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霊媒の血紅  作者: しばふn
稽古編
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第四話 最強の技

数日前


「霊ってのは階級があるのよ。下から、

初霊、中霊、上霊、超霊、祟。まぁ基本祟に出くわすことはないけど、超霊と祟では強さが天地の差だから、万が一、いや億が一出くわしたら、戦わずに逃げることをお勧めしま~す。」


ふ〜ん祟ね〜…あの入峠って、階級なんなんだろ…。


「そんで、祟が進化すると『呪』ってやつになっちゃうのよ。わかりやすく言うと、入峠とか…まぁそのへんよね」


は、入峠がちかよ強…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なんて授業を思い出した……。あいつが…!祟!!

宙に浮いており、足が4本、頭には斜めに骨が刺さっていて、羽が生えている…


「おいお前ら!!逃げろ!私が何とかする!」


あの人…あれだ!俺が初めて学校に来た時に出くわした、だれだっけ…?


「無神無人先生ね、!名前覚えようかちゃんと!!とりあえず逃げるよ!」


「あ、はい…」

花宗先輩……すぐ考えてることがバレる…



「おいそこの祟、動くな。俺を見ろ。」

「地乃田先輩!危険です、早く逃げてください!!」

「まぁ待てよ…。」


【監獄 石世昇天】

〜監獄〜

自分の能力を応用し、相手をその空間に閉じ込め、戦闘する領域を強制的に狭める霊媒術。物理監獄、空想監獄の2種類に分かれて呼ばれる。とある一つの術を除いて、最強の霊媒術である。


「祟くんさぁ、なんで急に現れたわけ?ビビるからやめてほしいなぁ」


「そこの中級生!監獄を解け!」


「僕に任せてくださいよ先生!

なぁ祟、この監獄はな、俺の攻撃が極端に強化されんだよ…。最初から全力で行くぜ…!『流星群』!!」


ドカドカ……バゴォォン


「は…、?監獄が破壊…された…?」

「中級生!君では倒せない!無神無人先生に任せよう!」


「……ふぅ…わかりましたよ…。」


「祟か…久しく見てないが、最近の祟はどんなもんなんだろうな!雨、風 展開。【ストーム】!」


〜無神無人の能力〜

風、雨、大、闇の4つの霊力の塊(霊力魂)があり、それぞれ固有の能力を持っている。霊力魂を複数展開し、より強力な技を作ることも可能。


「まだ祓えんか…大、風 展開。暴風【メガウィンド】!」


……まだ祓えていないだと…?


「フゥ…わかった。

『監獄 暗』

大、風、雨、展開。大嵐【メガストーム】!!」


「まだ…祓えていない…」

あの祟は監獄に閉じ込められる瞬間、殻を形成し、己を攻撃から守った。なんて戦闘IQなんだ…!


ズボッ


頭の骨を抜いた…?


シュッっっ


なんだ…消えた、骨が消えた…


「ぎゃぁぁぁ!!!」

叫び声…生徒…!

「舞が…舞がぁぁ!」


舞、赤城玲…のことか、赤城玲…初級生……


     「苦死痛天核 天」


〜数分後〜

「赤城玲、大丈夫か………!?」

「先生、舞が……舞の顔に骨が…急に刺さって…」

あの時骨が消えたように見えたのは…あいつが爆速で投げたのか…!

「先生…、舞は治りますか…??」

「……前の私ならおそらく諦めていた。」

「え、それってつまり…どういうことですか…?」


「加蔵」

「はい…。やってみます…。」

「加蔵は自分を治癒することはできるが、他人を治癒したことはない。だから、他人に向かい治癒できるかどうか。今からやる。」


「治癒…」

ススッ…


「治った…!治った!!!」

「加蔵、やったぞ、…!これは快挙だ…こんな事が可能だなんて……あ、?加蔵…?」


「ハッ、ど、どうしました、みなさん」

「あぁ舞!!…起きてくれたのは良かったんだけど、今度は加蔵が倒れた…!」

「三鈴、落ち着け…おそらくこれは霊力の過度な消費だ。こうなるとあのときの完全治癒も使えないのだろう。おそらく、他人に完全治癒は使えない。そして治癒を他人に使うとこのように霊力を一度で大量に消費してしまう。加蔵は大丈夫だ。」


数日後


「少し前に祟が学校に出現した。」


この先生は湯守座ゆもり 佐久信さくのぶ先生。「対霊護身術」と呼ばれる、霊耐性の向上や幽体離脱という技を学ぶもの。

(ちなみに川原先生は基礎霊媒力向上、霊学。無神無人先生は、呪霊史の先生。)


「本来であれば中級生からこの授業を行うのだが、初級生の被害が出てしまった今回、初級生の授業まで受け持つ事となった。

…本題だ。霊の階級については川原から教わっただろう。奴は祟。初級生、中級生では対処が難しく、上級生では手こずる。といったところだろう。先生方なら何の問題もなく祓える、はずだった。先生のなかでも最強と言える無神無人先生が、「最強の技」を使わなくてはならないほど、知能とともに霊媒耐性のある祟だった。無事祓えたが、今後このようなことが増えてしまうだろう。だから戦力を増やすために、初級生にも中級生レベルの耐霊護身術を学んでもらう。」


もうわかっただろう。この先生は話が長い。


「そしてだ。耐霊護身術では『苦死痛天核』というものを学ばなければならない。これが、われわれの俗に言う「最強の技」。最高に習得が難しく、最高に強い。卒業生では一人しか習得していない。無神無人先生はこの学校の生徒ではなかった。彼の霊媒術は全て独学だ。この学校の卒業生で唯一この技が使える先生。川原先生だ。川原先生は君たちが思っているよりも実力を持っている。〜〜〜」


ここから10分ほど、川原先生の話が始まった。いや、凄いよ?凄いけども長い…わかったから…授業してくれ……


「っと、話しすぎたか………。

『苦死痛天核』は5つの技を合体させて技名をつけただけ。霊媒師界では『最強の技』としてくくられている。だから『最強の技』といえば伝わる。最強の技の習得は単に難しいだけではない。もちろん難しいと言うのが習得者が少ない一番の理由だが、人間離れした身体能力、体力、十分に備わった霊媒力、センス。これらがそろわなければ、完ぺきなものにはならない。」


とかなんとか…なんやかんや授業は先生の話だけで過ぎていった。


最強の技は、上級生でも完璧に習得できている生徒はいないとのこと。とくに「核」は、地球の3分の1を削る威力で、試し撃ちをしようにも出来ないという。

じゃあ習得してるものがどのように習得したかというと…無神無人先生から聞いてくれとのことだ。


無神無人先生と川原先生すごすぎんだろ…

「核以外を習得している霊媒師もいる。核以外であれば、まだ容易に習得ができる。上級生で習得している人はいないがな。先生方は、基本的に核以外を習得している。」


先生もすごかった…。

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