第二話 異世界召喚のその後
◆主人公サイド
「ん、ここはどこだ」
「ようこそ、異世界の勇者様たち」
「あなたは誰ですか」
クラスを代表して金森が、人形のように整った顔立ちで思はず見惚れしまうほどのプロモーションを持つ若い女性に話しかけた。
「これは、申し訳ございません。自己紹介が遅れました。わたくし、この世界で時空の女神をやらせていただいています。ウロボロスです。失礼ながら、勇者様お名前をうかがってもよろしいですか?」
「えっと、僕の名前は金森光輝です。このクラスの委員長をしています」
「わっ私は、神原麻衣です。副委員長をしています」
副委員長の神原麻衣は、ポニテが特徴の剣道部主将だ。そんな、神原さんの自己紹介に続いて、クラスメイト全員の自己紹介が終わった。
「あの、ここはどこなんですか?女神さま」
「はい、ここは最東の大陸にあるテンポリス帝国です。まずは、なぜ皆様が召喚されたかを説明しますね」
女神の話を要約すると、この世界は東は人間に、北は魔女に、西は第六精霊王たちに、南は魔王、そして東北西の空は天使が、南の空は龍王に支配されているらしい。そして、この世界には、たくさんの種族が暮らしている。まずは、人間族は、亜人(他の種族のこと)と仲が悪いらしい。(客観的に見て)そして、魔法が扱うことができ、知能が高い種族らしい。北の魔女の森には、力がほかの種族より強いが魔法を使うことができない獣人族、精霊魔法を操れて長寿だが他の種族より人数が少ない森霊族、鍛冶が得意だが背が低い土霊族、ほかの種族より魔法や戦いが得意だが魔素の供給が二本の角でしかできない鬼人族が住んでいる。ちなみに、魔素とは魔法を構成する物素で、生命力でもあるらしい。西の第六精霊王の支配する大陸には、六体の精霊王達がいる。精霊族は、火、水、風、土、闇、光の六体に分かれていて、どれも魔素によって体を構成している。そのため、詠唱することなく魔法を使える。南の大陸は、魔王が支配していて、魔物を操れる魔人族、空を飛べ、なおかつ詠唱なしで闇属性魔法、洗脳魔法を使える黒翼族、糸を生み出して操る毒蜘蛛族、そのほか多種多様な魔物が住んでいる。次に、東北西の空の上にある天空の戦艦に住まう戦火の神オーディンに忠誠を誓う天使族は、空を飛び、種族能力《グングニル》を使う。最後に龍王が住まう竜王の頂に住む最強の種族、龍覇族は種族能力《龍覇言語》によって魔法を扱う。
要約するとか言って全然できていなくてすみません。種族説明は、これで終わりですが、ほかの説明がまだまだあるので飽きずに見てくれれば幸いです。宜しくお願い致します。