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グラッディオ・マジカル・オンライン  作者: 零崎 哀識
第一章 復讐を決意する《葵無の勇者》
6/7

第五話 王宮にて③

固有能力(ユニークスキル) ◆碧氷の勇者宝城サイド

 本当に、困ったわ。自分の番が終わった後、次々と表示されていくクラスメイトのステータスを見ながら、何こうなったのかを考えた。私は、ただ普通に登校しただけなのに、それに自分たちが大変だからって、私たちを勝手に呼び出して帰す方法がわからないなんて最悪だわ。

 ちょうど全員のステータスの確認が終わったようで、王様が口を開いた。

「勇者の皆様、すべての方がレベル1で我が騎士団と対等かそれ以上の力を持つとはすばらしい」 

「ほっ本当ですか」

「ええ、勇者様、普通の人のステータスは30前後が平均ですので、本当に素晴らしいです」

「あ、あの、僕はまだしてないんですが」

「おお、これは、申し訳ない勇者様。どうぞ、確認してくだされ」

 相変わらず、影の薄い幼馴染の葵が水晶に触れると、

 _____________________________________

 名前/非道葵

 レベル/1 

 種族/人間族

 職業/無職

 スキル/偽装Lv.1 気配隠蔽Lv.7 交渉術Lv.2 鑑定Lv.5

 固有能力(ユニークスキル)正体不明(unknown) 

               【?????】【?????】

               【?????】【?????】

               【?????】【?????】

               【?????】【?????】

               【?????】...etc.

  言語理解

 特殊能力(エクストラスキル)

 称号/葵無(ぎむ)の勇者 異世界人


 筋力5

 体力22

 魔力4

 敏捷3

 防御6

 _____________________________________

 あれ、普通の人でもステータスは平均30ぐらいあるんじゃなかったかしら。王様も、周りの騎士も、女神様でさえ口を半開きにして、呆然としている。

 葵のほうは、・・・ガックリと肩を落としているわね。ちょっと可哀想だわ。ちょっと何だからね。

「あなたは、何者ですか。なぜ、あなたには私の加護がないのですか。異世界に召喚するときに全員につくはずのですのに…」

「め、女神様これはいったいどういうことでしょうか。ステータスは普通以下、固有能力はありますが正体不明ときている。おまけにあなた様の加護がないとは」

「私にもわかりません。・・・もしや、あなたは魔王の刺客ですか?」

おお、それならあり得ますな。勇者の情報を得ようとする魔王の刺客といううのであれば、偽装や気配隠蔽を持っているのも」

「まっ待て下さい。僕は決して魔王の刺客ではありません」

「魔王の刺客が、素直に魔王の刺客というものか。おい、その者を捕らえよ」

「は、放してください」

葵は必死に抵抗するが、普通以下のステータスでは鍛え上げられた騎士たちに敵わず連れていかれる。

「ま、待ってください。非道君は、魔王の手下じゃ『勇者様!!』

「勇者様、魔王の刺客には化けるのが得意な魔物がいます。その可能性がないと断言できるまでは、非道様には申し訳ないがおとなしくしていてもらいますぞ。もちろん、その可能性がないと断言できれば解放します」

これは、また一層大変なことになったわね。どうしようかしら。

ケータイでこの作品を御覧の方は、ステータスが見にくいと思うので下記に。

───────────────────────

名前/非道葵

レベル/1

種族/人間族

職業/商人

スキル/偽装Lv.1 気配隠蔽Lv.7 交渉術Lv.1 

鑑定Lv.5

固有能力/正体不明

    【?????】【?????】

    【?????】【?????】

    【?????】【?????】

    【?????】【?????】

    【?????】...etc.

言語理解

特殊能力/

称号/葵無の勇者 異世界人


筋力5

体力22

魔力4

敏捷3

防御6

───────────────────────

次回は、いよいよ主人公が拷問されまくります。残酷な描写が苦手な人は、あまりお勧めできませんが、それが大好きな方は楽しみにしていてください。

※注意:この作品の投稿は不規則なので、そこはご了承ください。

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