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霊媒の血紅  作者: しばふn
雷風編
16/26

第十六話 憑依

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄第十六話 憑依 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


〜雷風団〜

「………虐骨、賭厭、無我、須黒……雷風団前兵隊……なんだ、この勢いは…、特に兵隊…!50体近くはいたはずだがもう20体位になってる……全員祟だぞ…?階級は……もしや……兄貴か…??兄貴……なのか……」


「雷風様。何かお困りでしょうか。」

「あぁ、堕濁だだく……信用なる部下が全員容易く散っていくのだ。まだ四天王の手に届かせてはいけない…。堕濁、お前は行けるか?」

「えぇ、可能です。行ってみせましょう。」

「わかった。信用しているぞ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


同刻。中級生一行、湯守座佐久信。


「はぁ……こういうのって、個人でやってる人とかにやらせないんですか?」

「……聞いていないのか花宗。個人でやってる霊媒師は今ほぼ全滅状態。加蔵が入ってきた頃に、ほとんど死んでいるんだ。……まぁ、もともと裏霊媒師共は全くもって強くないがな…。」

「つまり……僕らが最高戦力ってわけ…ですね…?」

「そうだ。」


近年、個人霊媒師が大量に引退、死亡している。そして生き残りも、特別強いわけではない……。はぁ、なんかありそうだけど、よくわかんないな。


「……緑はまだ光らないんですか?」 

「緑などない。ただ目的地に向かうまで。四天王とやり合う可能性もある。気をつけろ。」


……なんかなぁ…この先生むずいんだよな………僕の能力の範疇から出ていると言うか……思考は読めるはずなのに、何考えてんのかわかんないんだよなぁ……


「お前らさ、もし四天王に出くわしたらどうするよ?」

地之田が尋ねた。


「そりゃまぁ、やるしかないでしょ…?」

臨海が言う。


「ちげぇどうやるかって話だよ。」

「ん〜……」


「………確実に今までの闘霊はほぼ通用しない。たまにちょっと強めの霊をやったこともあるけど、そんなんよりもっと強い。」

闇間が言う。


「ゴリ押しでは……無理だよなぁ、」

「明らか強すぎたら封印とかしてたけど、呪箱持ってないからねぇ……今、」



「目的地についた。霊を探せ。」



「え…?ここ…?」

今まで普通に歩いていたのに急に止まった。いやなんで…?ここなの?目的地、


「はぁ…気配がする。これは四天王じゃないな……。多分。四天王だとしたら弱すぎる。」


どうやったらそんなことわかんだよ……


(ケッ……バレたか……俺の存在も、階級も……)


…!?なんだ、霊か…?誰かの思考が流れてきてる……


(いいや……こいつに適当に憑依して……)


やばい、攻撃がくる、!

「先生!!避けて…!!」


そう言った瞬間、先生は後ろに手を向け、こう唱えた。


「「霊力 破壊」」


「うぁぁぁぁっ………うぅ……んだ…てめぇ……」


「お前ら。やれ。こいつならすぐいけるだろう。」

「いや……ちょ、ちょっとまってくださいよ先生…!!」

「ゴタゴタ言ってんじゃねぇ炎!!「爆弾岩」!!!」


「「消滅」」


えぇ……


「クソっクソクソっ!!めんどいなてめぇら!!お前らだな!ことごとく仲間を祓い続けたのはァ!!」

「あ?知らねぇな…。関係ねぇだろ!!てめぇも祓ってやるよ!!!」

「いいや関係ある。もういい。殺す。」

「かかってこいや!!!」


「「憑依殺 滞在」」


「あ…?あ、な……なんだ……、」


霊が消えた…?そんでその瞬間地之田がおかしくなった、思考は…?


(あば……あばばばばば…、…)


完全に壊れてる……!!思考までもやられるというのか…!?くそ、


「「憑依殺 操作」」 


「……。」


は…?なんだ…!?

急に俺等に向かって地之田が流星群を放ってる、やばい…!操作してるのか…??当たる……死ぬ…!


「「水精霊」…!!」


【臨海瑠璃の能力】

「水精霊」

水の精霊を宿しており、近くに水がある、または自分が蓄えている水を霊媒力と半々で消費し、霊媒力の消費を抑える。


水で壁を作り、流星群をすべて跳ね返した。


「地之田くん!!しっかり…!しっかりして!!」


「俺にまかせろ……「脳内寄生」」


バタッ

【脳内寄生】

思考を乗っ取り、自分のものかのように操ることができる。しかし本体である自分は抜け殻となる。本体が破壊されると、寄生後の生物も破壊される。



「おいこら祟!!こっから抜け出せ!!」

「あ?なんだてめぇ?こいつの体は俺のもん……」


「「白乱……爆」!!」


「うぅっ……くそ……くそ…!!!」


地之田の思考を乗っ取り、自分に白乱爆を撃つ。そうすると中の霊はダメージを食らう。


「は………俺は、一体……」


「地之田!!気をつけろ、こいつに憑依されたらこいつの意のままにあやつられる!!」


「いや……それより……もう…動けない………はぁ………」


は……?なんで、さっきまでやる気全開だったのに、


「なんだよ……何かがおかしぃ…」


(俺が憑依すると体力が奪われる…。さぁ、これに気づけるかなぁ、…)


…!?


なるほど……そういうことか……これを多分口に出すと、祟にも知られて俺が死ぬ標的になるだろう。今の標的をできる限り全員に分散させる…。


「「白乱 鎌」」


……一旦様子見…!憑依以外になにかしてくるか……


「クソ……もう良い!適当だ!!「憑依殺 呪いの声」…!!」


((なぁこっちにいるぜ〜…?))

((お前、弱いんじゃな〜い?))

((はは……日和ってんじゃね??))


……いつもと何ら変わりない、!普段から……

「そういう声は、聞こえてんだわぁ!!

「白乱 爆」!!」


バフゥッッ……


こいつ…学習しねぇな……

でもやばい…体力がちょっとなくなってる…、


「はぁ……人間は嫌いだ…!嫌いだ!!死ね!!「憑依殺……瞬間」…!、」


「え……あ……あぁ……」


「臨海!!!」


まずいまずい………なんだコイツ、なんだコイツ…!!!


「「霊力破壊」」


「ウガァッ…………ブハッ……」


「はぁ……祟よ、少し弱すぎだ。すべてに注意できていない。なぁ、祟。四天王について、なにか知っていることはあるか??」


「へ、へへ……言わねぇよ!!」


「「破壊」」


「ゴホォッ……」


「四天王の………特徴は……?」


凄まじい圧が祟に襲いかかる。


「し……四天王は………強くて……雷風様に気に入られていて……、それでそれで………」


「「破壊」。違う。そんなものを聞きたいのではない。」


「グゥ…………四天王………は………」


「おっと………、それ以上話しちゃうと厳しくな〜い??」


……だれだ、誰の声……


「ん〜、いけないよねぇ………。最悪だよねぇ〜。堕濁くん、☆」


「は……ははぁ…………!!!」


「「波泡はっぽう」」


ドバァァァァンン………


霊が……霊を祓った……?


「ふぅ……ねぇ、霊媒力達、俺を見てしまったからには、ちょっと我々の仲間入りになってもらうしか……ないようだね…??」


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