旅の始まり
毎日来る列車を見てふと疑問に思ったことがある。それはこの列車の先にどのような風景があるのかという素朴なものである。普通の人ならそもそもそんなこと思わないかもしれないし思ったとしても見に行こうと思わないのかもしれない。ただ私は「小説家になろう」で旅行記を書きつつ前半に京とれいんのレビューをするという奇行に走るほどに旅と鉄道が好きなのである。「そうであるならば私は行かなければならない」と思ったのだ。しかし私は現在数えるほど(は言い過ぎだが)しか金を持っておらず、バイトも謎の効力(世はこれをこうそくという)によりできないのである。ならばどうにかして金をなるべく使わずに鉄道で遠くに行きたいと思ったのである。そこで私は思ったのだ大回り乗車をしようと思ったのである。それならついでに「小説家になろう」の新旅行記のネタにしようと思った次第である。つまるところ大回り乗車の旅行記だす予定だから目についた人は旅行記を見てくれというだけである。
まあこれで終わるのもいいと思っていたがこれで終わるとルートの説明をしないといけないことに気が付いたので説明していく。大前提に大回り乗車はJRの規則上大都市近郊区間内なら切符を使えば不正乗車ではない。またICOCAエリア内ならICOCAを使えば不正乗車ではない。(ICOCA大回り)そして今回は後述の通り播但線、和田山、福知山が大都市近郊区間外だがICOCAエリア内のためICOCA大回りを利用する。また試してみて「大回りにならず金取られた」と言われても当方は責任は負わない。さて前置きが長くなったがまず始まりは尼崎駅。そして神戸線及び山陽本線で姫路まで行き播但線で和田山まで行き山陰本線で福知山まで行き、最後に福知山線で宝塚まで行くルートの予定である。
あらかた説明できただろう。私はそう信仰しておく。さてこの線路の先に何があったのかどのような風景を見たのかどのような物語を未来の私は見たのか。それは未来の私が知ることとなるであろう。