第三話 王宮にて①
半年前、人間の住む東の大陸に魔王のしもべたちが進軍してきたらしい。人間たちは、種族差で惨敗したらしい。そして、自分たちが崇拝している時空の女神に助けを求めた。そこで、女神は人間たちを助けるべく異世界から俺たちを召喚したという話だった。だが、女神は俺たちをもとの世界に戻す方法は知らないので帰すことができない。でも、女神は、必ず方法は見つけ出すと約束してくれた。
「わかりました。僕たちび任してください。必ずこの世界を救って見せます」
おいおい、お前が話を勝手に決めるななど言えるはずもなくとんとん拍子で話が進んでいく。そして、俺たちは、テンポリス帝国の王宮の一室に案内された。
「われは、第四十六代目帝王ルキウス・アーサーである。これは、女神さま、勇者の方々、遠い異世界からよくぞ来てくれた。佐々、お座りくだされ」
と、王の玉座の前の長い長方形の豪華な机といすを示すと、女神は迷うことなく玉座のひときわ豪華な椅子に座ったので、俺たちが席に座ると、まるで流れるような素早さで十数人のメイドたちが紅茶を入れてまわり、玉座の前の階段の前に青い水晶とそれを置く台座を置いた。
「それでは、まずはステータスの確認をしてもらおう。一人ずつ前に出てその青い水晶に触れてくださらぬか。まずは、おぬしから」
指名された金森は、すっと立ち上がって恐る恐る水晶に触れた。すると、
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名前/金森光輝
レベル/1
種族/人間族
職業/聖騎士
スキル/剣術Lv.1 武術Lv.2 看破Lv.1 縮地Lv.1 全属性耐性Lv.1
鑑定Lv.1
固有能力/金色夜叉刀 言語理解
特殊能力/全属性適正【並】
称号/金聖の勇者 時空の女神の祝福 異世界人
筋力410
体力601
魔力135
敏捷215
防御210
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「おお、さすがは勇者様、レベル1で我が国の騎士団長並の強さですな。そして、全属性適正を持っているとはすばらしい。次のお方もどうぞ、触れてくだされ」
王様がそう言うと、神原さんがおずおずと出てきて触れた。
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名前/神原麻衣
レベル/1
種族/人間族
職業/剣聖
スキル/剣術Lv.4 裁縫Lv.3 料理Lv.2 鑑定Lv.1
固有能力/神原流風見の剣 言語理解
特殊能力/風属性適正【大】
称号/翠風の勇者 時空の女神の祝福 異世界人
筋力255
体力510
魔力200
素早さ370
防御195
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また、まだまだ長くなるので、一旦区切らせていただきます。