Sing the song
広げたノートにかかれた落書き
薄くなってはいたけれど
思いの証が残されていた
一つだけ零れたしずくは
贖罪を乞うようで
暖かくて雨の匂いのする風
窓から流れ込んでくる
波のような旋律は歌い
地面を打つ雨粒がリズムを刻む
真夏の夜の一時
伝えたかった
伝わらなかった思い
今ここに溢れる
微かな余韻すら
もう残っていないのに
ああ、神様
もしもチャンスがあるのなら
あの日の思いを伝えたいのです
言えなかった言葉
届けられなかった気持ちを
ーありがとう、って
ーー、ーーーー~
聴こえるのは暖かな旋律
優しく心地よく耳に届いた
そして確かに聞こえた彼女の声
聞こえるはずもないのに
ーありがとう、って
届いたよ伝わったよ君の思い
君が残したノートにかかれた
詩と一緒に
君のために僕のために
今、歌おう
僕らの(私たちの)歌を!