何も無い日だってあるんだよ②
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短めです
今日もいつものように朝に起きる。そしてこれもいつものようにカリナ様を起こす。
「カリナ様?朝なので起きましょうね?」
「う~ん、あとちょっと~」
「そんなこと言ってないで早く起きてくださいね」
と言ってカリナ様から剥がれる。最近は朝になると抱きつきから離してくれる日があるので助かる。ふと外を見てみると今日は少しだけ曇っているが雨が降る感じでは無い。ある程度過ごしていて思ったが、この地域は雨の頻度がそこそこ少ない気がする。この世界に来てからそろそろ1ヶ月とかだろうが、数回程度しか雨が降ってないかもしれない。時期的なものもあったりするのだろうか。ちなみに雨の時は陰鬱だ。耳やしっぽがいつも以上にボサボサになるせいである。自分はそこまで気にしていないのだが、カリナ様から「私のペットだし、そもそも女の子なんだから身だしなみは整えようね?」と言われて、いつも以上にカリナ様のそばに居座る必要があるし、ブラッシングが少々長くなる。ブラッシング以外にも、普通に髪の毛の方も手間をかけて髪を梳くので面倒臭いといえば面倒臭い。いや、してもらっている以上文句は言えないが。一応風呂とかでも、最近こそは慣れてきたが洗う上でも楽そうなので髪を短くしたいと伝えたら全力で拒否されてしまった。それでも強行するなら、またあの首輪を作って付けるよ!?と脅されてしまったので渋々と引き下がることにした。なんだか弱みを握られているようで非常に鬱陶しい。・・・いや、そもそもカリナ様に対して弱みも何も1度負けているので何か言う権利は無いが。
・・・少々伸びてしまったがその間にカリナ様もちゃんと起きてくれたようだ。
「おはようリナちゃん・・・」
「おはようございますカリナ様。今日は何かしますか?」
「今日はせっかくだし買い物にでも行こうかな?何か買い足したいものでも買っておこうよ」
「分かりました。では準備だけしてきますね」
といって自分もいつものようにメイド服に着替える。もうだいぶこれを着るのも慣れてきた。なんて言ったてこのメイド服と夜に着せられるパジャマぐらいしか今のところ着るものが無いから嫌でも覚える。今となっては下着も1人で問題なく履けるようになってきた。メイド服に着替え終わるとカリナ様も準備が終わったようでいつぞやの外出用のワンピースみたいな服を持ってきた。ここまで来たら準備万端であるが、今日はカリナ様が買い物用の入れ物カゴも持っていくようだ。基本これを使うことは無いのだがどうしたのだろうか。まあ何か追加で買い物をするだけなのだろうと思い、いつものように手を繋いでワープする。ふと、このワープについて聞いてみたらこの世界にはだいぶ使える人が少なくなったらしい魔法だよと返された。だから待ち行く人に見られるのを避けているのかもしれない。そもそも突然目の前に出てきたらそりゃびっくりするが。
それはさておき、カリナ様と一緒にワープした。毎度毎度の如くアメリアさんの城の中である。2週間ぶりとかに来たかもしれない。最近は少し訪れておらず、どちらかと言うとあちらから来ることがあった。そしてワープも店のところに直接とは思うが、結局驚かせてしまうのとアメリアさんに話しかけに行きたいらしくいつもここに向かっている。
「アメリアちゃ~ん?久々にきたよ~、いる?」
とカリナ様がアメリアさんのいるであろう部屋の前に行き声をかける。
「あら、2週間振りぐらいかしら。といってもそちらには何度か顔を出しているから久しぶりという感じは無いけれどもね」
といってアメリアさんが応答する。実際にちょこちょこ顔をこちらに出してきているので久しぶりでは無い。
「リナじゃない、私のために来てくれたの?嬉しいわ!」
「あなたのためじゃないです!!」
・・・十六夜さんもいるようだ。相変わらずである。なんだか最近はこちらの生活にだいぶ慣れてきたようで、「こっちの世界でいいわ」とか言っているらしい。自分としてはセクハラをかまされるのが困るので帰ってもらっても問題ないのだが。とりあえず十六夜さんを無視して話を進める。といっても、特に重要な話は無く、普通に雑談しただけであった。ちなみにカリナ様は十六夜さんに牽制するつもりか、自分の後ろから体を預けるように抱きついてきて「渡さないぞ!」みたいなことを言っていた。もしかしてこれが、私のために争わないで!ってやつでは!?美人2人から取り合われるという状況は非常に好ましいが問題は2人とも変人で自分に対して何かしてくることである。しかし、結局のところはカリナ様の方が安全だと思い大人しくしていた。十六夜さんが暮らしそうにしていたが自分はあなたのものでは無い。いや、カリナ様のものでも無いのだが。
そんなこんなで十六夜さんの反応を見ているとカリナ様とアメリアさんとの会話も終わったようだった。話をあまり聞いていなかったがまあいいだろう。と思っていたら突如アメリアさんに声をかけられる。
「というわけでメイドちゃん?大丈夫かしら?」
「え?え、はい大丈夫です?」
「だそうよ、カリナちゃん?そこのメイドちゃんは問題ないって」
「えへへ、リナちゃんからも許可出ちゃったしやっちゃおうかな」
「え、すみません。一体何をするつもりですか?」
なんだか猛烈に嫌な予感がする。
「あら、メイドちゃんも大丈夫って言ったじゃない?何も問題ないわよ。もし聞いていなかったのなら行けば分かるわ」
と言ってアメリアさんがこちらを見て笑う。絶対何か楽しんでやっているのをやめて欲しい。是非この暴走する神様が何かする前に止めてほしいが悲しくもこの人は戦力外だしどちらかと言うとあちら側である。この場に味方はいない。何をされるか分かったものでは無いが話を聞いていなかった自分も自分だし、カリナ様がウキウキしているので逃げられなさそうであった。
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カリナ様に連れられどこに行くのだろうと思っていると服屋の前に来た。ちなみにカリナ様以外は仕事がまだ残っているだろうので送り返した。面倒なことになる予感しかしなかったので致し方ない。それに十六夜さんが危険すぎる気がした。
「ほらリナちゃん行くよ!」
とカリナ様に連れられ服屋に入るとあら不思議、たくさんの女性用の服が並べられてあった。
「えへへ~、リナちゃんも着せ替え人形にされるの問題ないって言ってたしいっぱい着せ替えショーしようね~。そして買って家でも着ようね!」
「!? 嫌です!今すぐ帰りましょう!」
しかし、力の差は歴然な為自分がカリナ様から逃げれるわけが無いのだ。
「誰か助けて~!?」
「リナちゃんほらほら逃げないで楽しもうね~」
僅かな反抗も虚しく、悲しい悲鳴を上げながらズルズルと服屋の中に連れ込まれてしまうのであった。
現在、リアルの方が忙しすぎて手をつけられていません。ぼちぼちお待ちください




