何する気?
私は風を感じていた。羽ばたく様に空を飛び
幼馴染の言葉を思い出していた。
『ねぇ、私。私の体が欲しい』
あれだよね。たぶん。
あいつ、やるきだ。
方法はトレントの爺さんから聞いてはいる。
そっ方法としては、今の私がペンダントをする。
そうすると美香が女神に入る。
押し出された私は、空いている元の体に帰れる。
で、ここから、私が女神の体に触れて幼馴染の
姿を思い出して、女神を再構築すればいい。
とまあ、簡単なのだが・・・
異性でもない幼馴染の体なんて意識して見てるか普通。
いや、異性ならではなく、そういう事じゃなくて
ハッキリ言って顔以外。小学校の時に一緒にお風呂に
胸もおしりも、つるんとした頃の幼い感じしか思い出せない。
後の記憶は服着ているし、スク水は足と手以外隠れるし・・・
「き、記憶が無いのだよ。全体の記憶が」
「誰の?」
「おわっ」
突然声を掛けられ、びっくりしたぁ~。
マユ姉が訝しげに、私の顔を覗き込む様に見やる。
「自分の体がほしいってね・・・」
「ああ、その事か」
「そうなんだよね」
「作るのではなく、呼んでやれば、いいのではないか」
「それもねぇ」
私とちがって幼馴染は帰れるんだ。
体を呼ぶって事は、それが出来なくなる。
確かに私は帰える方法を探して、帰る気ではいるけど
最悪、帰えれなかった時。
帰る方法がね・・・
とりあえず、試してみるかぁ
意をけっして、その夜、彼女を呼んで儀式の準備をする
「いい?」
「うん。任せた」
私は彼女の首から精麻ペンダントを取り、自分にかける。
彼女の零体が、私に被る。
そして、私は私の体に戻った。
「ここまでは成功かな」
幼馴染が入っている女神の肩に手をのせて目を瞑る。
お風呂のシーンを脳裏に浮かべる。
正面、肩、腰、腕、手、足、お尻・・・
「再構築」
女神の体が光に包まれ、形を変えていく。
やや小さく、そして・・・まあ、予想というか
確信犯の如く当然に、そこには12歳?程度の
全裸の少女がいた。
「なっ、なんじゃ、こりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「で、ですよねぇ~」
く、苦しい。首を絞められた。
間違いなく、私の記憶にある最新の彼女の肉体そのものではあるが
当然、顔だけは高校生である。
高校生の顔に下は小学生って奴?
「ほらっ、案外。うけるかもよ合ロり的な」
「異世界にそんな法律あるかぁー」
私は殴られそうになって、ついいつもの様に幼馴染の拳から
逃げようとして飛んだ。
「えっ」
私の背中に、白く、そして半透明な羽が生えて
体が2メートル位の所で空中に浮いていた。
「あんた。零体の方に、羽、生えているわよ」
そして、床に降りると広がった翼が折りたたまれる様に
消えて背中の中に消えたのだった。
「まっ。とりあえず寝ましょう」
「そっ、そうだね」
美香に私も同意して、全てを明日にして寝る事にした。




