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突然の出来事

でも本当は「お母さん」と呼びたい自分に


気付かないフリをしていた


そんな 僕自身を 許せなかった・・・




進学校に進んだ僕は より勉学に励んでいた


そして二年生になった ある日


その出来事は余りにも 突然に訪れた


授業中だと言うのにも関わらず 担任が教室に


血相を変えて飛んで来た


「大変だ 有藤 お母さんが倒れたそうだ!」


僕はそれを聞き頭の中が 真っ白になった




「今日はもう帰るんだ!」


その言葉で僕は我に帰り 家に急いだ


昨日はあんなに元気だったのに 何故急に??


ひょっとして体調が悪いのを 黙ってた?


僕が心配するから 気を使って言わなかった?


疑問形ばかり並べても 仕方ね〜〜


とにかく無事でいてくれ そう願った







家に着くと僕は 母さんの元に 急いだ


部屋に入ると 母さんはベッドで眠っていた


ベッドの横には 執事の海堂さんが 眉をしか


め深妙な顔付きで 座っていた


そして僕に気づくと ボソッと 小声で言った


「ちょっと 場所変えましょうか」


居間に移動して 海堂さんは静かに話し始めた





「奥様が突然倒れられたので 病院にお連れし


たのですが 医師の話によると 原因が全く分


らないそうです」


「原因が全く分らない?」


「ええ 万が一の事も考えて一応入院もお勧め


したのですが・・・」


「断ったんですか?」僕が言うと


「ええ入院しても原因が分らないなら 意味が


無いと 言われまして」


「そ そうですか」




「それと これは奥様に固く口止めされている


のですが」


「な 何を口止めされているのですか??」


すると暫く躊躇して 海堂さんは口を開いた







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