2話「訳も分からず森を抜ける」
森を歩く1人の女の子と3人の異質な者達
「ピッゴォ!」
「どうした!?イナズマイエローピゴミン!」
突然吠えるイエローピゴミンにレッドピゴミンが反応した
「ピッゴォ!」
「何!?近くに湖があるだと!?」
「え?それでわかるん?」
「あぁ!何を喋ってるかわからんが大体意味はわかる!」
「それ意味わかるって言うん・・・?」
女子代表は3人のやり取りにほぼ全て諦め呆然と付いていく
本当に自分はこのままこの世界で生きていくのか?
元の世界に帰れるのか?
ここに来てから追われ続け考えている余裕など無かった
「むっ!?そろそろ暗くなってきたぞ!」
「そうだな、そろそろ日が暮れるだろう」
「そうなると移動のは危険だ、野宿出来る場所を探そう」
「ピッゴォ!」
「何!?湖があっただと!?」
「マジ?」
イエローピゴミンが指を刺す方向には確かに湖があった
「でかしたぞ!今日はご馳走だ!!!」
「ピッゴォ!」
湖目掛け走っていく3人
それを追う女子代表
「こいつらマジ自由過ぎるっしょ・・・」
追いついた頃には3人は何やら話し合いをしていた
「よし!俺は薪となる木を集めよう!」
「ならば私は食料となりそうなものを取ってこよう」
「ピッゴォ!」
「よし!イエローピゴミンは周りの警備だな!」
「近隣住民女子代表はここで休んでいるといい」
「あ、はい」
そう言い3人は森の中へ再び入っていく
「これ私一人で平気なん・・・?」
とにかくやっと休める時が来た
あの3人はわけがわからないが何だかんだ私を守ってくれている
内心少し感謝しながらこれからの事を考えてみる
あの狼男は気絶しているだけのように見えた
ならばこの後も追ってくる可能性はある
逃げている以上3人が戦っても勝てる要素は無いかも知れない
とにかく森を抜けてあるならば安全な街などに逃げ込みたい
だけど安全な街などあるのだろうか?
この世界は法など無く簡単に人を殺す事が許されていたらこの先も追われ続けるのではないか?
「はぁ・・・考えても意味わかんない・・・」
「つーか汗とか血とか色々ベタベタしすぎてやばいんだけど・・・」
「湖かぁ・・・」
湖へ手をつけてみる
「これただの水だよね?安全だよね?」
「案外ぬるいし気温も寒いわけじゃないし・・・入っても平気かな・・・」
「とりあえず汗とかヤバイし気持ち悪いし入っちゃお」
そう言い衣服を脱ぎだす女子代表
「服擦れてなんか痛い場所あるんだけど傷とかありすぎっしょこれ」
「たんこぶも出来るし・・・つーか足やば!足の裏めっちゃ切れてるんだけど!」
素足でずっと走り歩き続けた足は木や石に傷付けられ傷だらけになっていた
「意識しだすとすごい痛いんだけど!」
そんな文句を言いながら服を脱ぎ終え湖へと足を付ける
「めっちゃ痛いし冷たいんだけど風邪引きそう・・・」
「でも入れないくらい冷たくはないみたい・・・?」
膝が浸かるくらいの深さの場所まで進むとその場でしゃがみ込む
「湖の中砂で良かった・・・」
「はぁー・・・色々ありすぎてまじつらいんだけどぉ・・・」
「そもそも異世界って何よ?現実離れし過ぎでしょ!?」
「なんかむしゃくしゃしてきた!」
彼女はまだ気付いていない
「助けてくれるのは嬉しいけどキモい筋肉ダルマだし・・・」
背後から忍び寄る者に
「はぁー・・・でも汗流せてちょっとスッキリしたかも・・・」
「ん?」
湖には自分しかいないはず
水面に揺れる波紋
自分が動けば自分を中心に波紋が広がる
だが波紋は背後からゆっくりと揺れて広がっている
何かがゆっくりとこちらに近づいてきている
「まさかそんな・・・」
すぐ後ろで水の跳ねる音が聞こえる
確実に後ろに何かがいる
水の中を歩く音が聞こえる
「まじ・・・?」
そしてその音はいつからだろうか
音も水面を揺れる波紋も消えた
長い沈黙
後ろにいたものは消えたのか?それとも今もまだ背後にいるのだろうか?」
「そういうホラーまじいいんですけどぉ!?」
勢い良く立ち上がり振り返る
「え!?ちょっ!?女・・んぐぅ!?」
その頃・・・・
「ハイドロブルーピゴミン!あの女子高生を見たか!」
「実に素晴らしいものだ、現役女子高生は素晴らしい」
「あの太ももまで伸びる金髪ツインテール!」
「女子高生とは思えない反則級の胸の大きさも捨てがたい」
「それでいて小さな背!俺の目が正しければあれは150cm前後だな!」
「ふ、その目は節穴のようだな、あれは149cmだ」
「な、何!?何故そこまでわかる!?」
「私を誰だと思っている?」
「これが!筋肉天才か!!!」
レッドピゴミンとブルーピゴミンが女子代表について語り合いながら森の中を歩いている
「俺はこんなに薪を集めたぜ!これで好感度アップ間違い無しだ!」
そう言うレッドピゴミンの両腕には大量の薪が抱え込まれている
「薪だけでは話にならないな、見よ!この食料!」
レッドピゴミンに負けじと食料を見せつけるブルーピゴミン
大きな葉を更に様々な食料がその中に収まっている
「この森の中からそれだけの食料を!?」
「全て私が一度毒味し食べられるものを選別した」
「出来る男は違う!くそ!」
「だが安心しろ、火を通さなければ食べられない物もある、二人で好感度アップ間違い無しだ」
「これが出来る男か!相手の事までもを考える!」
「私達は仲間だろう?」
「クール!クール過ぎるぜ!この男!!!」
「待て・・・」
突然ブルーピゴミンが止まる
「どうした!?」
「これを見ろ」
そう言い地面を見るブルーピゴミン
「こ、これは!?」
地面に落ちていたのはイエローピゴミン・・・
の皮が落ちていた
「せ、背中のファスナーが開いている!?」
「イナズマイエローピゴミンが何者かに殺られたかも知れないな・・・」
「ゆ、許せん!!!」
「とにかく警戒しながらすぐに戻るとしよう・・・」
・・・・
「んっ・・・んぐっ・・・」
どれくらいされていたのだろうか
「ぷはっ!?お、ちょ!待って!そういう趣味私は・・・!?」
目の前には白銀の美しい長い髪
そして金色に光る瞳
病的なまでに白い肌の全裸の女の子がいた
その女の子に女子代表は唇を奪われていた
「マジ!?ちょっと女の子同士でキスとか恥ずかしすぎるんですけど!?」
「てかいきなり誰!?どこから出てきたの!?」
「初対面でキスとか私日本で生まれたからほんとそういう文化じゃ・・・」
突然の出来事に慌てふためいていると女の子が人差し指を口元へ立てる
そしてその人差し指そのまま女子代表の口元へ持っていく
(これまじどういうことなん・・・てか胸ちっさ・・・)
「ひにゃぁ!?」
突然女の子が女子代表の胸を揉みしだく
「いきなりこういうプレイはヤバイと思うだけど!?」
「ちょ、ちょっとマジ弱いからそういうのやめっ!」
揉みしだく手が突然止まった
「た、助かった・・・・?」
胸から手を離すと女の子は後ろを見た
「チッ・・・」
初めて女の子が喋った言葉は舌打ちだった
「あ、なんかすみません・・・」
そんなことを言っていると湖全体を囲むように森の中からぞろぞろと何かが出てきた
「ガキぃ・・・探したぜぇ?」
「ひえ・・・」
それは女子代表を追い回していたウェアウルフ
そしてその手下だろうか
人の形をしているがどこか人ではない雰囲気を漂わせた者達
「あの3人はいねぇみてえだな?なんだ?新しい女がいやがるな?」
「ボス!殺っちゃっていいんすかね!?」
「馬鹿野郎!生きて捕まえ無きゃ意味ねえだろ!!!」
「じゃあヤっちゃってもいいんすかね?」
「それはてめえらに任せるとするぜ」
「こんな上玉とヤれるとかついてるぜぇ!」
「湖で臭いを消すまでは良かったが服の臭いまでは考えなかったようだなぁ?」
「あ、別にそういうこと考えてたわけじゃ・・・」
状況は絶望的だ
湖全体を取り囲むように奴らはいる
パッと見40人近くといったところか
「ここまで手こずらせたんだ、名乗っておいてやるぜ」
「俺は盗賊キング!この盗賊を統べるキングだ!」
「うわ、ダサい・・・」
「てめえ・・・言いやがったなぁ!?」
「せめて盗賊王とかのほうが良かったっしょ・・・」
「やっぱボス盗賊王のが良いじゃないですかぁー!」
「うるせえ!キングの方が強そうだろ!?」
そんな下らない話をしている間に女の子は着替えを済ませていた
着替えと言っても白いワイシャツとパンツ一枚だが・・・
「ふん!魔力の臭いは感じねえ、どっちも人間か」
「おめえらどっちも殺すんじゃねえぞ!高く売れるんだからなぁ!」
「言いたいことは、それだけか?」
「あぁん?」
女の子が喋った
「わあ!喋った!」
女の子はこちらを見ると口元で人差し指を立てる
「あ、静かにしてます・・・」
「まだ命は取らないであげよう、今消えるならな」
「おめえこの状況がわかってんのかぁ?おめえらが捕まるんだよこれからなぁ!!!」
「そうか・・・残念だ」
その言葉と同時に女の子の背から金色に光る翼が展開される
「なぁ!?」
そして空間の裂けるような激しい音と共に何も無い所から2本の剣が引き抜かれた
「命までは取らないでおく」
金色に輝くその姿
「わ、わあ・・・今までで一番現実離れしてる・・・」
「な、なんだてめえはぁ!?」
「名乗る必要などない」
その言葉と同時に女の子がその場から消えた
「消えやがった!?」
そしてそれと同時に盗賊達の悲鳴があちこちで響き渡る
その速度まさに音速どころの話ではない
2本の剣の柄で殴られ盗賊達は次々と気絶していく
その時間わずか数秒
そして最後に残ったのはあのウェアウルフ
「な、何が起こってやが・・・るっ!?」
動く暇すら無い
気付いた時には金色に光る剣がウェアウルフの首元で止まっていた
「勝負ありね」
「ふ、ふざけやがってぇ!!!」
激昂し拳を振り上げるウェアウルフ
「がっ!?」
その拳が振り下ろされる前に女の子の拳がウェアウルフの腹部に直撃する
ウェアウルフの巨体が宙に浮いたと思った瞬間
凄まじい速度で吹き飛ばされ森の奥へと消えていく
「もうわけわからないけど助かったっぽい」
「な、なんかよくわからないけど助けてくれてありが・・・あれ?」
瞬きをした瞬間女の子は消えていた
「なんだったん・・・?」
「とりあえず服着よ・・・」
そういい服を脱いだ場所まで行く
だがそこに服はなかった
変わりに一本の剣と紙が置いてある
「え、なにこれ・・・」
紙を広げると日本語で文字が書いてあった
これを読んでいる君は今とても困っているはずだ!
そんな君にラッキーなアイテム!この光る剣レプリカをあげよう!
この剣はある程度の願いなら何でも叶えてくれるぞ!
でも願い事の規模によって1日1回だったり10回だったり様々だぞ!
剣の柄のところにメーターがあるからそれを目安に使ってね!
1日経過するとメーターが復活するよ!
「な、なにこれ・・・意味わからん・・・」
とにかく願いを叶えてみよう!
さあ秘密の言葉はプリティーチャーミーング☆メイクアップ♪だよ!
「え!?これやらなきゃあかんの!?」
「でも全裸とかもっと困るし・・・」
「ぷ、プリティーチャーミーング☆メイクアップ♪」
その言葉と同時に女子代表の身体が光に包まれる
「うお!眩し!?」
その光は一瞬だった
そして気が付くと服を着ていた
「めっちゃゴスロリファッションですやん・・・」
「似合わないから嫌なんですけど・・・」
服を着ることは出来たかな?
ちなみに何も言わなくても願い事を考えながら剣のボタンを押せば願い事は叶うよ!
「お前が服盗んだのかよ!しかも言わなくていいのかよ!」
勢い余って手紙にツッコミを入れてしまう
「えーっと続きは・・・」
あとその剣は大体何でも切れるよ!
そして主人と認めた者以外触れることすら出来ないよ!
あと何でも切れるけど自分の身体は切れないよ!
試しにやってみよう!
「そもそも何でも切れるどうこうってか・・・」
「おもちゃの剣ですやん・・・」
そう言いペチペチ自分の腕に当ててみる
もちろん切れる事はない
「これで何でも切れるって・・・」
半信半疑で近くに落ちていた岩に剣を突き刺してみる
すると熱した包丁でバターを切るかのように何の力も必要なく切れてしまった
「うそやん・・・」
「これまじ?」
それじゃあがんばって冒険を続けて見よう!
余談だけどその剣を使えばピゴミンが結構言うことを聞くようになるぞ!
「結構って絶対じゃないのかよ・・・」
そんなことをやってるとピゴミン達の声が聞こえてきた
「おぉーい!生きているかぁー!?」
「今助けに来たぞー!」
「遅すぎるわ!」
「ぬお!?ファッションが更に可愛くなっている!」
「これはこれで素晴らしい!」
「何わけわからんこと言ってるん・・・」
「あれ?黄色いのは?」
「先ほど皮だけになって倒れていた・・・」
「くそ!あいつはもう・・・!」
「え?死んだの?」
二人は黙ったまま俯いている
「ピッゴォ!」
すると背後からイエローピゴミンが草の中から顔を出した
「い、イナズマイエローピゴミン!生きていたのか!」
「な、何故!?」
「ピッゴォ!」
「何!?あれはトカゲの尻尾みたいなものだと!?」
「死んだふりか、さすがイナズマイエローピゴミン!」
「全員無事ならそれでよし!飯にするぞ!」
「め、飯って食えるもの持ってきたの?」
「見よ!この食料!」
大きな葉に包まれた食材を自信満々といった表情で見せつけるブルーピゴミン
「うわ!キノコばっか!これ色ヤバイし食えるの!?」
「全て私が毒味済みだ!」
「いや、絶対信じられないんですけど!」
「何!?信じられないだと!?」
「ならば良かろう!そこに倒れている奴に食べさせてみよう!」
「いや倒れてる人に疑問とか抱こうよ!?」
私の言葉を無視しブルーピゴミンは倒れている盗賊の元へ行く
「おい!起きろ!」
そう言い揺さぶり始める
「ん、おあ?な、なんだこいつ!?」
「これを食え!」
ブルーピゴミンは無理矢理キノコを盗賊の口へ突っ込んだ
「な、何言って・・・もがっ!?」
「どうだ!?美味いだろ!?」
「・・・・」
「美味すぎて気絶したか」
「それ絶対ダメなやつじゃん!食べるなら3人で食べて!私いらないから!」
「それでは近隣住民女子代表が餓死してしまう!そんなこと出来ない!」
「え、えーっとほら!私これあるから!」
そう言い後ろを向きしゃがみ込む女子代表
「何があるんだ!?」
(お、おにぎりください!)
そう言い剣のスイッチを押す
すると手元におにぎりが一個出てきた
「ほ、ほら!これ!おにぎり!」
「おにぎり!!!」
「さ、さすがは女子代表!俺らには出来ないことを!!!」
「さすが私のリーダーだ!」
「り、リーダー?」
「ピッゴォ!」
なんとか謎のキノコからの危機を回避した女子代表
「それはそうと聞いてくれ」
「なんだ!?」
「そのいちいちうるさい反応やめない?」
「馬を用意してみようと思う」
「う、馬?」
「そうだ、天才である私には簡単な事だ」
「どうするの?」
「これを見てくれ」
そう言い地面に置かれている物体
それは死肉の塊
どこかで見た記憶のあるものがちらほらあった
「おえっ!ちょっとご飯食べてる時にそういうのやめない!?」
思わず食べたおにぎりを吐き出してしまうところだった
「食料にしようとしたが馬にしようと思う」
「平然と何キチガイ染みたこと言ってるのこの人」
「良いか?よく見てろ」
そう言いブルーピゴミンは天に腕を掲げる
そして
「アルケミマッスル!!!」
そう言い地面を殴りつける
すると死肉の塊を包み込むように魔方陣のようなものが浮かび上がる
魔方陣の中へ消えていく死肉
数秒すると魔方陣が光り輝き何かが飛び出してきた
「ギオオオオオオ!!!」
「う、うわキモイ!」
ムカデのような身体
無数の手足
そいて人のような肌
「めっちゃキモい!!!」
「これならこの森を自由に動き回れる優秀な馬となるだろう」
「え、これに乗るの?暴れたりしない?」
「ギオオオオオオ!!!」
口から液体を撒き散らし吠える謎の生物
「そうだな、こいつの名前は素材から取ってシニユクサダメ号としよう」
「狂ってるんだけど・・・」
「さあ早く乗るんだ!」
「いや乗るって言われても・・・」
「さあ!遠慮をするんじゃない!
そう言いブルーピゴミンが女子代表の両脇を掴み持ち上げる
「あ!こら!離しなさいよ!」
「こらこら暴れるな、あぁ、でも手に当たる胸の感触が」
「ぬん!!!」
女子代表は手に持っていた剣の柄をブルーピゴミンに叩きつける
「ぐお!?」
その勢いに肩から腕がもげ吹き飛んで森へ消えていくブルーピゴミン
「あ、なんかめっちゃ力入ったっぽい!腕だけになってる!」
「きょ、兄弟ー!」
レッドピゴミンがブルーピゴミンの消えた方へ走っていく
「や、やりすぎたかも・・・?」
そしてよく見ると自分はシニユクサダメ号の上に乗っていた
無数の手が腰と足を掴みガッチリ固定されてしまう
「これやばいやつ?」
「ギオオオオオオ!!!」
シニユクサダメ号は咆哮するとそのまま凄まじい速度で走り始める
「ピッゴォ!」
それに続くようにイエローピゴミンが走り始める
「うわ!これめっちゃ速い!てかなんで付いてこれてるの!?」
「これ高速道路走ってるのと同じくらい速い!」
持ち上げられた上半身らしき部分が木々の盾となり女子代表を守る
森を凄まじい速度で走るシニユクサダメ号
それに続くように凄まじい速度でついてくるイエローピゴミン
すると遥か後方から声が聞こえた
「いきなり腕を引き千切るとは最近の女子高生は凶暴だな!」
「恐ろしい事極まりないぜ!!!」
「そっちの方が怖いんだけど!?なんで追いついてるの!」
「細かいことは気にするな!俺らは不死身の筋肉!」
「モリモリ!!!」
「ピッゴォ!!!」
森を駆ける1匹と4人
「ここのまま進めば森を抜けるぞ!」
「いよいよ街に付くのだな!」
森を抜け平原へと辿り着く1匹と4人
「見ろ!街が見えるぞ!」
「このまま突っ走るぜ!!!」
1匹と4人の冒険は始まりを告げた




