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小さな国のお話  作者: 夢良
7/14

出陣

気がついたら、結構日が経っていてびっくりしました。

結構短めです。

この話は、割り込み投稿した‘‘登場人物‘‘という話に目を通していただけると、読みやすいかなと思います。


感想送ってくださった方、ありがとうございます!!!めちゃめちゃ嬉しいです☝️☝️


レイヴァロワ家は、朝からバタバタしていた。主に、シャルロットが。


「マリー!!!!髪型変じゃないかしらッ?!このドレスは?!!私に似合っている??」


幼い頃から、淑女たれと教わってきたシャルロットは、あまり慌てることや大きな声を出すことはない。

けれど、今は、いや今日は、そんなことを言っていられる余裕はなかった。


人見知りで恥ずかしがり屋なシャルロットが、意を決して、一目惚れしたテオドールに会いに行くと決めて、早4日。

王宮騎士団の第一部隊と第二部隊の練習試合が今日に迫っていた。

天気は、清々しい青空。気温も、暑すぎず寒すぎないとても過ごしやすい一日になるだろう。

まるで、シャルロットの恋を応援しているかのようだ。

だが、当の本人は天気までには頭が回っていなかった。


「やっぱり、このドレスは少し派手かしら??もうちょっと、淡い色の方がいいんじゃない???」


今、シャルロットが着ているのは瞳の色に寄せた水色がかった青色のドレス。それに、ドレスと同じ色の髪飾り。もとを活かすために、最低限の化粧を施す。

このルベルトワ王国では、婚約前または恋人がいない令嬢は、髪をアップにせずに飾り付けする。

自分は、フリーです。とアピールするためだ。シャルロットも、髪の毛は下ろしている。

あまり、自身を磨く時間がなかったと勝手に後悔しているが、身内の贔屓目なしで、女神と言われても信じてしまう程に、その可憐な姿は完成されていた。


「お嬢様、今のお姿は、女神にも勝るほどお美しいです!ヴェスタン卿もきっと、振り向いてくださいます!!自信を!!お持ちください!!!」


「本当?小娘が、なんて思われないかしら?流石に女神様は言い過ぎだけれど、、」


「お嬢様が、小娘ならば世の御令嬢全員、赤子同然です!しかも、このマリーが嘘を言ったことがありますか??もう一度言いますが、お嬢様は、とてもお美しいです。それに、お嬢様が自信を持ってくださらないと、準備をした我々使用人の責任になってしまいます。女にも度胸が必要な時があるのです。」


周りにいた他の侍女達がウンウンとうなずいている。


「確かに、マリーが私に嘘を言ったことなんてないわ。準備をしてくれてありがとう、みんな。私行ってくるわ!!!絶対にヴェスタン卿に話しかけてみせるわ!」


両手をガッツポーズのようにして、一人で今日の目標を決める。


出発前からドキドキと鳴り止まない心臓に少し困りながら、アリスに、行ってきますと伝えて、馬車に乗った。



このお話の季節的には、四季があって、今は春です。日本を想像していただけると嬉しいです。


なんかタイトルが、武士みたいに強そうな感じになってしまいました汗

次のお話は、やっとヒーロー出てくるかな??って思っています。出せなかったらちょっぱやで書き上げたいと思います。頑張るぞい⤴︎


お読みいただき、ありがとうございました。

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