第一話「異世界転生かも⁉」
俺は佐々木壮真、16歳、陰キャ。
バイト帰り、トラックにひかれて死んでしまった。
死ぬ前にいろいろやり残したことをしたかったな……
そう思いながら目をつぶった。
目が覚めた。
とうとう頭がおかしくなってきた。
見えるのは木の天井だ。
これは走馬灯か?
そう思いながらあたりを見渡した。
見てみると、メイドのような人が忙しそうに仕事をしていた。
その時、隣で女の人と男の人の声が聞こえた。
だが日本語ではなかった。
横を見ると20代後半くらいの女の人と男の人が手をつないでこっちを見ている。
(誰だこの人たち?)
医師ではないことはすぐに分かった。
あたりを見渡した。
pcや洗濯機など電化製品などはなんもなかった。
江戸時代かよ......俺はそう思った。
もしかして俺、転生したの?
てことは……
チート機能とか持ってるんじゃね?
ほら異世界転生ラノベ系でよくあるじゃん。
興奮して胸が躍ってしまう。
アニメ大好きな俺からしたら王道展開だろ!!!
まずは、魔王倒して勇者になってやる!
そう思い、拳をぐっと上げた。
あれー? なんか俺の手小さくね?
まるで赤ん坊のように......。
「うあー」
なんだこの声?
俺の声?
自分で言うのは、なんだが.......
可愛すぎる!!!
俺が9歳の時に近所の友達の1歳の妹を見てた時、俺に話しかけてくれた時の声に似ていた。
てことは......。
俺、赤ちゃんに転生したってこと!?
どうでしたか?
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