第10話 初奴隷
今回はいつもより多めです。
この宿の料理は旨かった、何回おかわりしただろうか。ジュースも美味しかった。粒みたいなのが入ってて美味しかったな。また来ようか考えている。
宿から出た後、この辺りで聞き込みをしてみたんだが、武道会はまだやらないらしい。でも武道会ではないが、デスマッチのような場所はあるんだと。魔法や危ない武器の使用も良いんだって。そこでの優勝賞品は武器や奴隷や不思議な石なんだと。石なんて優勝賞品にしてるんじゃない!
気になったので来てみた。ガチムチな人に聞いてみたら、ここでは殺されても文句はいえないらしい。危ないにおいしかしないよ!?確かに危ない武器とか魔法を使うんだから、死ぬやつもいるわな。
「それでは、あちらの部屋でお待ちください」
というわけで参加します。ちょうど今日開催するらしいので。優勝したら武器とかもらえる可能性があるからやる。参加者を見てみると、ムキムキの人から白髭のおじいさんまで。一人、電流が流れる鉄の棒みたいなのを待ってる男がいるな。ボタンを押すと電流が流れる仕組みか。あんなのくらったら、焦げてしまう。
「そこのガキんちょ。お前みたいなガキんちょが来る場所じゃねぇーぞ!怪我しないうちに帰んな」
「強そうには見えませんね?魔法がお得意なので?」
怖い怖い、10人くらいがよってたかって俺に迫ってくる。魔法が得意とか言っちゃったら、こっちが不利になるから言わない。まあ、殺しても良いんだし手加減とかしなくても良いんだよな。勝てるかわかんないけど。
もうすぐで始まるな。
「まず最初は!肉切りのジャックVS魔物殺しのレンだぁ!」
お、いきなり当たるとは思ってなかった。それになんだよ肉切りのジャックって!得意なことを聞かれたので魔物を殺すことと言ったら、魔物殺しの異名をつけられてしまった。
敵の武器は肉斬り包丁のようなものを二つ持っている。近づいたらあの肉斬り包丁できられそうで怖いんですけど!
「おぉ?最初の相手はお前か?ずいぶん弱そうなガキだな?」
「よく言われます」
本当に頭にくるよな。見た目で判断しやがって。こいつをぎゃふんといわせてやりたい。魔法を使いまくるか。殺してやる。
「それでは!バトル開始!!」
「うぉおおお!!!!俺様の愛用の肉斬り包丁で切り刻んでやる!切れ味抜群だぜ!」
予想していた通り、肉斬り包丁をめちゃくちゃに振り回してきた。
こっちも水魔法で攻撃するとしよう。
「ウォーターボール!」
「ウォーターボール?そんな初級の魔法で俺を止めれると思うなよ!」
このデブ野郎をこのウォーターボールの中に閉じ込めようと思う。溺れさすのが目的だ。
「で、でかいな!ウォーターボールってこんなにでかいっけ?でもただの水の塊だ!俺様の肉斬り包丁で真っ二つにしてやる!」
よしよし、そのまま行け。このウォーターボールに触れた瞬間、中に取り込むようにしてあるのだ!こいつが包丁で切った瞬間、こいつはウォーターボールの中に閉じ込められる。
「うおお!!ほら、なんてことねぇーぜ!ってなんだこりゃ!?」
はい、引っ掛かったな。ゴキブリが罠に引っ掛かる瞬間を思い出した。
「うお!?くそぉ!水が体を飲み込んでいくぅ!?」
「弱いのは貴方の方でしたね?ふはは!!」
「何だとぉ!く、くそったれぇ……ゴボゴボォ…」
何でもありだから、こんな方法で勝っても良いのだ!水魔法を解いてやるか迷ったが、あんなことを言われたので溺れ死ぬまで解かないことにした。
「し、勝者!魔物殺しのレン!」
「「すっげぇっ!!なんだあいつ!変な魔法使ってたな!すげぇ!」」
観客が凄い盛り上がってる。魔法を使うと盛り上がるのか?まあいい、これで優勝に一歩近づいたんだから。
「おい早く死体を片付けておけ!……さて!次は、格闘家ロウVS格闘家ルガ!」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
お互い頭を少し下げて言う。二人とも格闘家なんだな。格闘家VS格闘家って何か凄いよな。
「それではバトル開始!!」
「ハァッ!」
「ヤァッ!」
えぇ!?ビックリしてしまった。二人とも心臓を狙って拳を放ったのだが、二人とも倒れてしまった。どうやら二人とも死んでいるらしい。お互い死ぬとかビックリしたよ。
「さて、次は……って誰だあんた!ちょっ!…っく!は、離せ!苦るしぃ…」
あれ?何か、司会の人の首を絞めているやつがいるぞ?なんかトラブルみたいだ。観客もざわざわしている。助けた方が良いのかこれ?でも、めんどくさいしな~。いや、もう少し様子を見てみるか。
おっ?ムキムキの怖そうな人が行ったぞ!やめといた方がいいと思うけどな。
「おいテメェ!何、試合を妨害してくれてぇっ!?」
「邪魔だ。消えろ」
「ぐぁあ!」
「五月蝿いやつだ」
あーあ、言わんこっちゃない。ムキムキの人の上半身が、乱入してきたやつの魔法?みたいなので消し飛ばされてしまった。あいつの手から、黒い玉みたいなので消し飛ばした。あれが魔法なら覚えたいな。でもくらいたくはないな。
しょうがない、俺が行くしかないのか?誰か行けよな。さっき行ったやつが殺されたのを見て、戦う気が無くなったってところか。俺が行ったところで勝てるのだろうか?帰ってもらうように説得してみるか。
「あの、何をしに来たのかは分かりませんが、今はじっとしててもらえませんでしょうか?」
「嫌だ、何故私が人族のいうことを聞かなければならないのだ?」
なんか、前にも似たような事を言ってたやつが居たようなぁー。思い出せない。すぐに思い出すだろう。
「でも、試合の邪魔をされると普通に困るんですよね」
「何だ?渡しに喧嘩を売っているのか?」
「いや、そういうわけでは」
「歯向かう者は殺して良いと言われている。こちらの邪魔をするなら殺す」
くそ!どうすればいいんだ!本気でやれば勝てるか?これに命をかける価値があるのか?相手は女だぞ?高校生くらいの。黒い服を着ているが。あっちがやる気ならこっちだって、やってやる!
「こっちも優勝の邪魔をされると困るので貴女には退場してもらいますよ!」
「私に歯向かうのだ?分かった、良いだろう」
「ファイアボール!!」
一発じゃない、五発だ。短縮して、五発放った。威力も倍だぞ?
「初級魔法程度で私に傷をつけれると思っているのか?」
「炎の精霊よ、我が手に炎よ、集い来たれ、敵を貫け、炎射矢」
かなり魔力を注いでみた。そしたらビックリ!上空から数万の炎の矢が降り注いできた。スピードいつもの何倍も早い。自分でもビックリだ。
「今度は中級魔法か。こりないやつだな。ははは!炎の矢はどうした?出てこないみたいだが?」
「見上げてごらん!」
「な、なんだこれは!?数千?いや数万単位の炎の矢が!?どうやって!」
かなりビックリしているようだ。サプライズみたいな気分だ。そのまま炎の矢の餌食になってくれれば良いんだが。
「清らかなる水よ、其れは天の恩恵なり、天より降らし給え聖水雨天」
なんだなんだ!?雨か?俺が出した数万単位の炎の矢の火力は少し落ちたがまだ燃え盛っている。まるで水魔法なんて無意味と嘲笑う化のように。
「何故だ?火魔法ならば水魔法で打ち消せるはずなのに!このままではやられてしまう」
そしてついに炎の矢が対象に向けて突き刺さった。次から次へと、炎の矢が体中に突き刺さる。見てられないほどに。これに観客は凄いと盛り上がっていた。
「っくぁ!私が人族などに……負けるはずが無いぃ!デスソウル!!」
なんだこれは!俺の足元に黒色の魔方陣が現れたぞ!あ、光った!あれ?消えた。何がしたいんだ?
「くそ、ダメか……失敗したと報告などすれば私の命が…」
そんなことよりもさっきのデスソウルって何さ。めちゃ気になるんだけど。俺も使えるかな?
「デスソウル」
「闇魔法はそう簡単に使えるものではない。お前のような若い人族が闇魔法を使えるわけがないだろう。修行をした賢者クラスなら使えなくはないが」
「へぇーそうなんですか。じゃあ足元見てくださいよ」
「足…元?…っえ?うわぁあ!私がこんなところで死ぬわけには……」
その瞬間、足元にあった黒い魔方陣が光った。光が消えた後には女は倒れていた。どうやら死んでいるようだ。魂が抜き取られたかのようだな。あの女が闇魔法とか言ってたな。普通に使えたけど。たぶん名前からして、魂を抜き取る感じじゃないかな?
でもこいつ凄い可愛いんだよなー。ぶっちゃけ俺の好みだ。殺すには惜しかったぁ!せめて奴隷にしたかった。死体でも良いから一旦森の方に連れて行ってから考えよう。優勝賞品より、試したいことがある。
観客がめちゃくちゃ騒いでる。喜んでいるやつもいれば激怒しているやつもいる。この大会に参加してたやつらのほとんどが逃げ帰ったようだ。
取り敢えず全力でこいつを担いで、王国の門まで走る。門番にはギルドカードを見せて開けてもらった。よし森まで一直線だ。
よしついたぞ。俺はこいつを奴隷にしたい。死んでいるが、俺の魔法ならば蘇るかもしれない。そんな事を思っていた。だがヒールをかけても傷口が塞がるだけで蘇ったりしなかった。でも俺は頭に浮かんだ事を試した。復活と言いまくったのだ。
「復活しろ!復活!復活!!復活復活!!!」
復活と言い続けた、そしたら指がかすかに動いた。もう一度復活と魔力をこめて唱えてみると、死んだはずのあの女が目を開けて何があったのかとキョロキョロしている。
「私は任務中に……邪魔をされて…殺されたのか?だが私は今生きている。どうなってるいるのだ?」
「お!復活した!案外やればいけるものだな」
「お前が私を助けたのか?何故助けた?」
「可愛かったし、戦力になるかなって思ったから蘇らせた」
後可愛い奴隷が欲しかったのだ。これで奴隷は手に入った。
「私はお前を襲うかもしれないぞ?」
「それは出来ない、奴隷契約をしておいたからな。ご主人様には手を出せないようにしておいた。つまり俺に攻撃はできない」
「奴隷だと!?ふざけるな!私は誇り高き、魔族だ!奴隷になるくらいなら死んだ方がマシだ!」
「自殺も出来ないようにもしておいたから」
「何故だぁぁーー!絶望だ。本来相手を絶望に落とす側なのに、落とされる側になるなんて!」
「今日から俺の奴隷だから、まあ仲良くやろうよ」
「く、屈辱だ」
目に涙を浮かべて、口をへの字にしている。これがヤバイくらい可愛いんだよ!もうダメ、幸せすぎて倒れそうだ!
「メイド服を着てもらおうかな」
「私にそんなものを着せるのか!あぁ死にたい。私は魔族だぞ?それでもお前は私を奴隷にするというのか?」
「魔族だろうが魔物だろうが、可愛かったらそれで良いんだ」
そう言って俺は頭を撫でてやる。まったく可愛いやつめ。
「や、やめろ!くうぅ…」
この世界では魔族という存在は嫌われているらしいが何故嫌われているのかは知らないな。奴隷契約も何度かやって習得した。復活を使ったから、回復魔法のレベルも上がっていると思う。
別に首輪はつけなくて良いか。その辺も宿に帰ってから聞いてみるか。ハーレムに一歩近づいたな。100人くらい、いたら良い感じだな。奴隷契約に似た感じのスキルも頭に浮かんだが頭痛がして見れなかった。確か魔物と契約する感じのスキルだったかな?魔物にも可愛い人型っているかな?いやーやっぱり異世界良いっすわ。
「あ、私まだ任務中だった!任務を終わらせないとあの方に……どうしようぉ」
ん?任務中って言ってたな。あの方って誰だ?かなり怯えてる感じだな。
「大丈夫だ。俺がお前を守ってやるから。安心しろ」
「で、でも」
「今日は取り敢えず宿に戻ろう。美味しい飯が食える宿に!」
ぐぅっと腹の虫がないた。俺じゃない、ということは。
「わ、分かった。今日はご飯を食べ寝ることにする!それと私の名前はルビアだ」
「分かったルビア!あぁー動いたから腹へったぜ!」
そうして俺とルビアは宿に行って美味しい料理を食べて一緒のベットで寝むった。もちろん、なにもしないぞ?たぶん。
ついに奴隷を手にいれるところまできましたね。こういう奴隷の手に入れ方って良いですね。
魔法かなり使いましたね。
次話をお楽しみください。




