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俺の即死魔法が弱すぎて異世界の者たちが相手にならないんですが

作者: 某権兵衛

これが初投稿です。とてつもなく拙い文章です。本当にお手柔らかにお願いします。感想、誤字脱字などがありましたら是非是非コメントしていってください。

今日は待ちに待った「鑑定の儀」そして、俺の名前が世界に知らしめられる日だ。

ふっ、なんでそう言えるかって?実は俺、転生者なんだなーこれが。俺が転生者だと自覚したのは8歳、友達と遊んでいた時にふと、「こんなことしてみたかったなぁ」という気持ちが溢れ出し、頭の中に前の記憶が蘇ってきた時だ。

俺の記憶によると前世は病気がちない少年だったらしく、ずっと人のことを妬んで育ってたっぽい。、、、前世ってほぼ他人じゃねって思った今この頃。まあしかし、そのまま肺炎でポックリしてしまった俺を神様が憐れんだのかなんでも1つ能力を授けすおまけをつけて異世界転生させてやると言ってくれたんだ。俺、大歓喜。やっと外で運動出来る、ゲームみたいに戦える、そして強くなってゆくゆくは、、、。そう思うとワクワクしていた。

だから俺は迷わず「即死チートが欲しい!」と言ったわけだ。なんか魔王倒したら神様ともう一回会えるらしいがそんなのいらんな。

さて、優しい優しい俺の神様だから多分叶えてくれるだろう。そしてそのままハーレムを築いてチヤホヤされるんだ!なんて思ってたら俺の番だな。


「よろしくお願いします」

「はいはい、今鑑定してあげるねぇ」

なんかばっちゃまに似てるな。

「むむっ、職業は魔法使い、魔法適性は、、、」

(ゴクリ)


アレクサンドロス・ゼンク

職業 魔法使い

{魔法}

[ユニーク]即死魔法 MP3000

{特性}

蜻ス縺ョ辯

豁サ逾槭?鬲斐?謇


「な、これは大賢者様が編み出した最強の魔法、即死!?」


伝 説 確 定。いただきましたわー。ありがとうございます。


「ありがとうございました」

「、、、はて、この特性は、、、」


おお、大人たちがわらわらよってくる。くるしゅうない、ちこうよれい。


------

となったのがつい1時間前の話だ。俺は今意気揚々と酒場に向かっている。ギルドでもむっちゃ注目されてたし、こりゃ困っちゃうねー。きっとこれからも出世街道駆け上がってSランクとか言っちゃうんだろうなー。

おっ、なんか路地から声が聞こえる。ちょっと覗こっと


「おいそこの嬢ちゃん、俺たちと一杯飲もうや」

「や、やめてください!」


きたー!路地裏でチンピラどもが女性に絡んでるとかハーレムイベントじゃん!ここは颯爽とかっこよく、、、


「そこまでだ!」

「むっ、何奴!」

「お前に名乗る名前はない。その子の手を離すがいい!」


ふへへっ。決まったな。


「ガハハ、この人数差を一人でなんとかできるとでも?数も数えれないばかときた。お前ら、ぶっ殺すぞ!」

「こっちにセリフだ!はあああぁっ![即死]!」

あれ、魔法の名前ダサくね?





はっ、寝てた。知らない天井、というか空。で、起きてみると路地裏。何があったっけ、、、。あっそうだ女の子、はいないか。チンピラもいないし何があったの、、あれ、金と剣がない。ほんとに最後何があったっけ。


あっ、そうだ。あのチンピラ[リフレクション]って言ってたっけ。なんか害のある魔法かもわからんし一応ステータス確認しとこ。


アレクサンドロス・ゼンク


Lv 1 EXP0/10000 職業 魔法使い

HP 3/3 MP 31/3000


STR 1

DEX 1

AGI 1

STR 1

INT 3

LUK 1


{スキル}


{魔法}

[ユニーク]即死魔法 MP3000 Lv.MAX


{特性}

「命の燈」

死を怯ませるこの燈がある限り君は何度でも立ち上がる。

「死神の魔の手」

例え死を物にしようとも、死から逃れることは叶わない。


[アイテム]

即死魔法の会伝書


えぇ、何このステータスの低さ(困惑)晩年最弱の剣士でも全ステ初期10あるしなんなら脳筋な重剣士より遅いしあたまわるわるじゃんどうなってんの(憤慨) ていうかほんと何これ俺のハーレムライフをどうしてくれるんだ。まあ怒ってても仕方なし、とりあえずますは特性見てこうか。


「命の燈」

死亡状態に陥った時に強制的にHPをMAXにし、状態を気絶状態に変更する。気絶している間は無敵。10分で目を覚ます。残り99


「死神の魔の手」

所持者に以下の特性を追加する。

・レベルアップまでの経験値量増加

・ステータスの大幅低下

・魔力の増加

・全異常状態への特効体質

・武器装備不可

・装備弱体化

・即死魔法の獲得

・他魔法、スキル獲得不可


今すぐこの死神の魔の手とやらを捨てたい。縛りプレイじゃんこれもうやだ。ろくな装備もつけられなければスキルもない、どうしろと。

まあいいや、次、会伝書っと。


昔、男がいた。彼は賢者と名乗りその称号を自分のものとしていた。ある日彼は思った。魔物を即座に死に至らしめる魔法があればなと。そして彼は作った。それは、即死魔法と呼ばれた。だがどんなに強力なものでも欠点はある。この魔法はそれが大量にあった。だが賢者は欠点を物ともしなかったその魔法を持った賢者は、大量の魔物を屠り、遂には魔法に手をかける寸前までに至った。しかし彼の膨大な魔力を持ってしても枯渇するほど即死は消費が激しかった。賢者は退却し、魔王は一命を取り留めた。その戦いは「死神の蹂躙」と魔物の間で呼ばれ、魔王により徹底的に対策されているという。


本格的に詰んだくね?まあ確かにラノベとかゲームに比べて即死無効装備やけに多いなとは思ったよ!けどここまでとは思わないじゃん!?え、これじゃあこの魔法、ただの魔力食い虫じゃん。

あ、そういえばあの神、能力って言ってたな。つまりこの世界を壊すようなスキルを生み出すわけにはいかないということか。まあ当たり前だな、自分の箱庭が謎の不審者不審者(てんせいしゃ)によって弄られてたら俺でもキレる。でもやりすぎだよこれ。やりすぎ雑魚能力。まあ、たとえこんなでも誰かとパーティを組めばワンチャン生活してはいけるかも。そう思ったが吉日、さっそくギルドへゴー!


------


わかってた、わかってたさ。誰も入れてくれないことくらい。でも金がねぇんだよ!なんかやらないと!

ということで私は今森に来ています。もちろん薬草取りです。ユニーク持ちのプライド?それでこの呪いが解除できるならいくらでも持ってやるさ。できねぇだろうそんなこと、ぺっ。

そういえばこのクエスト一定数以上持ってくと追加買取してくれるんだよなーありがてぇ。、、、おっと、あれはリトルポアだ。瓜坊って感じだけど今の俺が突進されたら即死するので注意しましょうねー。っておい、なんで気づいてんだよ!おいこっちくんな!さもないと俺の即死があばばばばばば


<クエスト> 薬草採集 30/5 達成

報酬金 銀貨5枚

死亡回数7回


次にやってきたのはゴブリン退治、頑張ってジムに行ったり走り込みをしたから全ステータス10になったから多分俺でもできる、知らんけど。斬りかかろうとしても手がビリビリするのでここは大人しく拳で。

「お前のリバーはどこだぁあ!」

「グギャア⁉︎」


<クエスト>

ゴブリン討伐 5/5 達成

報酬金 銀貨3枚

死亡回数12回



「君が即死攻撃を持つ者かい?」

なんでここに第一王子がいるんだよ。

「うわっ、第一王子様、お日柄がよろしいようで」

「はは、そんなに畏まんなくったっていいよ。君の即死について聞かせてもらえないかな?便利だと思うんだ」

え、今こいつなんて言った

「今なんと?」

「即死攻撃が便利そうだと」

ぷちぃん。もう怒っちゃうもんね

「殿下、言わせてもらいますけど即死魔法はそんなに便利な物じゃありません。剣で切れますし弾けますし反射できますし無効化できますし工夫の余地もないんですよ殿下は経験したことないでしょう武器が持てない恐怖スライムにすらダメージを与えられない絶望家畜に殺される虚しさ同期が成長しているのにずっとLv1な悔しさ喉元に常に死の鎌がかかっている感覚を経験したことないでしょうそうでしょう即死させた魔物からは素材も経験値も得られませんし下級魔族より上位の魔物に即死を打っても本能的な恐怖を感じるだけで実質的に無力ですしまともな攻撃手段は打撃しかないし装備だってちゃんとしたものを買ってもすぐに壊れるこんな体の何が便利ですかこんな魔法の何が便利ですかこんな体になってしまったのもあなたが便利だと言った即死魔法のせいなんですよそれでもあなたは便利だといえますか」

「お、おう、すまんかった。大変だったんだな」

「無礼者!」




あ、あいつ勇者っぽいな、腰にキラキラした剣あるし、え、なんでこっちきとんねん。

「予言では死を司る者が僕のパーティに入ることになってるんだ、それって君のことなんじゃ「違います人違いですさようなら」待ってって!」

なんで俺勇者様に絡まれてるの?そしてなんであって第一声がそれ?天と地獄ほどの差があるよ!?あの一件からトラウマだし偉い人

「お断りしま

(待って後ろの女子2人めっちゃ怖いまじで怖いんだけど断ったら殺してきそうな目してる、断れねぇー)

せん!大歓迎です!」

「そうか!これからよろしくな!」



「ぐっはっは、そんな魔法死の匂いがするのみで全くの無力だ!」

くっそやっとあの女子の片割れの奇跡のおかげで

魔法連射ができるのに効かない。まあそうだと思ってたけど。

「余興もこれで仕舞いだ、死ね。」

「俺は、もぅ死ねねぇんだよ!」

もう燈が消えた!クソが!けどこっちに意識を向けられたのは上出来だ。

「なあさ」

「なんだ、命乞いか?」

俺は告げる

「お前、俺の魔法の死の匂いとやらが強すぎて、本当の死神を見逃してないか?」

そう、こいつにとっての死神、つまり天敵は

「てやぁぁ!」

「う、うがああああぁぁぁ後ろからだ、と、」

そう言って魔王は事切れる。やっぱ聖剣つええわ

「ありがとう、おかげで助かった」

「いや、こちらこそ、俺ほぼなんもしてないが、それよりあの女子どもを労ってやれ」

「うん、わかった」

あいつ絶対自覚してないな。無自覚系主人公ってこういうことなのか。まあなんにせよ、これで俺の呪いも終わりっていうわけだ。



「おい神、バランス調整ミスってるぞ」

「いやあすまんすまん、前の使い手があまりにも強すぎてな。詫びと言ってはなんだが即死魔法を消して一つスキルを与えよう」

お、なんだなんだ。気前いいじゃないか

「じゃあ頼むよ。今度はまともな能力にしてくれ」

「相分かった。それじゃあ行くぞ!ワン、ツー、ポー!」



なんか嫌な予感しかしないが新しいスキルを見てみよう


[透明化]

MPを消費して透明になる


透明化、シンプルかつ男のロマンの詰まったスキルである。やっぱ神様神だわー。一生ついてく。

ちょっと試しながら帰ろうかな。ふんふふんふふーん。体軽っ、足早っ!本来の力ってこんなんだったのね。あ、ちゃんと見えてないっぽいな。

にしても酒屋壁にはいっつも指名手配紙が貼ってあるな。ちゃんとしろよ王国騎士。

、、、あっぶね!転けそうになった。一応魔王討伐軍の1人なんだ。一応外様では見た目動作しぐさには気をつけ、ってあれ?なんで俺、酒屋の中にいるんだ?もしやと思い壁を触るとするするすると壁を抜ける。透明化に当たり判定ないってマ?なんでもできるやん、じゃなくて

「ぶっ壊れじゃねぇかちゃんとバランス考えろ神ー!」

無の叫びが酒屋に木霊するのだった。

読んでくださり本当にありがとうございます

魔王討伐後ステータス

Lv 13 EXP13562/2000000 職業 魔法使い

HP 27/27 MP 22500/22500


STR 13

DEX 13

AGI 13

STR 13

INT 26

LUK 1


{スキル}


{魔法}

[ユニーク]即死魔法 MP3000 Lv.MAX


{特性}

「命の燈」

消された炎は戻らない

「死神の魔の手」

死の魔の手はあなたの肩に


[透明化]取得後

アレクサンドロス・ゼンク


Lv 56 EXP 28/1864 職業 魔法使い

HP 236/236 MP 285000/285000


STR 108

DEX 109

AGI 107

STR 98

INT 135

LUK 100


{スキル}

[透明化]


{魔法}


{特性}

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