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霊媒の血紅  作者: しばふn
雷風編
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第二十一話 神頼み


今、加蔵が狂いだしており、川原先生は遠くに飛ばされたまま。無神無人先生も、若干パニクってて、他の生徒は待機命令により動いていない。俺等には、…なにも……


「「神ニ告グ…加蔵想太ヲ正気ニ戻セ…!」」


……できないのはわかってる…。俺は未熟だ。何もできない。はぁ。人っ子一人も救えないのか、


姉は……常に完璧だった。

神の扱い、命令の仕方…。すべて、習ったわけでもないのに自分で習得した。

俺は悔しくて…、姉に追いつけなくて……

鍛錬をして…でも、それに体も追いつかなくなって…。

俺の成長はとあるタイミングで止まった。

は、はは…俺って、、、割と欠陥品だったのかな…


なんか、自分にできないことがほとんど姉にはできるんだよな、何もできないよ、俺は。

神って、何でも言うこと聞いてくれるって思ったんだけど、どうやらそうはいかないらしい。例えば、加蔵みたいな感じで霊相手に回復を与えたりすること。僕もできるんじゃないかって思ったんだけど、霊に与えられるのは危害だけ…らしい。なんか納得いかないけど、まぁ…無理ってこと。無理なことは無理。なんか、今までこれといった活躍してないな…能力だけで言えば、なかなか強いはずなんだけどな…

なぁ、神様……助けてよ……


「…ず……み…ず……三鈴…!!」

すると微かに声が聞こえた。

黒龍…なのか、多分黒龍が叫んでる…


「三鈴…!!目を覚ませ!!」


「あ…?な…なんだ…?」


ねてたのか…?気絶…?

目が覚めたら真っ暗だった。

「今、俺の紫龍の中に避難してる…。加蔵と川原先生は動けない。上上も…。今動けるのは俺と、三鈴と、雨正…だけ……そんで相手は……四天王の祟……。」


「周りは……皆は、皆の状況は…?無神無人先生は…??」


「……無神無人先生はおかしくなっちまった……。川原先生もだったけど、なんかハイになって、とても戦いどころじゃなくなってんだ…。」


ドバァァン……

ドガァァァアン……


「祟よ、、、祟よ……!戦えて光栄だ!!いい祓い合いをしようじゃないか!」


本当だ……無神無人先生が…無神無人先生じゃなくなってるみたいだ、


「ふははは…!いい!楽しくなってきたなぁ!!!」


お互い……テンションが高い……

なんかもう、ここら一体がハチャメチャだ……


「コピー、「楽観尺度」」


「雨正…?」


「……無神無人先生が…900、祟が……930…!」


「え、もうちょっとで上回るじゃん、」


「上回るだけでは駄目だ…。上回り、なおかつそれ以上の楽観度がないと攻撃は与えられない…」

雨正が言う。


「楽観度って……上げれるもんなのか…?」

黒龍が聞く。


「……多分、自ら上げるのは難しい。先生たちは、敵の何らかの能力で楽観度が急に上がってんだと思う。」

雨正が応えた。



「なぁ、今、俺、動いていいかな、?」


「え…?何いってんだ、三鈴、」


自分でも何を言ってるか分からなかった…。

はは、やっぱ馬鹿なんだ…俺…



雷風に使おうとしてたんだけどなぁ…



「「監獄 神ノ集イ」」



辺りが光り輝き、代々三鈴家が継いでいた神々が集まってくる。


この監獄内では、三鈴と神の思考が統一され、呪文詠唱をせずとも神の加護を得ることができる。


三鈴の目が、金色に光る。


「おぉ〜…?監獄ぅ〜?こりゃまたせめたねぇ…んなら、…こっちも本気で…行くっきゃないかな…。」


三鈴は無心で祟を襲う。


「三鈴、…!監獄を展開したのか…!!いいぞ、やれ!、やれぇ!!」


やはり無神無人先生は我を失っている。


「てめぇ…なんのつもりだ…!!」


敵の言葉なんか聞こえるはずもなく、三鈴は攻撃を続ける。ただ一心不乱に、祟のみに、大量の攻撃を浴びせる。

何が起こっているのか、祟でさえ、本人でさえわからない。人類が到達する領域ではない。神々しさと力強さが共存するこの監獄は、天国であり地獄であろう。



「うっ……あ…三鈴…!!落ち着け!三鈴!!」


加蔵が起き上がった。

三鈴は、心の何処かで微かに加蔵を復活させたいと思っていた。その霞のような気持ちが、強い力へと変貌した。その小さな心を神は汲み取り、加蔵を復活させたのだ。


「あ〜…なるほど…大体状況はわかった。」

「加蔵……三鈴、大丈夫かな……」


「大丈夫だ、三鈴を信じろ!」


「おう、、、」

よし……んじゃ俺は、


「「監獄 赤十字」」


加蔵は、監獄を使った。


上上が起き上がる。

「……私……気絶して…」


無神無人先生が正気を取り戻す。

「………」


川原先生は…相変わらずのテンションで、こっちに飛んできた。

「よしよしよしよし…!!!加蔵くんありがとぉう!!!」


「三鈴、大丈夫か…?」

「、…ごめん…加蔵、俺、取り乱した。」


「いやはや、君たち楽観度の上下が激しいなぁ……プラスなのかマイナスなのか、はっきりしてほしいところだ……」

俺は必死にこう叫んだ。


「祟……お前は…!楽しみ方を間違っている!!これは、クズの楽しみ方だ!!」


「はっ、クズの楽しみ方??そんなことはないだろう。誰しも弱者を弄ぶのは至福だろう。そんなものがクズ?…ふっ…笑わせるな!!」


「加蔵くん!下がって!僕がやる!」

「川原先生…!?」


「「白乱 爆!!!」爆!爆!爆!!」

「うぐぅっ……」


「こういう楽しみ方、だよね??寸楽??」

「……何を言っているのか、さっぱりだなぁ!!!」


この戦いは…楽しんだもんがち…だ…。

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