者になりたい?有藤 急にどうしたんだ」


「いえ別に それで医大を目指したいのですが


僕の成績で 大丈夫でしょうか?」


「有藤の成績なら大丈夫だろうと思うぞ」


「そうですか 有難う御座います」


「医大の資料 集めといてやるよ」


「有難う御座います!」




そして職員室を後にした


倒れた 原因が分らない?それなら僕が医者に


なって 母さんの病気を治してやる!


だからそれまで どうか頑張って!


拳を握りしめて 心の中で繰り返し祈った





家に帰るとまず 母さんに顔を見せに行くのが


僕の日課になっていた そして次に海堂さんに


何か僕に手伝える事はないか 聞きに行くと


「家事は私の役目なので 大丈夫です」「公太


坊ちゃんは 勉学に励んで下さい」


と言ってくれたお陰で 僕は勉強に専念する


事が出来た





それから毎日を感謝した 立派な家に住める事


大学進学に向けて 勉強に専念出来る事


母さんの病気が良くなる事も 祈った




そしてこれからは 僕が恩返しをする番


母さんとお世話をしてくれた 海堂さんにも


だから僕が今出来る事を頑張るしかない


それが 勉強だと僕はそう思ったのだった



































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