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何も起こらないはずもなく④

今日は今までになく大人しく風呂に入れた気がする。最近はある程度耳の手洗いに慣れてき始めたような気がする。尻尾はまだ怪しい感じはするが初めの頃に比べればだいぶ慣れてきただろう。決してその後のブラッシングの為や肌触りを楽しむためでは無い、信じてほしい。と、誰に向けてか分からない報告は置いておいて。風呂から出たら今度はさも当たり前のようにカリナ様が待っていた。・・・まあこれは体を乾かしてくれるのでいいのだ。尻尾や耳は毛が水をかなり吸ってしっとりとしているので一発で乾かしてくれるのは非常に助かるのだ。最近は念の為に、水を飛ばすために体や尻尾をブルブル震えさせるように振った方がいい事に気が付いたのでするようにしている。何故だか知らないがカリナ様は、自分がそういう行動をすると嬉しいのか体を引き寄せて抱きついてこようとするが・・・。鬱陶しいので毎度カリナ様の体を押すように腕を伸ばして反抗している。だいたい負けて顔に頬ずりだの頭なでなでなどを食らっているが。それはともかく体を乾かしてもらった後はブラッシングだ。ブラッシングされる時にたまに記憶がうっすらと怪しい時があるが風呂に入った影響で、眠気でうとうとしているだけだろう。なんだか今日のカリナ様はやけに気分が良さそうだ。いやいつも気分は良さそうだが何というか今日はより楽しそうである。


「カリナ様かなり上機嫌ですね?」


「う~ん?そうだねぇ、リナちゃんにも喜んでもらえそうなのが出来たからさ~」


なんだか嫌な予感がする。だいたいカリナ様が言うことに碌なことは無いのである。不安な予感を感じながら今日のブラッシングを終えた。することもないので今日もいつものように布団に入る。カリナ様が今日作っていたものも気になるがどうしたのかと聞いてみても「今度見せるから楽しみにしててね~」とだけ言われてしまい普通に寝ることにした。いつものようにもこもこパジャマで布団に入ると今日もバタバタしていたのですぐに眠気が来てしまった・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・・よし、リナちゃんは寝ましたね」


リナちゃんが寝たことを確認して起き上がります。最近はリナちゃんの方からも寝るときに抱き着いてきてくれています。リナちゃんは無意識にやっているでしょうが嬉しいことですねぇ~。ベッドから出ようとすると「うぅ~」と何だか寂しそうな声をリナちゃんがあげる。う~んかっわいいねぇ!!!!!ただこれで起こしてしまったら意味がないので顎周りををそっと撫でてあげるだけにします。嬉しそうな表情になったのを確認して名残惜しいですが少しだけ離れます。そして完成したものをそ~っと取りに行くと問題なく置いたままになってました。何を作ったかと言われたらまあちょっとしたお薬とおもちゃです。お薬と言っても変なものではなくまあ私が楽しむためだけに作ったお手製の物ですが。作ったはいいものの私が作ったせいかあまりにも効果が強くなりすぎてしまったようなので効果を薄めていたら思ったより時間がかかってしまいました。リナちゃんに飲ませるのでとりあえず一日だけしか効果が無いようにしてますがまあそのあとのことはまた考えましょう。おもちゃは以前破壊したバングルを模したものを作ってみました!だいぶ効果は変えてますがまあペットと言ったらこれは外せないよねぇ。ふふふ明日の朝が楽しみです。とりあえずこれらをベッドに持っていきましょう。ベッドでは相変わらずリナちゃんがすぅすぅと寝ています。最近はだいぶ落ち着いているのでまだ少しづつですが私の願い通りになってくれてきているのではないでしょうか。まあだとしてもリナちゃんで遊ぶのはやめませんが。とりあえず可愛いお口を少しだけ開けてお薬を飲ませます。液体状なのでするすると入り込み軽く水も飲ませてあげるとごくんと喉を鳴らして飲んだことを確認しました。そしておもちゃの方も、首に革製の物を巻きつけて緩く締めて紐を手にもって下準備はすべて完成しました。効果はまあ起きたら出ているはずなのでいつものようにとてもとっても可愛らしいリナちゃんをよしよしして私も目をそっと閉じて時間がたつのを待つことにしました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


目が覚める。なんだか寝ているときに何かを飲まされたような気がするが気のせいだろう。なんだか今日はいつもと何かが違う気がする。体調を崩したりしてしまったのだろうか。そんな感じは一切しないのだが。いつものように体を起こすとジャラという金属音が微かに鳴りながら首元に何か違和感を覚えた。なんというか何かが首に巻き付いている感触である。巻き付いていると言っても首を絞めているわけではなく何かがあるというだけだ。邪魔なので取り外そうとしたのだがうまく取り外せない。なんというか指先の感覚があまりない。曲げれないのだ。なぜか首元のものを外そうとしているのに手が顔に当たっている感触がするしなぜだろうと思って目を開けたら絶句してしまった。


「なんじゃこりゃー!!!」


「う~ん?リナちゃん朝からうるさいですよ~」


「う、うるさいって、いや非常事態ですって!!私の手が!!」


「あ~、よかったです。ちゃんと成功しましたね」


「成功って!!・・・はぁそういうことですか。もうなんとなく分かりました・・・」


おそらく昨日寝る前に言ってた昨日作ってたやつの結果がこれなのだろう。非常にやめていただきたい。


「えへへ~、今日はリナちゃんに肉球を付けてみました~!!あとこのリードは私の許可がないと外せないからね~。とりあえず今日には壊れるようにしてるからそこは安心してね!」


「いや安心できるわけないでしょう!!」


どう考えても原因がカリナ様ばっかであるが今日も慌ただしい一日がまた始まっていくのであった。まあリナに大人しい日が来る方が珍しいなんてこの時に分かるわけがないのだった。

ブックマークなどしてくれた方ありがとうございます!評価やブックマークが地道に増えてきて嬉しいです!

学校の授業で論文との戦いが始まってきたのでペースや量を少し落としますが続けて読んでいただけると幸いです。

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