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霊媒の血紅  作者: しばふn
稽古編
10/26

第十話 祟り祟られ

無神無人先生が……祟を一瞬で………

「大丈夫か、川原先生、加蔵くん、出てきても良いぞ。」

「あ、あはは〜、バレるもんなんすねぇ…」

「は…?川原先生…あ!!お前、治癒野郎!」

「ど、どうも……」

「…やつはおそらく、いやほぼ確定で私の弟…雷風の手下だ。やはりきた…。まずい…こうなるのはもう少し先だと思っていたが………これは面倒なことになりそうだ……」


〜翌日〜


まただ。またこの授業……

「祟。お前らは、祟の恐ろしさを知っているか?この間学校にでた祟。あれは普通の祟ではない。私の攻撃も3発当てないと払うことができなかった。私は今回、再度現れた祟を祓った時に、3つも霊力魂を展開した。私が3つ展開するというのは、それはすなわち相手が大いに強敵だということ。」


「せんせー、祟ってどんくらい強いんすか〜?」

上上が聞く。

「……であったら死。そう思っておけ。」

「いや、具体的に…」

「川原先生と同レベル。分かりやすく言うとこうだ。」


ザワザワ…


『強すぎんだろ…』

『駄目だ舐めてたわ……』


みんな川原先生の強さはとんでもないくらいわかってるっぽいな、なんせ先輩全員で川原先生を殺しにかかっても殺せないっていうレベルらしいもんな、


「……皆には隠していたことがある。そしてそれは、今話さなきゃいけない。」


ざわついた教室が静まり返った。


「私には一人、弟がいる。名は「雷風」。もちろん彼も霊で、階級は呪だ。そんな奴が、とある団体を作っている。『雷風団』という名称で、強い祟のみの集団を結成している。祟の中でも強さは様々だが、全て合わせて100体はいる……と予測している。もっと少ないかもしれないし、もっと多いかもしれない。そこは憶測でしかない。しかし確定しているのが、『四天王』という存在がある。雷風団四天王と呼ばれる。奴らは他の祟よりも強く、もちろん全員会話可能。奴らは、みんなに祓ってもらいたい。」

「なんでですか…?」

「もしも数百体祟を率いているのならば、私は四天王以外の祟を殲滅する。それが早く終わればもちろん四天王の討伐にも加担するが、すさまじい量の祟を一気に楽々祓うのは私が適任と考えた。済まないが、頼んでもいいか。全校生徒、それに他の先生もついている。ついでだ、学校長を紹介しよう。」


『私だ。この前放送で君たちに話しかけていた。』


この声学校長だったのか…!


『私の名前は東西洛陽ひたたしらくよ。雷風団の殲滅には、もちろん私も加担する。総動員で畳み掛けよう。』


なるほど……学校長も参戦するとなると、とんでもない大事件が起ころうとしているのか…。


「雷風の能力は私もほとんど知らない。そして祟の能力も知らない。故に探り探りで戦う必要がある。おそらく…いや、とても高い確率で、ここで命を落とす物も出てくるだろう。しかしこれは仕方のないこと…。そう考えるのはとても悲しいことだが、仕方がないで片付けるしかないのだ…。」


『そこで私は強化特訓を用意した。1年生からすると、少し早い段階での大事件だが、少し付き合ってほしい。』

「強化訓練の内容って…なんですか?」


「先生方を相手に戦ってもらう。」


は…?


「いやいや、勝てるはずもありません!!不可能です!」

三鈴が叫ぶ。

『なにも勝てとは言っていない。私たちの攻撃を避ける、これが一番の目標だ。』

「死ねってことですか!?」

「そんなわけはないだろう。我々は手加減はしない。だが、本気で殺すなどみじんも考えていない。強化訓練に参加してくれ。」


〜闘霊場〜

『では、挑んでもらう順番をくじで決める。誰が出ても、文句は言うな!』

「一人目。朝野九九。」

『まずは八重桜先生。心して挑むように。』


「は、はい!」


避ける、避けることだけ考える……


「それじゃあ行くわよ〜?」

「はぃ!!」

「はじめ!!」


「「オンシジューム」」

…?!身体が…勝手に、踊る……


【八重桜先生の能力】

花言葉具現化。

花言葉を具現化させて放出する。


「「ミツタマ」、白乱 鎌」


白乱…?白乱は人間には効かないんじゃ…


シャッッ…

『そこまで。』


「ありがとうございました〜〜」

え…


「人間に効果のない白乱は鎌と斬以外。鎌と斬は習得が難しいとされるため、白乱は人間には効かないとされている。覚えておけ。」

「は…はいぃ……」


こ……こんな感じで進むのか、これ…。これで強化される…、?

「まぁ先生たちが言ってんだし、されはするんじゃない?」

「あ…あぁ、花宗先輩…。」

「あ〜ごめん、僕のノリこんな感じだから、許して」

「は、はい、」


「2人目、花宗炎。」

「うわぁ僕かぁ」

「が、頑張ってください、。」

「さんきゅ〜〜頑張ってくるわ〜」


『先生も入れ替える。次は湯守座先生。』


「はじめ!!」

「私は対人間用の術じゃないのだよ…。霊媒力を消す、ただそれだけ…。それゆえに…。少し雑になってしまうがね。」


「僕もまぁ、雑に行かせていただきますわ!」

「「思考矯正」」

「な……なんだね、これは…」

「先生に無の脳内を与えました〜。これで、何も考えれませんね〜。…そいじゃ、一発かましますよ!!」


「……かまされたのはそっちだ。」


花宗先輩が…倒れた…?

『そこまで。』


な…ななな、何なんだこれは…???

先生たちが無双するクソみたいな大会……


「3人目、加蔵想太。」


「お……俺???」

『川原先生。』

「おぉ〜〜加蔵くんかぁ!加蔵くんとやりたかったんだよねぇ、全力でいくよ!!」


川原先生………かよ………


「な〜んか嫌そうな顔してんねぇ……ま、そんなの関係なく行かせていただくよ〜」


『はじめ!!』


「「回復矛盾…血壊!!」」


「おおっと、先手打ってきたかぁ、」

危ない危ない。避けれたからよかったぁ…


「霊化、レベル1」

「あ〜〜もう見えないっすよ先生!!」

くそ……こうなったらほぼ勝ち目がない…

「…えぇい!白乱、鎌!…あれ、出ない…?」

「後ろ!ちゃんと見て!!」

う、うしろ…?


「ほいっ!」

カハァッ…


『そこまで。』


「ふぅ〜終わったね〜」

なんでこんなに……一瞬で……


そして、大体10分後。最後の生徒が出る。

「最後。黒龍。」

『最後は……「私だ。」

こ、この人が……学校長、東西洛陽先生…

「ではやるぞ。初級生。」

「その呼び名、やめてもらっていいですか。」

「それは私に勝ったあとにしてもらいたい。」


「はじめ!!」


「「赤龍せきりゅう」」

【黒龍冬至の能力】

召喚術:龍

龍を召喚し、龍を操作して霊を祓う。

龍の色によって、能力が変わる。


「羅針盤…「東北東」」

【東西洛陽の能力】

死の羅針盤

十六方位羅針盤の針が刺す方向を「死」とし、その方向に対象を向かせると大ダメージを与える。

対象が強すぎたり、羅針盤には選択不可能な敵の場合は、針が狂う。


「赤龍、やれ……ぁ、…」

バタッ


え…?

「そこまで。」


〜後日〜


「やっほ〜〜みんなの担任、川原で〜〜す!」

相変わらずテンションがおかしい…。

「祟の強さ、昨日のあれでわかったよね?あれよりはまぁ…たぶんそんな強くはないけど、君たちならほぼ確定で…苦戦する!!

……まぁ、君たちならやれるよ。」


随分と……適当に済まされた…。


「こんな感じだけど、いよいよ明日、目的地に向かう。そこに特殊な緑を置いている。霊を引き寄せる緑。もちろん祟用。祟が複数体いたら、その中でも恐ろしい強さを誇る祟が、雷風とやらの祟。そいつが四天王なら、なお好機。僕といっしょに、四天王の一人を祓おう…。」


雷風……よくわかんないけど、大仕事だ…。

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