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4話 賑やかな朝

どうも、こんにちは。ナノバスです。

この小説のお気に入り件数の伸びが良くてウハウハですww

皆さん、お気に入り登録ありがとうございます。

「おい、お前たち!昨日の放課後、俺を置いて帰っただろ!」


只今、四郎を昨日の放課後、置いて帰ってしまったことでお怒りになっています。

正直面倒くせぇ...


「まったく、高校入って最初にできた友達を置いて帰るなんてひどいぞ!」


『望んで友達になったわけじゃねーよ!(ないわよ!)』


「ところで、季幸。その方は?」


「あぁ、悪い説明してなかったな。こいつは藤原 四郎っていうんだ」


「へぇ、面白そうな人ですね!」


「そうか?こいつはなぁ、中二病でオタクでメガネっていうモテない男の三拍子が揃ってるやつなんだよ。それに二次嫁大量にいるし」


「おい、お前!最後のメガネは余計だろ!全国のメガネ使用者に謝れ!」


四郎がなんかほざいているがここは無視。


「にじよめってなんですか?」


「あぁ、二次嫁ってのは二次元のキャラを嫁とすることだな」


「なるほど。気持ち悪いですね!さっさと死んで成仏すればいいのに!」


なかなかひどいことを言っているが同情したら負けだ...

だって、四郎だからな!


「あぁ、美少女に罵倒されるってなんかいいぜ!」


『うっわー、マジで引くわ』


「こらこら、お二人さん。引かないでよ!そして、楓ちゃんも変態を見るような目で見ないで!」


「私がいつ名前で呼ぶことを許可しましたか?あなた程度の人間は『秋山様』とお呼びなさい!」


楓が四郎にだけキツイ気がするが同情はしてやらない。

だって、四郎だから...


「わかりました!秋山様!」


「って、秋山様って呼ぶのかよ!」


「何を言う!季幸には、この良さがわからんのか!」


「わかんねーよ!わかりたくもねーよ!」


「そうか...フッ、これだから凡人は」


あぁ、面倒くせー...

やっぱ、四郎なんかと友達になんなきゃよかった...

という訳で俺は四郎を置いて学校へ向かうことに決めた。


「(おい、咲、楓。四郎を巻いて学校まで行くぞ)」


「(オッケー!としくん。私もこいつ邪魔だったんだー)」


「(私もオッケーよ)」


「(じゃあ、俺が3つ数えたら四郎の気をそらす。そしたら全力で走れ!)」


『(了解!)』


「(じゃあ、いくぞ。3、2、1)」


「おい、四郎見ろ!美女がパンツ一枚で歩いてくるぞ!」


「え、どこ!?どこだぁぁああああああ!」


『今だぁあああああ!』


俺たちは全力で走り出した。



     ☆



「やぁ、君たち。随分と汗だくじゃないか。もしかしてヤってきたのかい?」


『んなわけあるか!』


俺たちが教室について早々にツッコんだ。

ガッツリ下ネタなボケをかましてきたこいつは裏島うらしま 月音つくねだ。

こいつはエロい癖にかっこいいからって理由でなぜかモテるという男子の敵である。


「もう、月音。イキナリ下ネタなんてかますんじゃないの!アイドルの弟という自覚を持ちなさい!」


こいつの名は裏島うらしま 陽香ようか

月音の双子の姉である。


「もう、季幸は男子とのBL展開しか許さないんだからね!女子を抱くなんてありえない!」


「別に抱いてねーよ!てか、BLもお断りだよ!」


この裏島 陽香という女はアイドルだ。

アイドルなんだが、なんとこいつはとんでもないアイドルなんだ...

ずばり、腐女子系アイドルだ。

この斬新さでなぜが大ブレイクしてしまい、今やテレビでは見ない日はないほどの有名人だ。

なぜ、そんなアイドルがこの学校にいるかというと理由は簡単。

この学校に入学したあとにアイドルとしてデビューしたからだ。

まぁ、そのことは置いといて、こいつは俺をなぜかBLの道へ引き込もうとする迷惑なやつだ。


「それにしても朝からよくもそんなテンションでいられるよね。裏島姉弟は...」


「俺はいつだってテンションMAXさ。どうだい咲。ホレたかな?」


「ホレるわけないでしょ!私にはとしくんがいるんだから...」


「ん?なんで俺なんだよ咲」


『うっわー、鈍すぎる』


「なに?みんなのその冷たい目!」


「ほんと季幸は子供だな」


「下ネタしか出てこない月音には言われたくねーよ!」


「私、季幸を見損ないました」


「なぜか楓からの好感度がダウンしたぞ!」


「私、速水が鈍くて嬉しいよ!」


「そして、なぜか陽香からの好感度はアップした!」


まったく、訳のわからないやつらだな。

俺が鈍いだと?意味がわからない。

でも、朝から賑やかってのはいいな。


俺の一日はこうして始まる。

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