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プロローグ
十割行き当たりばったりですが頑張ります!
…気が付くとボクは知らない場所に居た
辺りを見回すと、大きな街が少し遠くに見えた。逆の道には森があるらしい
夕方なのだろうか、太陽は地平線へと近づいていて、オレンジ色の世界になっていた
自分の身体に目を向ける。普通の布の服に布の半ズボン。ふとポケットに手を入れると十枚の銀貨。価値はわからない
自分の手は小さくて、何だか弱々しく感じた。
その見るもの全てが「初めて」という状況…つまり
「…記憶…喪失?」
独り言のように粒やいた高めのその声はまるで空へ吸い込まれていくように消えた