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5話 生徒会?同好会?

どうも、こんにちは。ナノバスです。

毎度毎度のことながらお気に入り登録数が順調に増えていて嬉しく思っています。

てか、毎回同じこと書いてるなら毎回は書く必要ないんじゃね?ww

と思っていますが書いてしまいますww

そんなどうしようもない作者の作品をどうぞご観覧ください^^

「そういえばとしくんって部活とか入らないの?」


放課後、教室に残っていた俺に咲が話しかけてきた。


「部活?あぁ、どっちでもいいや」


入学して早2ヶ月。

俺はまだどこの部活にも所属していなかった。

咲はなぜか俺と同じ部に入るとか4月頃に言ってたけどなんでだろ?

まぁ、理由はどうでもいいけど、そのせいで咲も部には入っていない。


「どっちでもいいってなによ!私は部活やりたいよ!」


「じゃあ、お前はどっかの部に入ればいいんじゃね?」


「だから、私はとしくんと同じ部にしか入らないの!」


「なんで、俺と一緒じゃないといけないんだよ!」


「う、うるさい! (ラブコメとか見てるくせになんでそこは鈍いのよ...)」


「ん?最後なんて言ったんだ?」


「なんでもないよ。気にしないで」


「お、おう。わかったよ。ところで、咲は何か入りたい部でもあるのか?」


「私?私はねぇー、えーっと...あっ、そうそう、この部に興味があるの!」


そう言って咲は俺にある部の勧誘ポスターを見せてきた。


「えーっと、なになに。生徒会同好会?なんだそれ?」


「よーく説明見たらわかるよ」


「わかった。読んでみる」


また、咲は変なのに目をつけたな...

とりあえず読んでみるか。


生徒会同好会勧誘ポスター


活動内容の説明

私たち生徒会同好会は生徒会のマネをする同好会です。

まぁ、簡単にいうなら生徒会ごっこです。

詳しい内容は旧校舎2階の前生徒会室か3年A組の夏川まで。


「うん。だいたい内容はわかったが、これのどこに惹かれたんだ?」


「え?どこにって、なんかいいじゃん!生徒会ごっこ!楽しそうだよ!」


「はぁ、そうですか...まぁ、咲が入りたいって言うならいいけどさ」


「ほんとに!?」


「あぁ、ほんとだ」


「やったー!としくん愛してる!」


「こんなことで愛されてたら世の中リア充しかいねーよ!」


「(ほんとに愛してるんだもん)」


「?どうした?」


「と、としくんのバカ!早く前生徒会室に行くよ!」


「お、おう」


まったく、いきなりデレたりキレたり訳のわからんやつだ...

はっ!これが世に言うツンデレというやつなのか?

なんか違う気がするが...

ま、いいか。


とりあえず俺たちは前生徒会室へ向かって歩きだした。


     ☆


「よし、着いたな」


「今日は活動してるかな?」


「俺的にはしてると思うんだが...」


「じゃあ、私は活動してないに賭ける!」


「なんで張り合ってんだよ!」


「1口1000円ね!」


「しかも、たけぇ!」


「よし、じゃあ入るか!」


「おう。もう、こうなったら賭けでもなんでもしてやる!」


「やっぱ、怖いからとしくんがドア開けて」


「怖いのかよ!自分で賭け始めといて怖いのかよ!まぁ、いいや。じゃあ、開けるぞ?」


「うん」


「ちーっす、この同好会に入りにきましたー!」


俺はそう挨拶しながらドアを開けた。


「あら、この同好会にやっと入部希望者が来たわ」


「ほんとだ!やったね、冬花(とうか)!」


「そうね、よかったね。シーちゃん」


俺がドアを開けるとそこにはタイプが真逆ともいえる美少女が二人いた。

一人目は咲ほどロリってわけではないが全体的に発展途上の体の美少女。

もう一人はさっきの美少女と違い逆に全体的に大人な体つきで大人の魅力みたいなのがある美少女だ。

俺がそんな風に黙って見ているのを唖然としていると勘違いしたのか、大人っぽい方の美少女が仕切りだした。


「あなたたち入部希望者だったわよね?じゃあ、まずはこの部の紹介から」


「あ、大丈夫です。俺たちポスター見てきたんで。それより自己紹介しません?」


「そ、そうね。じゃあ、まずは私から」


コホンと咳払いをして彼女は自己紹介を始めた。


「私は3年A組の白雪(しらゆき) 冬花よ。この同好会では副会長役をしてるわ」


「役とかあるんですね...」


俺は役があるのに驚いて思わず声を漏らしたが、そんなことは関係なしに白雪先輩にシーちゃんと呼ばれていた人が自己紹介を始める。


「私、冬花と同じ3年A組の夏川 海(なつかわ うみ)だよ!この同好会の部長兼会長役をしてるよ!」


「あれ?たしか白雪先輩は夏川先輩のことシーちゃんとか呼んでませんでしたか?」


俺は「夏川 海」という名前の中にシーなんて一度も出てこないことに気づいて質問してみた。


「あぁ、私がシーちゃんのことをこう呼んでいるのは海って名前からとってるの。海って英語でシーでしょ?だからシーちゃん」


「なるほどですね!では、次は俺たちが自己紹介します」


そう言って俺は白雪先輩と同じく咳払いをしてから自己紹介を始めた。


「俺は2年B組の速水 季幸って言います。よろしくです!」


俺が自己紹介を終えると咲がもじもじしながら自己紹介を始めた。

そういえばこいつ、人見知りするタイプだったなー...


「(としくんと同じクラスの春野 咲です)」


『...』


咲があまりにぼそぼそと言ったものだから二人に聞こえなかったらしい。

ってか、俺にも上手く聞こえなかった。

俺は咲をカバーするために咲の自己紹介を始めた。


「こいつは俺と同じクラスで幼馴染の春野 咲って言います。ほら咲、あいさつくらいしろ」


「よ、よろしくお願いします」


そう言って咲はペコリと頭を下げた。


「こちらこそよろしくね。咲ちゃん」


「は、はい!」


こうして、俺たちは同好会のメンバーの仲間入りをした。

さて、この同好会は面白くなりそうだ。

ご観覧ありがとうございました。

ようやく主要メンバーが出揃いました。

6話までメインヒロインが出揃わないって遅いのでしょうか?

まぁ、やっとこれで恋愛嫌いな季幸の地獄のような日々(?)が始まるわけですw

では、これからもご観覧していただけると嬉しいです。


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